この記事には「OPPO Reno11 A」実機を使ってみてレビューした内容を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
人気シリーズの最新モデルを購入して使ってみて、良かった点とイマイチと感じた点を正直にまとめておきます。
「OPPO Reno11 A」実機レビュー!人気ミドルスペックスマホの最新モデル!
「OPPO Reno11 A」は、2024年6月に日本発売の5Gスマートフォン。「OPPO Reno9 A」の後継モデルです。
ワイモバイル版、楽天モバイル版、オープンマーケット版がリリースされていて、筆者はワイモバイル版を購入しています。
発売当初のオープンマーケット版の実売価格は4万円台。前モデルから大きな変化はありません。
競合シリーズがどんどん値上げされるなかで、手頃な価格をほぼ維持してきたことは注目しておきたいポイントです。
「OPPO Reno11 A」のスペックとカラー
「OPPO Reno11 A」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android 14(ColorOS 14)
- ディスプレイ:6.7 インチ(2412×1080)
- SoC:Dimensity 7050
- RAM:8GB
- ROM:128GB
- カメラ:REAR:64MP+8MP+2MP FRONT:32MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
- 指紋センサー:○(画面内)
- USB:Type-C
- バッテリー:5000mAh
- サイズ:75(W)x162(H)x7.6(D) mm
- 重量:177g
従来モデル同様におサイフケータイ(FeliCa)に対応しています。
防水・防塵性能はIP65レベル。従来モデルはIP68レベルであったので、防水性能が少しダウンしています。
ボディカラーはダークグリーン、コーラルパープルの2色展開。レビュー機はコーラルパープルです。
120Hz対応の6.7インチ有機ELディスプレイ搭載
「OPPO Reno11 A」は、120Hz対応の約6.7インチ有機ELディスプレイ(2412×1080)を搭載。
従来モデル比で対応リフレッシュレートが90Hzから120Hzにアップ。より滑らかな画面表示が楽しめるようになっています。
デフォルトのリフレッシュレート設定は「自動選択」。実際に確認してみると、使用状況に応じて60Hz/90Hz/120Hzのいずれかに自動で切り替わるようです。
滑らかな画面表示とバッテリー持ちを両立する設定ですが、Chrome使用時が60Hz表示でカクつきが気になりました。
リフレッシュレートを「高」に変更すると90Hz表示に変わりました。
有機ELディスプレイ搭載で鮮やかでキレイな画面表示を楽しむことができます。当然ながらタッチ操作のレスポンスにに不満はありません。
なお、ディスプレイには保護フィルム(試供品)が貼り付け済みです。フィルムにこだわる場合には貼り替えて使ってみてもよいでしょう。
スリムなベゼルデザインで高い没入感が良い
「OPPO Reno11 A」ではスリムなベゼルデザインであることが目をひきます。
公称画面占有率は93.4%とハイレベル。高い没入感でコンテンツを楽しめることが良いです。
ミドルレンジスマホの場合は、ベゼルの太さがけっこう違うと感じる場合があるので、ぜひチェックしておきたいポイントです。
日中の屋外利用でも視認性に不満なし
「OPPO Reno11 A」のディスプレイの公称ピーク輝度は900nitと標準的なレベル。
めちゃ明るいわけではないですが、夏場の日中に屋外で使用しても問題ないと感じています。
もちろん、有機ELディスプレイ採用で視野角は広いので、横から見えにくいこともありません。
スピーカーはモノラル!3.5mmイヤホンジャックは非搭載!
「OPPO Reno11 A」のスピーカーはモノラルで、従来モデルから変更ありません。
ステレオスピーカーでないことは残念ですが、鳴る音自体は音量もそれなりに出て、それほど悪いとは感じません。
臨場感には欠けますが、そこまで音にこだわらない場合には問題ないレベルと感じています。
一方で、ターゲットユーザーを考えると、3.5mmイヤホンジャック無しとなった方がマイナスと感じる可能性はありそうです。
ディスプレイ内指紋認証センサーは使い勝手が良好!
「OPPO Reno11 A」の指紋認証センサーは画面内に搭載しています。
軽く指を当てるとスムーズにロック解除できるので、快適に使えます。画面内指紋認証センサーの使い勝手は良好です。
ミドルスペックスマホで画面内指紋認証の使い勝手がイマイチと感じる場合もありました。最新のミドルスペックスマホはかなり使い勝手が向上しています。
なお、センサー位置がやや低めで使い慣れるまでは少し気になる場合はあるでしょう。
「Dimensity 7050」搭載で実測AnTuTuスコアは約61万!
「OPPO Reno11 A」のSoCは「Dimensity 7050」を採用しています。
実機で計測したAnTuTu V10ベンチマークスコアは約61万。ただし、GPUスコアは3D Lite計測です。
Snapdragon 695 5G搭載の前モデルがおよそ45万であるので、パフォーマンスは確実にアップしています。
実際に使ってみると、ウェブ閲覧や動画視聴などのライトユース中心であればストレスを感じることなく使えるパフォーマンスを備えています。
なお、国内ミドルレンジでは標準レベルのパフォーマンスで、3Dゲームなどのヘビーユースにはフィットしません。
128GBの内部ストレージ!microSDカード使用をサポート!
「OPPO Reno11 A」のRAM容量は8GB、内部ストレージ容量は128GB。従来モデルと同じです。
microSDカードを挿せるので容量不足が心配な場合には使用を検討しておくと良いでしょう。
なお、初回起動直後の内部ストレージの残容量は115GB。
容量大きめのアプリを複数インストールする場合には注意しておきましょう。
AndroidベースのColorOSを搭載
「OPPO Reno11 A」のOSはAndroidベースのColorOSを搭載。
OPPOスマホお馴染みのカスタムOSで、他メーカーのAndroidスマホからの機種変更であっても操作に迷う場合は少ないでしょう。
一部アプリを複製化できる「クローンアプリ」にも対応しています。
なお、筆者はワイモバイル版を購入したので、ソフトバンク系のアプリがいくつかプリインストールされています。
デュアルSIM対応で2枚のSIMカードを同時に利用可能!
「OPPO Reno11 A」はnanoSIM+nanoSIM/eSIMのデュアルSIMに対応。
2枚のSIMカードを挿して利用可能で、SIMカードの組み合わせてを工夫することでトータルコストを抑えることもできます。
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大容量5000mAhバッテリー&最大67W急速充電
「OPPO Reno11 A」のバッテリー容量は5000mAhで、67Wの急速有線充電に対応。ワイヤレス充電には非対応です。
最大67Wのパワフルな急速充電に対応したことは大きな特徴です。従来モデルは最大18W充電対応であったので使い勝手が格段に向上しています。
ただし、OPPO独自の急速充電規格「SUPERVOOC」の場合は最大67Wで、PPSの場合は最大55Wの対応です。
ACアダプターが非同梱!PPS対応のUSB PD急速充電器がおすすめ!
「OPPO Reno11 A」の付属品は上の写真の通りで、ACアダプターとUSBケーブルは非同梱です。
PPS対応のUSB PD急速充電器を持っている場合には、すぐにパワフルに急速充電できる可能性があります。実際に試してみましょう。
バッテリー容量は5000mAhと大容量で、1日普通に使っても余裕のバッテリー持ちです。
大容量バッテリー搭載で約177gと軽くて扱いやすいことはかなり良いポイントです。
最大6400万画素のトリプルカメラを搭載
「OPPO Reno11 A」の背面には6400万画素(標準 F1.7)+800万画素(112°広角 F2.2)+200万画素(マクロ F2.4)のトリプルカメラを搭載。
光学式の望遠カメラ無しで、標準カメラと広角カメラを使って撮影します。
光学手ブレ補正(OIS)に非搭載であることは、撮影シーンによって気になるポイントになりそうです。
実際に「OPPO Reno11 A」で撮影してきたサンプル写真を用意しました。比較用に「Xiaomi 13T」でも撮影しています。
「OPPO Reno11 A」の標準カメラの撮影サンプル
まずは、「OPPO Reno11 A」の標準カメラの撮影サンプルをご覧ください。
日中であればライトに撮影できるレベルであると感じています。全体的にややシャープネス強めに撮れる印象です。
やや色味が不自然に感じる場面はあって、「Xiaomi 13T」の色味の方が好みです。
暗所撮影は、解像感がなくなるなどそこまで強くないです。さらに、撮影時のプレビューがかなり暗くて確認しづらいことは気になりました。
4K動画撮影に対応したことは特徴ですが、4K 30fpsまでの対応で60fps撮影ができないことが残念です。
「OPPO Reno11 A」の広角カメラの撮影サンプル
次に、「OPPO Reno11 A」の広角カメラの撮影サンプルをご覧ください。
800万画素の広角カメラで、スペック通りでそれほど期待できるものではありません。場面によっては白飛び傾向になることが気になります。
暗所撮影はかなり厳しいので、暗所で広角撮影したい場合にはおすすめできません。
なお、一部のミドルレンジスマホのような超解像度ズームには非対応。望遠撮影には、通常のデジタルズームを使用します。
「OPPO Reno11 A」の価格
オープンマーケット版「OPPO Reno11 A」の実売価格は4万円台です。
一方で、キャリア版「OPPO Reno11 A」の通常端末価格は以下のとおりです。
- ワイモバイル 39,600円
- 楽天モバイル 43,890円
3モデルを比べるとワイモバイル版が少し価格を抑えています。
「OPPO Reno11 A」はセールやキャンペーンで割引対象になっている場合があるので、比較しておくことがおすすめです。
まとめ:「OPPO Reno11 A」実機レビュー!人気ミドルスペックスマホの最新モデル!
以上、「OPPO Reno11 A」実機を使ってみてレビューした内容について紹介しておきました。
「OPPO Reno11 A」を実際に使ってみると、前モデルからのアップグレードを体感できます。
競合シリーズが価格上昇するなかで、前モデルとほぼ同等の価格帯。コストを抑えることも強く意識していると見られます。
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価格とスペックのバランスに納得感あるスマートフォン
尖った特徴が無いですが、前モデル比でアップグレード部分は多いです。大きな弱点が無く、価格とスペックのバランスに納得感があります。
3万円前後の低価格スマホにプラス1万円前後で手に入ると考えると魅力的な選択肢になるでしょう。
キャリアやMVNOでのセールで手頃な価格であればかなり魅力がアップするでしょう。
OPPOスマホは実売価格等の販売戦略に強さを発揮する場合はあります。今後の販売状況によってはかなり人気を集める存在になりそうと感じています。
「OPPO Reno11 A」を使って良かった点
「OPPO Reno11 A」を実際に使ってみて良かったと感じた点は以下のとおりです。
- 120Hz対応AMOLEDディスプレイ
- 大容量バッテリー搭載で軽量
- PPSで最大55W充電
ディスプレイは飛び抜けたスペックではないですが、ベゼルがスリムでトータルでは良いと感じています。
5000mAhバッテリー搭載で約177gと軽いことはかなり良いです。ACアダプターが非同梱ですが、55W PPS対応はかなりデカいです。
「OPPO Reno11 A」を使ってイマイチだった点
「OPPO Reno11 A」を実際に使ってみてイマイチと感じた点は以下のとおりです。
- 防水性能がダウン
- モノラルスピーカー&3.5mmイヤホンジャック非搭載
- カラーが選びにくい
日本向けのOPPO Reno Aシリーズとしては防水性能のダウンはイマイチと感じてしまいます。
そろそろステレオスピーカーを搭載してほしいとも感じますし、ミドルレンジで3.5mmイヤホンジャック無しはマイナス要素になりそうです。
個人的にはカラーが少し選びにくいと感じているのでイマイチな点とさせてもらいます。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
「OPPO Reno11 A」と「OPPO Reno9 A」のスペック比較
「OPPO Reno11 A」と「OPPO Reno9 A」のスペックを比較したものが以下のとおり。
OPPO Reno11 A | OPPO Reno9 A | |
---|---|---|
ディスプレイ | 120Hz 6.7″AMOLED | 90Hz 6.4″AMOLED |
解像度 | 2412×1080 | 2400×1080 |
SoC | Dimensity 7050 | Snapdragon 695 5G |
RAM | 8GB | 8GB |
ROM | 128GB | 128GB |
背面カメラ | 64MP+8MP+2MP | 48MP+8MP+2MP |
前面カメラ | 32MP | 16MP |
指紋認証 | 画面内 | 画面内 |
バッテリー容量 | 5000mAh | 4500mAh |
急速充電 | 67W有線 | 18W有線 |
サイズ(mm) | 75x162x7.6 mm | 74x160x7.8 mm |
重量 | 177g | 183g |
OPPO Reno11 Aはディスプレイサイズアップなどがありながら軽量化を実現しています。
「OPPO Reno11 A」アンケート
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