「Redmi Note 12 Pro 5G」実機レビュー!日本発売を期待したい良バランスなミドルスペックスマホ!

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この記事には、Xiaomiの5Gスマートフォン「Redmi Note 12 Pro 5G」をレビューした内容を紹介しています。

やすスマ

どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。

「Redmi Note 12 Pro 5G」は、日本発売を期待したいRedmi Noteシリーズの注目モデル。実際に使って良かったところ、イマイチだったところを正直に紹介しておきます。

目次

「Redmi Note 12 Pro 5G」実機レビュー!日本発売期待のミドルスペックスマホ!

「Redmi Note 12 Pro 5G」レビュー!日本発売期待のミドルスペックスマホ!

Redmi Note 12 Pro 5G」は、Xiaomiがグローバル向けに発売している5Gスマートフォン。AliExpressでは、300ドルを切る価格で購入できます。

シリーズには、上位のRedmi Note 12 Pro+ 5Gもありますが、「Redmi Note 12 Pro 5G」が最もバランスが良いと感じたのでホワイトカラーの6+128GBモデルを購入しています。

「Redmi Note 11 Pro 5G」がおサイフケータイ対応で日本発売済み!

本稿執筆時点(2023年6月時点)で、「Redmi Note 12 Pro 5G」の日本発売のアナウンスは有りません。

なお、「Redmi Note 11 Pro 5G」はFeliCaローカライズ有りで日本で発売済みです。

新モデルの「Redmi Note 12 Pro 5G」が日本で発売されるか注目したいところです。

「Google Pixel 7a」との使用感の違いもチェック!

「Google Pixel 7a」との使用感の違いもチェック!

筆者は、「Google Pixel 7a」をサブ機として愛用。ほぼ隙なしの仕上がりで、とても快適に使えています。

「Redmi Note 12 Pro 5G」と「Google Pixel 7a」の使用感の差も確認したいポイントです。

では、さっそく「Redmi Note 12 Pro 5G」を使ってみた印象を、スペック情報とともにまとめておきます。

120Hz対応の6.67インチAMOLEDディスプレイ

120Hz対応の6.67インチAMOLEDディスプレイ

「Redmi Note 12 Pro 5G」は、120Hz対応の6.67インチAMOLED(有機EL)ディスプレイ(2400×1080)を搭載。フラットタイプのディスプレイです。

有機EL採用で鮮やかでキレイな画面表示を楽しめて、「Dolby Vision」にも対応。他の最新スマホ同様にディスプレイはとてもキレイで、表示品質は満足です。

ベゼルのスリム化が魅力!

今回の「Redmi Note 12 Pro 5G」では、ベゼルのスリム化がとても印象的です。ミドルレンジで太めなことが多い下部ベゼルもかなりスリムに仕上がっています。

コストの掛かってくる部分ですが、コンテンツの没入感が高まるので、うれしいベゼルのスリム化ですね。

最大120Hzのリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示

最大120Hzのリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示

「Redmi Note 12 Pro 5G」のディスプレイは、シーンに応じて最大120Hzのリフレッシュレートに動的に調整してくれる設定です。滑らかな画面表示とバッテリー消費のバランスを両立できます。

もちろん、60Hz/120Hzのリフレッシュレート優先に設定変更にも可能です。

ディスプレイの明るさは標準的なレベル

ディスプレイの明るさは標準的なレベル

「Redmi Note 12 Pro 5G」のディスプレイの最大輝度は公表値900nitsと標準的なレベル。

やすスマ

前モデルは公称最大輝度が1200nitsで、ミドルレンジとしては明るめの印象でした。

実際に使ってみると、多くの場面で視認性に問題ありませんが、明るい場所ではやや見にくいと感じる場面があります。ハイスペックスマホと使い比べると、意外と違いを感じます。

フィルムはディスプレイに貼付け済み

フィルムはディスプレイに貼付け済み

「Redmi Note 12 Pro 5G」のディスプレイには保護フィルムが貼られています

指紋の跡は気になって、指すべりイマイチであるので、使用感にこだわる場合にはフィルムの貼り替えがオススメです。

また、ディスプレイは「Gorilla Glass 5」に覆われていて、耐久性が高められています。

ステレオスピーカーを搭載!3.5mmイヤホンジャック有り!

ステレオスピーカーを搭載!3.5mmイヤホンジャック有り!

「Redmi Note 12 Pro 5G」はDolby Atmos対応のステレオスピーカーを搭載。一方は受話口付近から音が出ていて、横持ち時の左右の音のバランスはいまひとつです。

鳴る音はそれなりの印象で、上位モデルのステレオスピーカーのようなツヤ感のある音を期待するとがっかりする場合はあるでしょう。

まぁ、YouTubeなどの動画を普通に視聴することには不満ないレベルといった印象です。

なお、3.5mmイヤホンジャックを備えているので、お気に入りの有線イヤホンが使いやすいです。

指紋認証センサーはボディ側面に搭載!

「Redmi Note 12 Pro 5G」は、指紋認証センサーをボディ側面に搭載。指紋認証の精度は十分で、ロック解除はかなりスピーディです。

ディスプレイ内指紋認証センサー搭載のミドルスペックスマホもありますが、なかなかうまく認証されない場合もあってストレスを感じる場合があります。

「Google Pixel 7a」のディスプレイ内指紋認証よりも、「Redmi Note 12 Pro 5G」の側面指紋認証の方がストレスを感じずに使えます。

200ドル台の価格帯も考えると、側面指紋認証センサー採用は良い選択だと感じています。

顔認証対応で指紋認証と併用可能!

パンチホール内のセルフィーカメラは1600万画素シングル。Xiaomi Civi 3のようなセルフィー重視ではありませんが、ときどきセルフィー撮影したレベルであれば問題ないでしょう。

前面カメラでの顔認証を指紋認証と併用できます。シーンに応じて認証方法を使い分けて素早くロック解除できるので、生体認証は使いやすいと感じています。

Dimensity 1080搭載のパフォーマンスはミドルレンジ標準レベル

Dimensity 1080搭載のパフォーマンスはミドルレンジ標準レベル

「Redmi Note 12 Pro 5G」のSoCは「Dimensity 1080」を採用。これは上位モデルの「Redmi Note 12 Pro+ 5G」と同じです。

AnTuTuベンチマークスコアはおよそ50万が予想されるSoCですが、実際にチェックしてみるとパフォーマンス面にはやや物足りなさを感じてしまいました。

「Redmi Note 12 Pro 5G」のAnTuTuベンチマークスコア

実際に、初回起動直後に「Redmi Note 12 Pro 5G」でAnTuTuベンチマークスコアを3回連続で計測した状況は以下のとおりです。

「Redmi Note 12 Pro 5G」のAnTuTuベンチマークスコア

AnTuTuベンチマークスコアの実測値はおよそ43.5万。搭載SoCから考えると意外とスコアは伸びません。

実際の使用感はSnapdragon 695 5G搭載機とほとんど同じです。正直言って、もう少し上のパフォーマンスを期待していました。

実は、「Redmi Note 12 Pro 5G」のCPUスコアはSnapdragon 695 5G搭載機よりも低いです。物足りない動作レスポンスに納得できます。

パフォーマンスモードでわずかにスコア上昇

パフォーマンスモードでわずかにスコア上昇

「Redmi Note 12 Pro 5G」をパフォーマンスモードに切り替えると、上の写真のようにAnTuTuベンチマークスコアが1割強上昇します。

パフォーマンスモードでも体感で大きな変化はなく、やはり「Google Pixel 7a」の軽快な動作には及びません。

「Redmi Note 12 Pro 5G」のパフォーマンスは、Snapdragon 695 5G搭載スマホと大差なく、ミドルレンジで標準レベルと評価しています。

基本性能では、「Redmi Note 12 Pro 5G」はGoogle Pixel 7aやPOCO F5のような驚き性能をもつミドルレンジとは勝負になりません。

もちろん、ウェブ閲覧や動画視聴などのライトな用途であればストレス無く使えています。あくまでもSnapdragon 695 5G搭載スマホと同じような印象と感じています。

Androidデバイスの実測AnTuTu V9ベンチマークスコア

他のAndroidデバイスのAnTuTu V9ベンチマークのおよその実測スコア例は以下のとおりです。

機種名SoCAnTuTuスコア
REDMAGIC 9 ProSnapdragon 8 Gen31,620,000
Zenfone 10Snapdragon 8 Gen21,250,000
Xiaomi 13T ProDimensity 9200+1,200,000
Xiaomi 12T ProSnapdragon 8+ Gen 11,080,000
POCO X6 Pro 5GDimensity 8300-Ultra1,030,000
realme GT 2 ProSnapdragon 8 Gen 1990,000
POCO F5Snapdragon 7+ Gen2950,000
Xiaomi 13TDimensity 8200-Ultra826,000
Zenfone 8Snapdragon 888780,000
Pixel 8Tensor G3770,000
POCO X4 GTDimensity 8100760,000
Pixel 7aTensor G2680,000
POCO F3Snapdragon 870680,000
Redmi Note 13 Pro+ 5GDimensity 7200-Ultra620,000
Xiaomi 11TDimensity 1200-Ultra600,000
Pixel 6aTensor590,000
Nothing Phone (2a)Dimensity 7200 Pro580,000
POCO X3 GTDimensity 1100570,000
Xiaomi Pad 5Snapdragon 860570,000
Xiaomi 13 LiteSnapdragon 7 Gen1560,000
Mi 11 Lite 5GSnapdragon 780G500,000
realme 9 Pro+Dimensity 920490,000
OPPO Reno 10 Pro 5GSnapdragon 778G490,000
AQUOS sense8Snapdragon 6 Gen1470,000
Redmi Note 11 Pro 5GSnapdragon 695390,000
Redmi Note 13 ProHelio G99-Ultra390,000
Redmi 12 5GSnapdragon 4 Gen2390,000
OPPO Reno5 ASnapdragon 765G380,000
OPPO A79 5GDimensity 6020310,000

microSDカード非対応が残念ポイント

ミドルレンジスマホとしてはまずまず速めのストレージ

「Redmi Note 12 Pro 5G」のRAM容量は6GB/8GB(LPDDR4X)、内部ストレージ容量が128GB/256GB(UFS2.2)。

ストレージ速度をチェックすると、ミドルレンジスマホとしてはまずまずの結果でした。

空き容量は103.7GB

初回起動直後に内部ストレージ状況をチェックしたところ、空き容量は103.7GBでした。

「Redmi Note 12 Pro 5G」はmicroSDカードをサポートしていません。前モデルではmicroSDカードを挿せたのに、このような変更はかなりもったいないです。

よって、慎重にストレージ容量を選びたいところです。

大容量バッテリー搭載で67W急速充電に対応!

大容量バッテリー搭載で67W急速充電に対応!

「Redmi Note 12 Pro 5G」のバッテリー容量は5000mAhで、急速充電は最大67W対応です。

このあたりのスペックは前モデルと同等ですが、大容量バッテリー搭載をしていてパワフルな急速充電対応で使い勝手は良いです。

バッテリー持ちは平均的なレベルと感じていて、筆者のようなライトな用途中心であれば1日は余裕で使えます。

67W急速充電対応のACアダプターが同梱

67W急速充電対応のACアダプターが同梱

「Redmi Note 12 Pro 5G」には67W急速充電対応のACアダプターが同梱されています。グローバル版は海外仕様のプラグですが、日本版が発売となれば日本で使いやすいものに変更されるはずです。

ACアダプターが同梱されていないスマホもあるので、購入後すぐに急速充電できることは魅力です。

なお、手持ちのPD急速充電器では最大18Wほどで充電できていました。

「Redmi Note 12 Pro 5G」のボディ軽量化が良い!

「Redmi Note 12 Pro 5G」のボディ軽量化が良い!

「Redmi Note 12 Pro 5G」は、従来モデル比でボディが軽量化されています。5,000mAhバッテリー搭載で公称187gのボディ重量は良いです。

トレードオフで背面パネルの質感はそれほど高くないですが、大きな不満になるほどでもありません。それ以上に、扱いやすさ向上はうれしいポイントです。

なお、ボディカラーは、ホワイト、ブラック、ブルーの3色展開です。

OIS対応でIMX766センサー採用のメインカメラが魅力!

OIS対応でIMX766センサー採用のメインカメラが魅力!

「Redmi Note 12 Pro 5G」の背面には5000万画素(標準 1/1.56″ IMX766 OIS)+800万画素(120°広角)+200万画素(マクロ)のトリプルカメラを搭載。

ざっくり言えば、標準カメラに力を入れて、他のカメラはそれなりのカメラ構成。最近のミドルレンジでそこそこ見られる特徴かと。

標準カメラは定評あるIMX766センサー採用で、ちゃんとOIS(光学手ブレ補正)にも対応しています。カメラの出っ張りが意外と少なめは密かに良いです。

実際に「Redmi Note 12 Pro 5G」での撮影写真を、「Google Pixel 7a」で撮影のものとともに紹介しておきます。

「Redmi Note 12 Pro 5G」の標準カメラで撮影

「Redmi Note 12 Pro 5G」の標準カメラで撮影したサンプルです。

「Redmi Note 12 Pro 5G」のメインカメラは1/1.56インチのIMX766センサー採用で、暗所も含めてしっかり撮れます。全体的にやや暖色寄りの色みの印象で、このあたりは好みが分かれそうな印象です。

両機を比べると「Google Pixe 7a」の方がわずかに好みですが、「Redmi Note 12 Pro 5G」だけで撮影していれば普通に満足できるレベルです。

「Redmi Note 12 Pro 5G」の広角カメラで撮影

「Redmi Note 12 Pro 5G」の広角カメラで撮影したサンプルです。

「Redmi Note 12 Pro 5G」の広角カメラは、スペック通りのもので、ほぼ期待できないレベルです。

昼間でも暗めの部分につぶれが見られるので、頻繁に広角カメラ撮影を想定している場合にはオススメできません。

スペックそれなりの「Google Pixel 7a」の広角カメラと比較しても明らかに差があります。

「Redmi Note 12 Pro 5G」のカメラは、標準カメラの撮影重視であれば期待に応えてくれるものと感じています。

「Redmi Note 12 Pro 5G」の価格

「Redmi Note 12 Pro 5G」の価格は以下の通りです。なお、2023年6月2日時点でのAliExpressストア価格です。

「Redmi Note 12 Pro 5G」の価格

6GB+128GBモデル 269ドル(約3.7万円)
8GB+128GBモデル 289ドル(約4.0万円)
8GB+256GBモデル 307ドル(約4.3万円)

最安モデルが300ドルをしっかり切っているので、使ってみた印象としてはコスパはなかなか優秀です。

なお、米国での「Google Pixel 7a」の価格は499ドル。同じミドルレンジでも価格帯が異なっていることは理解しておきたいポイントです。

\販売情報をチェック/

グローバル版「Redmi Note 12 Pro 5G」のスペック・対応バンド

グローバル版「Redmi Note 12 Pro 5G」の主なスペックは以下のとおりです。

グローバル版「Redmi Note 12 Pro 5G」のスペック
  • OS:MIUI 14(Android)
  • ディスプレイ:120Hz 6.67インチAMOLED(2400×1080)
  • SoC:Dimensity 1080
  • RAM:6GB/8GB
  • ROM:128GB/256GB
  • カメラ:REAR:50MP+8MP+2MP FRONT:16MP
  • Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
  • 指紋センサー:○(側面)
  • USB:Type-C
  • バッテリー:5000mAh
  • サイズ:76(W)×162.9(H)×7.9(D) mm
  • 重量:187g

グローバル版「Redmi Note 12 Pro 5G」の対応バンドは以下のとおりです。

グローバル版「Redmi Note 12 Pro 5G」の対応バンド

2G: GSM: 850 900 1800 1900MHz
3G: WCDMA: 1/2/4/5/6/8/19
4G: LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
4G: LTE TDD:38/40/41

5Gの対応バンドは発売地域によって異なると公表されています。4Gバンドは日本市場でもフィットする充実の構成です。

なお、グローバル版「Redmi Note 12 Pro 5G」に技適を確認することはできませんでした

グローバル版「Redmi Note 12 Pro 5G」の付属品

グローバル版「Redmi Note 12 Pro 5G」の付属品

グローバル版「Redmi Note 12 Pro 5G」の付属品は上の写真のとおり。

なお、取り扱い説明書は日本語には対応してませんでした。他のXiaomiスマホと同じような付属品の構成です。

TPU素材のクリアケース

TPU素材のクリアケースが付属しています。がっちりめにハマるケースで、USBポート部分にはマジ要らないフタがあります。

まぁ、フィルムがディスプレイに貼付け済みで、購入後すぐに安心して使える付属品であることはありがたいです。

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まとめ:「Redmi Note 12 Pro 5G」レビュー!日本発売期待のミドルスペックスマホ!

以上、Xiaomiの5Gスマートフォン「Redmi Note 12 Pro 5G」をレビューした内容についてまとめておきました。

「Redmi Note 12 Pro 5G」は日本発売をぜひ期待したいスマホと感じたので、グローバル版を購入しました。

2023年5月に「Google Pixe 7a」が発売され、ミドルスペックスマホが新たな水準に突入した印象があります。

4万円台でFeliCa対応であれば日本でも魅力的な存在に!

「Redmi Note 12 Pro 5G」には大きな弱点は無いですが、「Google Pixe 7a」と同じ価格帯では魅力不足です。

一方で、日本版「Redmi Note 12 Pro 5G」がFeliCaローカライズ有りで4万円台であれば、販路も含めて考えると一定の支持を得られると予想しています。

参考になれば幸いです!

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SOURCE

Redmi Note 12 Pro 5G

※技適未取得機器を用いた実験等の特例制度を活用してチェック

※本記事の内容は原稿執筆時のものです。

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