この記事には、Xiaomiの4Gスマートフォン「Redmi Note 13 Pro」をレビューした状況を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
AliExpressストアさんから「Redmi Note 13 Pro」のサンプル機を提供いただきました。
実際に「Redmi Note 13 Pro」を実際に使ってみて、良かった点とイマイチだった点を正直にまとめておきます。
「Redmi Note 13 Pro」実機レビュー!200MPカメラ搭載の低価格スマホ!
「Redmi Note 13 Pro」は、2024年1月にグローバル発表された4Gスマートフォンです。
同時に発表されたRedmi Note 13シリーズは以下の5モデル。
- Redmi Note 13 Pro+ 5G
- Redmi Note 13 Pro 5G
- Redmi Note 13 Pro
- Redmi Note 13 5G
- Redmi Note 13
4Gスマホが2モデル、5Gスマホが3モデルと、ニーズに応じてモデルを選びやすくなっています。
Redmi Note 13 Proシリーズで最も手頃な価格
「Redmi Note 13 Pro」は、同時発表のRedmi Note 13 Proモデルでは最も手頃な価格。
今回のレビュー機は8+256GBモデルのLavender Purpleカラー。他にMidnight Black、Forest Greenのカラー有りで合計3色のカラバリ展開です。
では、さっそく「Redmi Note 13 Pro」実機でその特徴や使用感をまとめておきます。
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120Hz対応の6.67インチAMOLEDディスプレイ
「Redmi Note 13 Pro」は、120Hz対応の6.67インチAMOLEDディスプレイ(2400×1080)を搭載。
上位のProモデルは1.5K解像度に対して「Redmi Note 13 Pro」の解像度はフルHD+。ただ、実際には精細感は十分でまったく不満無いです。
有機ELディスプレイで鮮やかでキレイな画面表示を楽しむことができます。発色はキレイで、さらには細かく色の設定変更も可能です。
もちろん視野角は十分に広く、一部の低価格スマホのように横から見にくいといったこともまったくありません。
タッチの追従性も問題なく、ディスプレイを普通に操作しているだけであれば低価格スマホということを忘れてしまいそうなレベルです。
最大120Hzのリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示が楽しめる!
「Redmi Note 13 Pro」のリフレッシュレートは最大120Hz対応で滑らかな画面表示が楽しめます。
使用場面に応じての可変リフレッシュレートにも対応しています。滑らかな画面表示を楽しみたいけどバッテリー持ちが気になる場合にも安心です。
なお、120Hz/60Hz優先のカスタム設定にも変更可能です。
高い没入感のスリムなベゼルが良い!
「Redmi Note 13 Pro」実機を見ると、そのベゼルの細さがとても印象的。コストの関係で太くなりがちな下ベゼルもかなり細いですね。
「Redmi Note 13 Pro」はしっかり狭額縁デザインになっていてとても良いです。スリムベゼルで画面占有率が高いので、コンテンツをより楽しみやすくなっています。
ディスプレイのピーク輝度は1300nit
「Redmi Note 13 Pro」のディスプレイのピーク輝度は1300nitと十分で、明るい屋外での視認性も問題ないです。
相当な直射日光下でなければ見にくいと感じることはないでしょう。
ディスプレイ表面は「Gorilla Glass 5」に覆われていて、耐久性も高められています。
保護フィルムがディスプレイに貼付け済み
「Redmi Note 13 Pro」のディスプレイには保護フィルムが貼付け済みでした。フィルムにこだわりがある場合を除くと普通に使い始めることができるでしょう。
実際に使ってみて指すべりや指紋の跡が気になる場合には貼り替えを検討してみても良いでしょう。
ステレオスピーカーを搭載!音は悪くないけど音量が控えめ!
「Redmi Note 13 Pro」のステレオスピーカーを搭載で、Dolby Atmosに対応。片方は受話口からも音が出ている構造です。
他のミドルハイスマホと聴き比べてしてみると、音としては大差ない印象。それなりにクリアで、モノラルスピーカーのスマホよりは音を楽しめるでしょう。
一方で、音量がやや控えめになっていることは気になりました。内蔵スピーカーで大音量を楽しみたい場合には注意です。
3.5mmイヤホンジャックあり!
「Redmi Note 13 Pro」の側面上部には3.5mmイヤホンジャックを搭載。
お気に入りの有線イヤホンも使いやすいです。ミドルレンジでもイヤホンジャック非搭載スマホがけっこうあるのでチェックしておきたいポイントです。
一方で、イヤホンジャックの位置は使い勝手を考えると気になる場合はあるでしょう。
「Redmi Note 13 Pro」の画面内指紋認証センサーの使い勝手は良好!
「Redmi Note 13 Pro」は指紋認証センサーは画面内に搭載しています。
気になる指紋認証の使い勝手は良好です。低価格スマホの画面内指紋認証は使い勝手いまいちの場合がありますが、「Redmi Note 13 Pro」の画面内指紋認証は問題ありません。
また、生体認証としては顔認証も併用可能です。2Dタイプの顔認証ですが、ロック解除はスムーズで問題なく使えます。
「Helio G99-Ultra」搭載で普段遣いで快適なパフォーマンス!
「Redmi Note 13 Pro」のSoCは6nm製造プロセス「Helio G99-Ultra」を採用。Xiaomiお得意のUltraカスタマイズ版ですね。
現状では高性能SoCではありませんが、ウェブ閲覧や動画視聴などのライトな用途はけっこう快適なパフォーマンスレベルをもっています。
「Redmi Note 13 Pro」のAnTuTuベンチマークスコア
実際に「Redmi Note 13 Pro」のAnTuTu V9ベンチマークスコアを計測したものが以下の通り。
「Redmi Note 13 Pro」の実測AnTuTu V9ベンチマークスコアは約39万。発熱がかなり少なめであることも注目ポイントです。
日本国内でお馴染みの「Snapdragon 695 5G」搭載機とかなり近いベンチマークスコアです。
GPUスコアもそれほど高いわけではないので、3Dゲームをバリバリとプレイしたい場合には物足りないでしょう。
一方で、動画視聴やウェブ閲覧などの普段遣いで快適に使えるパフォーマンスをもっています。
普段遣いでは極端に動作がモタモタする場面は無く、体感としてもSnapdragon 695 5G搭載機と似た感じの動作です。
内部ストレージ容量の使用状況をチェック!
「Redmi Note 13 Pro」のRAM容量は8GB/12GB(LPDDR4X)、内部ストレージ容量は256GB/512GB(UFS2.2)。
最安モデルであっても8+256GBで、容量不足で困ってしまう場合が少ないことは良いですね。
大ヒットスマホのGoogle Pixel 7aのストレージが128GBであるので、256GB以上の内部ストレージ容量は魅力的です。
初回起動直後に、「Redmi Note 13 Pro」の内部ストレージの状況をチェックしたものが以下の通り。
8+256GBモデルの場合の空き容量は229.6GBでした。重量級ゲームをバリバリとプレイするスマホではないので、容量不足が心配になることは少ないでしょう。
内部ストレージの速度はまったく問題無し
「Redmi Note 13 Pro」の内部ストレージの速度をチェックしたところ、UFS2.2ストレージとしては問題ない速度。
ミドルハイ以上と比べると及びませんが、このレベルであればファイルの読み書き速度で極端なストレスを感じることはありません。
最大1TBのmicroSDカードを利用可能!SIM2と排他利用
さらに、最大1TBのmicroSDカードを利用することもできます。最近のミドルレンジでもmicroSDカード非対応のものも増えているのでうれしいポイントです。
なお、カードスロットはSIM2とmicroSDカードが排他利用です。microSDカード利用時にはSIMカードを2枚挿すことができません。
AndroidベースのMIUIを搭載!Google Playストアなどに対応!
「Redmi Note 13 Pro」のOSは「MIUI 14」を搭載。Android13ベースのカスタムOSでGoogle PlayストアなどのGMSにも対応しています。
Xiaomi純正アプリ以外のアプリがプリインストールされていますが、不要な場合はほとんどがアンインストール可能です。
Xiaomiスマホでお馴染みのセカンドスペースやデュアルアプリに対応
Xiaomiスマホでお馴染みのセカンドスペースやデュアルアプリにも対応しています。
あくまでもAndroidベースであるので、他メーカーのAndroidスマホからの機種変更でも問題なく使い始めることができるでしょう。
大容量5000mAhバッテリー&67W急速充電対応!
「Redmi Note 13 Pro」のバッテリー容量は5000mAhで、67Wの急速有線充電に対応。なおワイヤレス充電には非対応です。
メーカー公表値で46分でフル充電可能。低価格スマホとしてはかなりパワフルな急速充電が特徴です。
グローバル版には67W対応のACアダプターが付属。ただし、プラグ形状は海外仕様で、日本では変換アダプタが必要となります。
およそ10分間の充電でバッテリー残量は36%⇢63%
およそ10分間の充電してみると、バッテリー残量は36%⇢63%に。朝起きてすぐに充電してから出かけるパターンでいけるぐらいのパワフルな充電です。
大きめのバッテリー搭載でバッテリー持ちも良いので、普通に使う場合であれば1日は余裕で使えます。
フラットな形状の背面デザインが良い!扱いやすい重さ!
「Redmi Note 13 Pro」のボディ重量は公称188g。大容量バッテリー搭載で200gをちゃんと切っているので、重さのストレスが少ないことは良いです。
背面は樹脂パネルですが、マットな仕上げの質感はかなり良いです。指紋の跡が付きにくいこともうれしいポイントです。
フレーム部分もフラットなデザインで、同系色の濃淡ある3色ストライプデザインはなかなかオシャレです。
競合の価格帯のスマホと比べるとかなり魅力的でクセの少ない背面デザインではないでしょうか。
防水防塵はIP54対応!おサイフケータイは非対応!
「Redmi Note 13 Pro」の防水・防塵性能はIP54レベル。IP68対応ではありませんが、水滴が少し付く程度であれば問題ないレベルです。
グローバル版であることから、当然ながらおサイフケータイ(FeliCa)には非対応です。NFCには対応しています(発売国による)。
OIS対応の2億画素カメラ搭載は「Redmi Note 13 Pro」の大きな魅力!
「Redmi Note 13 Pro」の背面には20000万画素(標準 1/1.4″ F1.65 OIS)+800万画素(広角 F2.2)+200万画素(マクロ F2.4)のトリプルカメラを搭載。
要するに200MPカメラにほぼ全振り構成。200MPカメラは16-in-1ピクセルビニングに対応で低照度環境下でも威力を発揮します。
カメラ部分はレンズ等が独立した形で配置されていて、フラットな背面がより強調されるようになっています。
今回のRedmi Note 13シリーズでは、カメラレンズ部分の台座ありのモデルも有るんですが、やはり無い方がすっきりしますね。
カメラレンズの出っ張りはかなり有るので、机などに置いたときにはかなり気になるレベルでしょう。
最大4倍のロスレスズームに対応!
「Redmi Note 13 Pro」は望遠カメラは非搭載ですが、200MPカメラでの最大4倍のロスレスズーム撮影が可能です。
実際にカメラアプリでも2X/4Xをワンタッチで切り替えることができます。
価格を抑えたスマホで離れた場所の被写体を撮影したい場合には注目しておきたい機能です。
「Redmi Note 13 Pro」の標準カメラの撮影サンプル
では、「Redmi Note 13 Pro」実機で撮影した写真サンプルをチェックします。比較のために「motorola edge 40」でも撮影しています。
「Redmi Note 13 Pro」で日中に撮影してみたところ、派手さはないものの見た目に近い印象です。
逆に「motorola edge 40」は映えを意識したような色みに不自然さがあります。
なお、200MPモードでも撮影可能ですが、筆者には拡大してよく見れば確かに違うな!と感じるレベルです。それほど差を実感できないので必要性を感じていません。
1/1.4インチセンサー採用で暗所撮影にも対応できる!
「Redmi Note 13 Pro」の標準カメラは1/1.4インチの大きめセンサーを採用。暗所撮影も問題なく対応できます。
ほぼ全振りしてきた200MPカメラは低価格スマホとしてはかなり満足できるレベルといえるでしょう。
最大4倍のロスレスズームでの撮影サンプル
先に紹介したように「Redmi Note 13 Pro」は最大4倍のロスレスズームに対応しています。カメラアプリでx2/x4をワンタッチで切り替えて撮影できます。
実際に等倍⇢2倍⇢4倍で撮影したものが以下の通り。
最大の4倍でもそれなりに精細感あります。離れた場所を撮影したい場合には役立ちます。
チープな望遠カメラを無理やり搭載するよりは良い選択でしょう。
「Redmi Note 13 Pro」の広角カメラの撮影サンプル
「Redmi Note 13 Pro」の広角カメラはスペック通りでそれなり。明るい場所でもダイナミックレンジ狭めで無理やり補正している印象です。
暗所撮影では標準カメラとの差は歴然ですね。もともと標準カメラにほぼ全振りしているので、広角カメラ重視の場合にはおすすめできません。
「Redmi Note 13 Pro」の付属品!付属の保護ケースは不満あり!
グローバル版「Redmi Note 13 Pro」の本体付属品は、ACアダプター、USBケーブル、保護フィルム(貼付け済み)、保護ケース、SIMピン、マニュアル類です。
他のXiaomiスマホ同様に付属品が充実していることはうれしいポイントです。
ただし、柔らかい素材の保護ケースはブラックカラーになっています。装着するといい感じの背面デザインが台無しはとても残念。
気になる場合にはクリアケースを用意しておくことがおすすめです。
カメラの出っ張りがかなりあるので、基本的にはケースをつけて使用する場合は多いと思います。筆者としては従来どおりのクリアケースが付属してほしかった。
「Redmi Note 13 Pro」のAliExpressセール価格
AliExpressでは「Redmi Note 13 Pro」のワールドプレミアセールを日本時間2024年1月24日午後5時に開始。
案内されているセール価格は以下の通りです。
- 8+256GBモデル 254ドル
- 12+512GBモデル 294ドル
実際にはセール中でも新たなクーポンが出て価格が変わってくることがあります。最新の状況は販売ページをチェックしてください。
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「Redmi Note 13 Pro」のスペック・対応バンド
「Redmi Note 13 Pro」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android 13 (MIUI14)
- ディスプレイ:6.67 インチ(2400×1080)
- SoC:Helio G99-Ultra
- RAM:8GB/12GB
- ROM:256GB/512GB
- カメラ:REAR:200MP+8MP+2MP FRONT:16MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac
- 指紋センサー:○(画面内)
- USB:Type-C
- バッテリー:5000mAh
- サイズ:74.95(W)×161.1(H)×7.98(D) mm
- 重量:188g
「Redmi Note 13 Pro」の対応バンドは以下のとおりです。
2G: GSM: 850 900 1800 1900MHz
3G: WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
4G: LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/66
4G: LTE TDD:38/40/41
5Gは非対応ですが、4Gの対応バンドはかなり充実。そのまま日本市場にもフィットするレベルのバンド構成です。
なお、グローバル版「Redmi Note 13 Pro」の認証情報をチェックしたところ、技適はありませんでした。
まとめ:「Redmi Note 13 Pro」実機レビュー!200MPカメラ搭載の低価格スマホ!
以上、Xiaomiの4Gスマートフォン「Redmi Note 13 Pro」をレビューした状況についてまとめておきました。
Redmi Note 13 Proシリーズで最も手頃な価格のモデルは、飛び抜けた特徴はないものの、バランスの良い仕上がりです。
120Hz対応AMOLEDと200MPカメラが強力!
競合価格帯のスマホと比べると、特にディスプレイと200MPカメラはかなり強力でしょう。ディスプレイ内指紋認証センサーもまったくストレスなく使えます。
また、デザインは従来のRedmi Note Proシリーズからブラッシュアップ。ちょっとおしゃれな色使いでデザインはかなり良いです。
低価格4GスマホでもXiaomiクオリティ
付属のブラックケースはイマイチでSoCのベースに目新しさはありませんが、それ以外はXiaomiの低価格4Gスマホのクオリティの高さには驚くばかりです。
低価格スマホでありながら全体的なパッケージングは素晴らしく、一般的なミドルハイスマホと比べても魅力をもつ仕上がりです。
5Gはマストでなく、より手頃な価格でしっかりと使えるスマホを選びたい場合には良い選択肢になるでしょう。
参考になれば幸いです!
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