大本命?「Google Pixel 8a」実機レビュー!Tensor G3搭載スマホの良かった点とイマイチだった点!

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この記事には「Google Pixel 8a」実機を使ってみて良かった点とイマイチだった点を状況を紹介しています。

やすスマ

どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。

大ヒットモデル「Google Pixel 7a」の後継モデルが気になっている場合にはぜひ参考にしてみてください。

目次

Tensor G3搭載の「Google Pixel 8a」実機レビュー!

微妙な点あり!「Google Pixel 8a」実機レビュー!

Google Pixel 8a」は、2024年5月発売のミドルスペック5Gスマートフォン。大ヒットモデル「Google Pixel 7a」の後継モデルとしてかなり注目度は高いです。

筆者はGoogleストアで「Google Pixel 8a」のSIMフリーモデルを購入しています。まずは主なスペックをチェックします。

「Google Pixel 8a」のスペック

「Google Pixel 8a」の主な公表スペックは以下のとおり。

「Google Pixel 8a」のスペック
  • OS:Android 14
  • ディスプレイ:6.1 インチ(2400×1080)
  • SoC:Tensor G3
  • RAM:8GB
  • ROM:128GB
  • カメラ:REAR:64MP+13MP FRONT:13MP
  • Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
  • 指紋センサー:○(画面内)
  • USB:Type-C
  • バッテリー:4492mAh
  • サイズ:72.7(W)x152.1(H)x8.9(D) mm
  • 重量:188g

大きな注目ポイントはSoCにTensor G3を採用していることです。高価格帯のGoogle Pixel 8 ProやGoogle Pixel 8と同じSoCです。

「Google Pixel 8a」の価格と発売日

「Google Pixel 8a」のSIMフリーモデルの価格は72,600円。前モデルからわずかに値上げされています。

「POCO F6 Pro」が競合する価格帯になっているので、パフォーマンス重視の場合には合わせてチェックがおすすめです。

キャリア版はNTTドコモ/au/SoftBankからリリースされていて、発売時点での通常端末一括価格は以下のとおりです。

  • NTTドコモ 84,480円
  • au 80,000円
  • SoftBank 77,760円

もちろん、キャリアモデルには割引や端末返却プログラムが用意されています。キャリアモデルに興味があれば比較しておきましょう。

「Google Pixel 8a」の発売日は2024年5月14日です。

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120Hz対応の6.1インチ有機ELディスプレイ

120Hz対応の6.1インチ有機ELディスプレイ

「Google Pixel 8a」は、120Hz対応の6.1インチ有機ELディスプレイ(2400×1080)を搭載。

ディスプレイのサイズは前モデルから変更無しですが、最大リフレッシュレートが120Hzに強化されています。

ただし、120Hz表示するためにはスムーズディスプレイを手動で有効化する必要があります。他のミドルレンジと比べてもけっこうレアな仕様です。

ちゃんと設定すると滑らかな画面表示を体感できますが、やはりデフォルトでないことは気になります。

2000nitsの公称ピーク輝度で明るくて見えやすい

2000nitsの公称ピーク輝度で明るくて見えやすい

また、ディスプレイの公称ピーク輝度は2000nitsと上位モデルに匹敵するレベルに引き上げられています。

実際に使ってみるとディスプレイがかなり明るくて見やすくなっています。直射日光下以外であれば視認性十分です。

「Google Pixel 8a」のボディ幅は72.7mm。特別コンパクトではありませんが、ギリ片手操作可能と感じています。

ベゼル太めが気になるポイント

ベゼル太めが気になるポイント

「Google Pixel 8a」はベゼル太めであることはイマイチです。「Google Pixel 8」と比べても明らかに太いです。

また、他メーカーのミドルレンジスマホが狭額縁やエッジカーブのディスプレイを採用してきています。

6.1インチサイズでベゼルに太さを感じることは、予想以上に気になる場面が多いです。

ディスプレイにフィルムの貼り付けは無し!

ディスプレイにフィルムの貼り付けは無し!

「Google Pixel 8a」のディスプレイにはフィルムは貼られていません

ディスプレイ表面は「Gorilla Glass 3」で覆われていますが、上位モデルと比べると前世代の強化ガラスです。

フィルムが必要な場合にはディスプレイ内指紋認証対応のものを選ぶようにしましょう。

ステレオスピーカーを搭載!3.5mmイヤホンジャックは非搭載!

ステレオスピーカーを搭載!3.5mmイヤホンジャックは非搭載!

「Google Pixel 8a」のスピーカーはステレオで、受話口からも音が出ているので左右の音のバランスはそれなり。

音はミドルレンジスマホの平均的なレベルと感じています。なお、3.5mmイヤホンジャックは非搭載です。

指紋認証と顔認証に対応!ディスプレイ内指紋認証センサーの使い勝手は良好!

指紋認証と顔認証に対応!ディスプレイ内指紋認証センサーの使い勝手は良好!

「Google Pixel 8a」は生体認証として指紋認証と顔認証に対応。指紋認証センサーは画面内に搭載しています。

ディスプレイ内指紋認証センサーの使い勝手は良好。指紋認証からロック解除までスムーズに動作します。

過去のPixelスマホでディスプレイ内指紋認証センサーの使い勝手がイマイチと感じることがありましたが、「Google Pixel 8a」では不満はありません。

Tensor G3搭載で国内ミドルレンジでトップクラスのパフォーマンス!

Tensor G3搭載で国内ミドルレンジでトップクラスのパフォーマンス!

「Google Pixel 8a」のSoCは「Tensor G3」を採用。同シリーズの上位モデルと同じSoCを採用しています。

AnTuTu V10ベンチマークスコアは100万オーバーをマーク。国内ミドルレンジでパフォーマンス上位です。

ウェブ閲覧や動画視聴などの普段遣いをかなり快適に使えるパフォーマンスが大きな魅力になっています。

一方で他のハイエンドスマホよりもGPU性能は控えめで負荷をかけると発熱もあります。重量級ゲームを本格的にプレイしたい場合には他のハイスペックスマホがおすすめです。

要するに、想定用途によってユーザーがしっかりと判断することが重要なポイントになります。

ストレージ容量が128GBは不安要素!microSDカードは非対応!

「Google Pixel 8a」のRAM容量は8GB(LPDDR5X)、内部ストレージ容量は128GB(UFS3.1)

外部メモリとしてmicroSDカードを挿すことはできません。128GBストレージが気になる場合はあるでしょう。

実際に、初回起動直後のストレージ状況が以下のとおり。

初回起動直後のストレージ状況

空き容量はおよそ115GBです。へビュー級のアプリを複数インストールしたい場合には容量不足が心配になります。

256GBの内部ストレージを搭載するミドルレンジスマホも多いので、ストレージ容量には物足りなさがあります。

一方で、UFS3.1ストレージで読み書きの速度はそこそこ速いです。

18W有線充電&ワイヤレス充電に対応

18W有線充電&ワイヤレス充電に対応

「Google Pixel 8a」のバッテリー容量は4492mAh

普通に使っていれば1日以上は使えるバッテリー持ちです。バッテリーの容量や持ちには不満を感じていません。

充電については、18Wの急速有線充電に対応。さらにワイヤレス充電にも対応しています。

「Redmi Note 13 Pro+ 5G」の120W充電など、かなりパワフルな急速充電に対応するミドルレンジが増えています。

ワイヤレス充電に対応していることが魅力ですが、もう少しパワフルな有線充電に対応してほしいと感じています。

なお、ACアダプターは非同梱であるので必要であれば準備しましょう。

「Google Pixel 8a」の付属品
「Google Pixel 8a」の付属品

純正のACアダプターが販売されていますが、純正にこだわりがなければ20WクラスのPD充電器がおすすめです。

OSはAndroid 14を搭載!7年間のアップデート保証!

OSはAndroid 14を搭載!7年間のアップデート保証!

「Google Pixel 8a」はOSに「Android 14」を搭載。PixelスマホらしいピュアAndroidで、使い勝手はいい意味でも悪い意味でも普通。

発売から7年間のOS/セキュリティのアップデート提供が予定されていて、より安心して使いやすい要素になります。

アップデート提供がスピーディであることがPixelの魅力です。また、余計なアプリが多数インストールされていないことは良いですね。

発売時点でOS標準機能としてツインアプリ(デュアルアプリ)には非対応です。一方で複数ユーザーの追加には対応しています。

nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応!

nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応

「Google Pixel 8a」はnanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応。2枚のSIMカードを同時に挿して使い分けることができます。

2枚の物理SIMを同時に挿すことはできないので、組み合わせる場合にはしっかり検討しておきましょう。

SIMフリー版「Google Pixel 8a」の対応バンド

SIMフリー版「Google Pixel 8a」の対応バンドは以下のとおりです。

「Google Pixel 8a」の対応バンド

2G : 850/900/1800/1900 MHz
3G : B1/2/4/5/6/8/19
LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/21/28/38/39/40/41/42/66
5G : n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/40/41/66/77/78/79

対応バンドの構成はかなり充実していて、ドコモ5Gのn79にも対応しています。

キャリア回線の重要バンドをしっかりカバーしていて安心感あります。

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最大6400万画素のデュアルカメラを搭載!前モデルと同等スペック!

最大6400万画素のデュアルカメラを搭載!前モデルと同等スペック!

「Google Pixel 8a」の背面には6400万画素(標準 1/1.73″ F1.89 OIS)+1300万画素(120°広角 F2.2)のデュアルカメラを搭載。

背面カメラのスペックは前モデルから変更がありません。カメラバーの出っ張りがPixel 8よりも抑えられていることが目を引きます。

「Google Pixel 8a」で実際に撮影した写真を用意しました。「Xiaomi 13T」でも比較として撮影しています。

「Google Pixel 8a」の標準カメラの撮影サンプル

「Google Pixel 8a」の標準カメラはキレイな色みで安心して撮影できるものと感じています。

細かいことを気にせずにオート撮影しても満足できる写真が撮れます。やや映え傾向は感じますが、個人的には好みの範囲です。

暗所についても問題なく撮影できます。Pixelスマホの暗所の強さが大きな特徴になっていた時代もありましたが、他のスマホの進化によって歴然な差は感じなくなっています。

「Google Pixel 8a」は最大8倍の超解像度ズーム対応で、5倍ズームで撮影したものが以下の通り。

両機の写真には明らかに違いがあるので、ちょっと離れた場所を撮影したい場合には超解像度ズーム対応は魅力です。

「Google Pixel 8a」の広角カメラの撮影サンプル

次に、「Google Pixel 8a」の広角カメラの撮影したサンプルが以下のとおりです。

「Google Pixel 8a」は1300万画素の広角カメラを搭載。5000万画素広角カメラ搭載のXiaomi 13T比でもしっかり撮れます。

標準カメラと色みが近くて、暗所撮影もこなすことができます。スペック以上に広角カメラが好印象です。

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4色のカラバリ展開で好みのカラーを選びやすい!

4色のカラバリ展開で好みのカラーを選びやすい!

「Google Pixel 8a」のボディカラーはAloe、Bay、Porcelain、Obsidianの4色展開。テイストの異なる4色のカラバリを用意していることは良いです。

筆者はAloeカラーを購入しましたが、背面はマットな仕上げで指紋の跡が気にならないことは良いです。

背面はガラスではなくプラ素材ですが、背面の仕上げは良好でチープさは感じていません。フレームはアルミ素材で、全体的に丸みをもたせたデザインが特徴的です。

なお、ケースは同梱されていないので、必要な場合には用意しておきましょう。

日本版はおサイフケータイ(FeliCa)とIP67防水防塵に対応しています。

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まとめ:微妙な点あり!「Google Pixel 8a」実機レビュー!

まとめ:微妙な点あり!「Google Pixel 8a」実機レビュー!

以上、「Google Pixel 8a」実機を使ってみて良かった点とイマイチだった点について紹介しておきました。

大ヒット「Google Pixel 7a」の後継モデルで、確実にブラッシュアップされた仕上がりです。PixelスマホらしいAI機能を体感できることもオモシロイです。

ただし、SIMフリー版は7万円台であるので、国内ミドルレンジの標準な価格帯よりも少し上です。

比較対象になりそうな国内SIMフリースマホでは、「Nothing Phone (2a)」と「Redmi Note 13 Pro+ 5G」が少し手頃な価格帯。

Snapdragon 8 Gen2搭載の「POCO F6 Pro」が似たような価格帯です。それぞれで特徴が異なるので比較しておくのもおすすめです。

他のミドルスペックスマホのラインナップが強化されていて、「Google Pixel 7a」の2023年発売時のような優位性は薄くなっていると正直感じています。

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「Google Pixel 8a」の良かった点

「Google Pixel 8a」を使って主に良かった点は以下のとおりです。

・Tensor G3搭載でミドル上位のパフォーマンス
・明るいディスプレイで視認性が良い
・安心して撮影できるカメラ

際立つような特徴はそれほど多くないですが、やはりバランスの良さは魅力となってくるでしょう。

「Google Pixel 8a」のイマイチだった点

「Google Pixel 8a」を使って主にイマイチと感じた点は以下のとおりです。

・ディスプレイのベゼルが太め
・ストレージ容量が128GBと心配
・急速充電が最大18W対応

個人的にはディスプレイのベゼル太めで没入感があまり高くないことが特に気になっています。

現状でストレージ容量が128GBは物足りなく、microSDカードを挿せないことも不安なポイントになるでしょう。

前モデルから確実に進化!他のミドルレンジとの競争が激化!

前モデルからの進化は実感できる仕上がりで、Pixelのブランド力も含めると迷った場合には十分におすすめできるスマホです。

ただ、他のミドルレンジスマホのラインナップ強化もあって、ミドルレンジの「大本命」のインパクトは正直感じていません。

良機であることは間違いないので、キャリアやSIMフリーモデルに魅力的なキャンペーンがあれば良い選択肢にはなるでしょう。

本記事の内容が参考になれば幸いです。

「Google Pixel 8a」のスペック

「Google Pixel 8a」の主なスペックは以下のとおりです。

「Google Pixel 8a」のスペック
  • OS:Android 14
  • ディスプレイ:6.1 インチ(2400×1080)
  • SoC:Tensor G3
  • RAM:8GB
  • ROM:128GB/256GB
  • カメラ:REAR:64MP+13MP FRONT:13MP
  • Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
  • 指紋センサー:○(画面内)
  • USB:Type-C
  • バッテリー:4492mAh
  • サイズ:72.7(W)x152.1(H)x8.9(D) mm
  • 重量:188g

「Google Pixel 8a」と「Google Pixel 7a」のスペック比較

「Google Pixel 8a」と「Google Pixel 7a」のスペック比較したものが以下のとおりです。

Google Pixel 8aGoogle Pixel 7a
ディスプレイ120Hz 6.1″OLED90Hz 6.1″OLED
解像度2400×10802400×1080
SoCTensor G3Tensor G2
RAM8GB8GB
ROM128GB/256GB128GB
背面カメラ64MP+13MP64MP+13MP
前面カメラ13MP13MP
指紋認証画面内画面内
バッテリー容量4492mAh4385mAh
急速充電18W有線/ワイヤレス18W有線/ワイヤレス
サイズ(mm)72.7×152.1×8.972.9x152x9.0
重量188g193.5g
SIMフリー版の価格
(発売時)
72,600円62,700円

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Google Pixel 8a

※本記事の内容は原稿執筆時のものです。

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