この記事にはXiaomiのスマートフォン「Xiaomi 14T」をレビューした内容を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
実機を使ってみておすすめな点とイマイチな点をまとめています。
※サンプル機を提供いただき記事執筆しています。
「Xiaomi 14T」実機レビュー!ライカカメラ搭載のハイスペックスマホ!
「Xiaomi 14T」は、2024年9月にグローバル発表の5Gスマートフォン。上位モデル「Xiaomi 14T Pro」も同時に発表されています。
2024年10月には日本での発売予定(2024年12月中旬以降)もアナウンスされています。
前モデル「Xiaomi 13T」はau/UQ mobileから日本発売済み。日本モデルは非ライカでおサイフケータイに対応していました。
今回はグローバル版「Xiaomi 14T」の12GB+512GBモデルのTitan Grayカラーを使ってチェックしています。
超スリムベゼルの144Hz対応6.67インチAMOLEDディスプレイ
「Xiaomi 14T」は、144Hz対応の6.67インチAMOLEDディスプレイ(2712×1220)を搭載。Dolby Vision、HDR 10+に対応しています。
iPhone 16 Proシリーズを上回る最大144Hzのハイリフレッシュレートに対応。滑らかな画面表示を体感すると60Hz表示にはなかなか戻れなくなります。
もし、バッテリー持ちを重視したい場合にはリフレッシュレートを最大60Hzに変更可能です。タッチ操作に対するレスポンスは問題ありません。
かなりスリムなベゼルデザインで公称93.3%の画面占有率を達成。フラットディスプレイでもコンテンツに没入しやすいことは魅力です。
4000nitsの公称ピーク輝度で明るく視認性抜群のディスプレイ
「Xiaomi 14T」のディスプレイの公称ピーク輝度は4000nitsとハイレベル。
昼間の屋外で使う場合でも視認性は良好で明るい場所でもストレスなく使えます。
ディスプレイはとてもキレイで、コンテンツをしっかりと楽しめます。なお、色味は細かく変更可能で、筆者は「ビビッド」に設定しています。
ステレオスピーカーの音は残念
「Xiaomi 14T」のスピーカーはステレオで、片方のスピーカーは受話口から音が出ています。
よって、左右の音のバランスはあまり良くありません。音量はそれなりに出ますが、低音弱めの印象です。
正直な印象としてはハイスペックモデルのスピーカーとしては物足りなさを感じています。
画面内指紋認証センサーの使い勝手は良好
「Xiaomi 14T」の生体認証は指紋認証と顔認証に対応。もちろん併用可能です。
指紋認証センサーは画面内に搭載しています。実際に使ってみると軽く触るだけでロック解除できます。
指紋認証後の画面点灯もスムーズで、指紋認証の使い勝手は良好です。顔認証と併用することでさらにスピーディにロック解除できます。
「Xiaomi 14T」の生体認証の使い勝手は良いと感じています。
なお、ディスプレイには保護フィルムが貼り付け済みです。貼り替える場合には指紋認証対応のものを選びましょう。
「Dimensity 8300-Ultra」搭載でハイエンドに迫るパフォーマンス
「Xiaomi 14T」のSoCは「Dimensity 8300-Ultra」を採用。ハイエンドスマホに迫るパフォーマンスをもっています。
動画視聴やウェブ閲覧は快適で、3Dゲームをそれなりに遊びたい場合にも問題ありません。一般的な用途を快適に使用できることが魅力的なポイントです。
ヘビーな用途にも対応できて、パフォーマンスを一切妥協できない場合を除くと満足できる可能性が高いでしょう。
実測AnTuTuベンチマークスコアはおよそ132万
「Xiaomi 14T」の実測AnTuTuベンチマークスコアはおよそ132万。
前モデルが「Dimensity 8200-Ultra」搭載で、AnTuTuベンチマークスコアは80万強でした。
「Dimensity 8300-Ultra」を新たに採用で、パフォーマンスが大きくアップ。軽快な動作は非常に満足度が高いです。
RAM容量は12GB(LPDDR5X)、内部ストレージ容量は256GB/512GB(UFS4.0)。
高速なUFS4.0ストレージ!microSDカードは非対応!
512GBストレージモデルの場合では、初回起動直後の内部ストレージの空き容量は499.1GBでした。
microSDカードは非対応で、内部ストレージ容量を選ぶ場合には注意しておきましょう。
最新UFS4.0の内部ストレージはめちゃ速。フラグシップスマホと遜色ないレベルです。
ファイルの読み書きがスムーズであることも魅力です。
Xiaomi HyperOS搭載でセカンドスペースやデュアルアプリに対応
「Xiaomi 14T」はAndroidベースのXiaomi HyperOSを搭載。もちろんGMS(Google Mobile Service)にも対応しています。
Xiaomi製品でお馴染みのカスタムOS搭載で、視覚的な演出も目を引きます。
Xiaomi HyperOSはカスタム強めですが、あくまでもAndroidベースです。慣れてくれば使用感に問題ないと感じる場合がほとんどでしょう。
Xiaomiスマホお馴染みのセカンドスペースやデュアルアプリにも対応しています。
なお、他のXiaomiスマホと同様にプリインアプリは多めです。
大容量5000mAhバッテリー&67W急速充電に対応!
「Xiaomi 14T」のバッテリー容量は5000mAhで、67Wの急速有線充電に対応。ワイヤレス充電は非対応で、上位モデルとの違いになっています。
67W急速充電対応で公称45分でフル充電可能で、十分に使い勝手の良い急速充電です。
ただし、筆者チェックのグローバルモデルにはACアダプターが非同梱でした。公式スペックシートにもACアダプター同梱の記載はありません。
海外版のXiaomiスマホでは当たり前のように同梱されていたので地味に驚いたポイントです。
IP68レベルの防水防塵に対応で、水濡れしやすい環境でも安心して使うことができます。
フラットな軽量が目を引く質感の良いボディが魅力的
「Xiaomi 14T」ではフラットな形状のメタルフレームのデザインがとても目を引きます。
前モデルと比べてデザインに磨きがかかっていることがすぐに分かります。
フラグシップモデルらしさをより感じられるデザインになったことはとても好印象です。
なお、ボディカラーはTitan Black、Titan Gray、Titan Blue、Lemon Greenの4色展開です。
「Xiaomi 14T」の重さは不満を感じないレベル
「Xiaomi 14T」のボディ重量は公称195g/193gと、ディスプレイサイズを考えると不満を感じない重さです。
重さよりもややサイズが大きめであるのでチェックしておきたいポイントになりそうです。
「Xiaomi 14T」はライカ監修のトリプルカメラを搭載
「Xiaomi 14T」の背面には5000万画素(標準 F1.7 1/1.56″ IMX906 OIS)+1200万画素(120°広角 F2.2)+5000万画素(50mm望遠 F1.9)のトリプルカメラを搭載。
前モデル同様にライカ監修のカメラを搭載し、標準+広角+望遠の構成で幅広いシーンでの撮影を楽しめるようになっています。
比較できるように「Google Pixel 8」でも同じように撮影しておきました。
「Xiaomi 14T」の標準カメラの撮影サンプル
「Xiaomi 14T」の標準カメラの撮影サンプルは以下のとおりです。
1/1.56インチのIMX906センサー採用の標準カメラはとても綺麗な色味で申し分ないと感じています。
標準カメラにライカのSummilux(ズミルックス)光学レンズを採用していることもポイントです。
Google Pixel 8は比較的キレイに撮れる部類に入りますが、比較すると「Xiaomi 14T」の方に魅力を感じます。
暗所も含めてしっかりと撮影を楽しめる標準カメラは魅力です。
「Xiaomi 14T」の広角カメラの撮影サンプル
「Xiaomi 14T」の広角カメラの撮影サンプルは以下のとおりです。
広角カメラは明るい場所の撮影であればそれなりにキレイに撮れます。
一方で、暗所撮影は弱い印象で、「Google Pixel 8」の方が明らかに良いと感じています。
広角カメラは明るい場所での撮影であれば楽しめるといったところです。
光学2倍相当の望遠カメラを搭載
光学2倍(50mm相当)の望遠カメラ搭載で、撮影時には4倍(100mm相当)にワンタッチで切り替えられます。
遠めの被写体を撮影したい場合にとても便利です。もちろん、4倍ズームであれば実用範囲内レベルで撮れます。
デジタルズーム併用で最大20倍までのズーム撮影が可能です。
グローバル版「Xiaomi 14T」の価格
グローバル版「Xiaomi 14T」の公表価格は649ユーロ(約10.4万円)~です。
前モデルも649ユーロ~であったので、同等水準のグローバル価格になっています。
では、実際にどのようなセール価格になるかが注目されるところです。
「Xiaomi 14T」のAliExpressワールドプレミアセール情報
AliExpressでは、「Xiaomi 14T」のワールドプレミアセールを日本時間2024年10月17日午後4時に開始。
2024年10月17日午後4時時点の「Xiaomi 14T」のセール価格は以下のとおりです。
- 12GB+256GBモデル 649.99ドル
- 12GB+512GBモデル 698.99ドル
なお、上記の価格はRedmi Pad SEの無料プレゼント付き。端末単体の場合も同価格で、無料プレゼント付きを選ぶほうがベターです。
ただし、AliExpressセールは販売価格等が急遽変更がけっこうあります。最新の状況は販売ページをチェックしてください。
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グローバル版「Xiaomi 14T」のスペック・対応バンド
グローバル版「Xiaomi 14T」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android (Xiaomi HyperOS)
- ディスプレイ:6.67 インチ(2712×1220)
- SoC:Dimensity 8300-Ultra
- RAM:12GB
- ROM:256GB/512GB
- カメラ:REAR:50MP+12MP+50MP FRONT:32MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
- 指紋センサー:○(画面内)
- USB:Type-C
- バッテリー:5000mAh
- サイズ:75.1(W)x160.5(H)x7.8/7.95(D) mm
- 重量:195g/193g
グローバル版「Xiaomi 14T」の対応バンドは以下のとおりです。
5G SA: n1/2/3/5/7/8/12/20/26/28/38/40/41/48/66/77/78
5G NSA: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78
4G: LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
4G: LTE TDD: B38/40/41/42/48
3G: UMTS: B1/2/4/5/6/8/19
2G: GSM: B2/3/5/8
グローバル版「Xiaomi 14T」の対応バンドはかなり充実しています。
日本市場にもフィットしそうなバンド構成ですが、本稿執筆時点でグローバル版に技適は無かったです。
まとめ:「Xiaomi 14T」実機レビュー!ライカカメラ搭載のハイスペックスマホ!
以上、Xiaomiのスマートフォン「Xiaomi 14T」をレビューした内容について紹介しておきました。
「Xiaomi 13T」と比較すると、よりフラグシップの雰囲気になって使用感は非常に良くなっています。
重量級3Dゲームをガチでプレイしたい場合を除くと、かなり満足できる可能性は高いでしょう。
ハイエンドスマホよりも手頃でサクサク動作を体験したい場合にはおすすめできるスマートフォンです。
「Xiaomi 14T」の良かった点
実際に「Xiaomi 14T」を使ってみて良かった点は以下のとおりです。
ハイエンドスマホに迫るパッケージングで、スペック構成としても大きな弱点はありません。
実際の使用感はとても良く、多くのユーザーが満足できるスマートフォンと感じています。
「Xiaomi 14T」のイマイチな点
一方で、「Xiaomi 14T」のイマイチな点は以下のとおりです。
コンパクトなモデルではないので、好みによってはサイズが気になる場合はありそうです。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
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「Xiaomi 14T」と「Xiaomi 14T Pro」のスペック比較
「Xiaomi 14T」と「Xiaomi 14T Pro」のスペックを比較したものが以下のとおりです。
Xiaomi 14T | Xiaomi 14T Pro | |
---|---|---|
ディスプレイ | 144Hz 6.67″AMOLED | 144Hz 6.67″AMOLED |
解像度 | 2712×1220 | 2712×1220 |
SoC | Dimensity 8300-Ultra | Dimensity 9300+ |
RAM | 12GB | 12GB |
ROM | 256GB/512GB | 256GB/512GB/1TB |
背面カメラ | 50MP+12MP+50MP | 50MP+12MP+50MP |
前面カメラ | 32MP | 32MP |
指紋認証 | 画面内 | 画面内 |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
急速充電 | 67W有線 | 120W有線/50Wワイヤレス |
サイズ(mm) | 75.1×160.5×7.8/7.95 | 75.1×160.4×8.39 |
重量 | 195g/193g | 209g |
価格 | 649ユーロ~ | 799ユーロ~ |
「Xiaomi 14T」アンケート
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※「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を活用してチェック
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