この記事には、XiaomiのAndroidタブレット「Xiaomi Pad 6」実機を使ってレビューした内容を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
「Xiaomi Pad 6」を使ってみて良かった点とイマイチだった点を正直にまとめておきます。安定感バツグンの定番タブレットでした!
「Xiaomi Pad 6」実機レビュー!144Hz液晶搭載のハイスペックAndroidタブレット!
「Xiaomi Pad 6」は、2023年7月23日に日本発売日のハイスペックAndroidタブレット。「Xiaomi Pad 5」の後継モデルです。
前モデルは2021年10月に日本発売で、2年弱で後継モデルが日本で発売されています。
日本版も手頃な価格で抜群のコスパ!
日本版「Xiaomi Pad 6」の価格は49,800円~。Redmi Padなどのミドルスペックタブレットより価格帯は上ですが、価格差以上に満足できる仕上がりです。
筆者は「Xiaomi Pad 6」の6+128GBモデルを購入。日本版は他に8+128GBモデルと8+256GBモデルがラインナップされています。
グローバル版と同様にWi-Fiモデルのみで、モバイル通信対応のセルラー版は無しです。
では、さっそく「Xiaomi Pad 6」実機をスペックを紹介しながらチェックします。
「Xiaomi Pad 6」は144Hz対応の11インチ液晶ディスプレイ搭載!
「Xiaomi Pad 6」は、11インチの液晶ディスプレイ(2880×1800)を搭載。309PPIの高精細ディスプレイできめ細かな画面表示が楽しめます。
なお、ディスプレイの解像度設定は見つけることができませんでした。
液晶の表示品質が気になりますが、実際にはとてもキレイです。発色が良く、コンテンツをしっかりと楽しめます。
公表のディスプレイ標準輝度は550nit。主に屋内利用想定のタブレットであればまったく問題な明るさです。
有機ELではありませんが、十分に満足できるディスプレイです。もちろん追従性やタッチ感度も不満ありません。
なお、ベゼルはそこまでスリムではないですが、タブレットの場合にはそれなりにベゼルが有ったほうが持ちやすいので問題ありません。
最大144Hzリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示が魅力
ディスプレイは最大144Hzのリフレッシュレート対応で、滑らかな画面表示を楽しめます。
可変リフレッシュレート対応で、使用状況に応じてリフレッシュレートが自動調整されてバッテリー持ちと滑らかな表示を両立できます。
なお、リフレッシュレートを60Hz/90Hz/144Hz優先に固定もできます。
基本的には可変リフレッシュレート設定で問題ないでしょう。バッテリー持ちも不満ありません。
フローティングウィンドウや画面分割でマルチタスクが捗る!
フローティングウィンドウ対応で、全画面表示に加えて小ウィンドウを重ねて表示可能。大画面ディスプレイでのマルチタスクが捗ります。
また、画面分割表示にも対応しています。3本指の左右スワイプのジェスチャーで素早く画面分割できることが地味に便利です。
ディスプレイ視野角は広くて見やすい
ディスプレイは視野角が広くて見やすいです。安価タブレットでは視野角が狭いことがありますが、このあたりも安心です。
当然ながらWidevineセキュリティレベルはL1に対応。実際にAmazonプライムビデオではHD画質での再生が可能でした。
クアッドスピーカー搭載でコンテンツを楽しめる!
「Xiaomi Pad 6」は、サウンドにも力を入れていて、スピーカーはDolby Atmos対応のクアッド。クリアな音が鳴ってコンテンツを楽しめるスピーカーです。
左右からのバランスの良く音が鳴るので、一部のスマホのような左右のバランスの悪さを感じることはありません。
しっかりと動画視聴を楽しめるスピーカーがとても良いです。
なお、3.5mmイヤホンジャックは非搭載です。有線イヤホンを使いたい場合には注意です。
前面カメラ配置変更で使い勝手向上!
「Xiaomi Pad 6」は、ベゼル内に800万画素シングルカメラを搭載。カメラはビデオ通話レベルであれば不満無し。
横持ち時に上部中央にカメラ位置が変更され、使い勝手が向上しています。
生体認証は顔認証対応!指紋認証は非対応!
顔認証に対応で、認証速度は爆速で使い勝手が良いです。なお、指紋認証センサーは非搭載です。
ただし、カメラ位置の関係で縦持ちでカメラを向けることが少し難しいと感じる場面はあります。
また、純正スタイラスペンがオプションで有り。ペンでの手書き入力を楽しみたい場合には購入を検討しましょう。
ディスプレイに保護フィルムは貼られていない
「Xiaomi Pad 6」のディスプレイには保護フィルムが貼られていません。
フィルムが必要な場合には別に用意しておきましょう。タブレット用のフィルムは大きいので、ある程度の固さのものの方が貼りやすいです。
なお、ディスプレイは「Gorilla Glass 3」に覆われて耐久性にも配慮されています。
Snapdragon 870搭載で動画視聴やウェブ閲覧がかなり快適
「Xiaomi Pad 6」のSoCは「Snapdragon 870」を採用。2021年発表のサブフラグシップ向けSoCです。
最新スマホと比較してみると、「Google Pixel 7a」などのミドルハイクラススマホと大きな体感差はありません。
動画視聴やウェブ閲覧などの普段遣いはとても軽快に動作するパフォーマンス。ライトな用途での使用感は快適そのものです。
手頃価格のRedmi PadシリーズやOPPO Pad Airと比べると明らかに使用感に差があるので、予算と想定用途から総合的に判断することがオススメです。
「Xiaomi Pad 6」のAnTuTuベンチマークスコアは約70万
「Xiaomi Pad 6」の実測AnTuTu V9ベンチマークスコアは70万強。タブレットは放熱面積が大きく発熱少なめで使えます。
3Dゲームをそれなりに遊べるパフォーマンスも備えているので、ターゲットユーザーを考えると必要十分以上のパフォーマンスです。
UFS3.1規格の高速なストレージ!microSDカードは非対応!
「Xiaomi Pad 6」のRAM容量は6GB/8GB(LPDDR5)、内部ストレージ容量は128GB/256GB(UFS3.1)。microSDカードは非対応で挿すことができません。
上の写真は初回起動直後に内部ストレージ状況を確認したものです。およそ20GB使用済みで、128GBモデルの空き容量は100GB強。
microSDカードは非対応であるので、慎重にストレージ容量を選択しておきましょう。
「Xiaomi Pad 6」のOSはAndroid 13ベースのMIUI 14
「Xiaomi Pad 6」のOSはAndroid 13ベースのMIUI 14。お馴染みのXiaomiカスタムOSで使い勝手は良いです。
あくまでもAndroidベースでGMS(Google Mobile Service)にも対応。他メーカーのAndroidを使っている場合にもすぐに慣れることが多いでしょう。
プリインストールアプリもGoogleやXiaomiのアプリが中心で、そこそこシンプルです。
Xiaomiデバイスでお馴染みのセカンドスペースやデュアルアプリにも対応しています。純正キーボードカバーがオプション有りで、PCライクに使うことも可能です。
背面に1300万画素シングルカメラを搭載
「Xiaomi Pad 6」の背面には1300万画素のシングルカメラを搭載。明るい場所のメモレベルの撮影であれば問題ありません。
ユニットをみるとデュアルカメラっぽく見えますが、飾りになっているだけで実際はシングルです。
日本未発売のXiaomi Pad 6 Proがデュアルカメラで、筐体を共有していることが要因と推測されます。
このあたりはコストカットを感じる部分です。ただ、ケースを付けての使用も多いでしょうし、極端に気になるほどではありません。
さすがに屋内などの光量少なめの場面では厳しいです。キレイに撮りたい場合にはスマホなどを使ってください。
大容量8840mAhバッテリー&33W急速充電
「Xiaomi Pad 6」のバッテリー容量は8840mAh。大容量バッテリー搭載で残量を常に気にすることなく使うことができます。
筆者の場合は、家で動画視聴や電子書籍を楽しんでいる使い方で数日使って充電するサイクルです。バッテリー持ちには不満がありません。
33W充電対応のACアダプターが付属!
「Xiaomi Pad 6」は急速充電は33W有線に対応。33W対応ACアダプター付属で最短99分でフル充電可能です。
なお、手持ちのPD急速充電器を使う場合にはおよそ20Wで充電。PD急速充電器を使っても特に不満なく充電できています。
USB 3.2 Gen1対応で映像出力が可能!
USBポートはUSB 3.2 Gen1対応で、高速なデータ転送に加えて、映像出力も可能です。実際にモバイルモニターにも映像出力可能でした。
もちろん、USBポートはOTG機能にも対応しています。内部ストレージ容量不足が心配な場合にはUSBメモリにデータ移動もできます。
「Xiaomi Pad 6」はアルミ素材の軽量薄型ボディで扱いやすい!
「Xiaomi Pad 6」のボディカラーはグレー、ゴールド、ブルーの3色展開。筆者はブルーをチョイスしましたが、実際にはシルバーっぽくも見えます。
フラットデザインが目を引くアルミユニボディで、チープさを感じません。不満点を挙げるとすれば、背面カメラがデュアルのような大きめカメラユニットで出っ張っていることぐらいです。
フラットデザインの側面は美しい仕上がりです。側面のデザインやボタン配置は写真でチェックしてみてください。
開封後に手にしたときに十分に満足できる質感のデザインと感じています。
「Xiaomi Pad 6」は6.51mmと薄型ボディで、公称重量490gと前モデルから軽量化。長時間コンテンツをより楽しみやすくなりました。
GPS非搭載が注意ポイント
「Xiaomi Pad 6」はGPSを内蔵していません。タブレットでGPS非搭載はそれほど珍しくはないです。
スマホでは当然のようにGPSを搭載しているので、外で位置情報を使ったアプリを使いたい場合には必ずチェックしておきましょう。
日本版 「Xiaomi Pad 6」のスペック
日本版「Xiaomi Pad 6」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:MIUI 14 (Android 13)
- ディスプレイ:144Hz 11インチ液晶(2880×1800)
- SoC:Snapdragon 870
- RAM:6GB/8GB
- ROM:128GB/256GB
- カメラ:REAR:13MP FRONT:8MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
- 指紋センサー:-
- USB:Type-C
- バッテリー:8840mAh
- サイズ:165.18(W)×253.95(H)×6.51(D) mm
- 重量:490g
「Xiaomi Pad 6」は防水・防塵やおサイフケータイ(FeliCa)には非対応です。
サムスンが日本発売済みの「Galaxy Tab S9 FE」はIP68の防水・防塵対応。GPSも搭載で、想定用途によってはベターな選択肢になる可能性があります。
「Xiaomi Pad 6」の価格!Amazonや楽天市場などで取り扱い!
日本版「Xiaomi Pad 6」の発表時の想定価格は以下の通りです。
6GB+128GBモデル 49,800円
8GB+128GBモデル 59,800円
8GB+256GBモデル 64,800円
日本版の価格はかなり手頃な設定です。2021年発売のXiaomi Pad 5よりも安くて衝撃が走りました。
セールなどで割引されていることもあるので、オトクなタイミングを狙ってみましょう。
まとめ:「Xiaomi Pad 6」実機レビュー!144Hz液晶搭載のハイスペックAndroidタブレット!
以上、XiaomiのAndroidタブレット「Xiaomi Pad 6」をレビューした内容についてまとめておきました。
動画視聴やウェブ閲覧などの普段遣いでは快適そのもので、ストレス無くコンテンツを楽しむことができます。
長く快適に使いたい場合にはかなり魅力的なタブレットでしょう。安価なAndroidタブレットは数多くありますが、使用の満足度は段違いです。
安定感バツグンの魅力的なAndroidタブレット
Androidタブレットを新たに購入したい場合には、「Xiaomi Pad 6」は多くのユーザーが安心して選びやすい仕上がりです。
なお、Xiaomi Pad 5と比べると劇的な進化ではないので、基本的にはXiaomi Pad 5から買い替える必要は無いでしょう。
Androidタブレット定番と感じる非常に魅力的な仕上がりです。コスパとしてもかなり高い満足度をえられるでしょう。
参考になれば幸いです!
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