この記事にはXiaomiのAndroidタブレット「Xiaomi Pad 6S Pro」をレビューした内容を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
「Xiaomi Pad 6S Pro」を購入したので、実際に使って良かった点とイマイチだった点をまとめておきます。まさに強強なハイスペックタブです。
強強タブ!「Xiaomi Pad 6S Pro」実機レビュー!
「Xiaomi Pad 6S Pro」は2024年5月に日本発売のハイスペックなAndroidタブレットです。
Xiaomi PadシリーズのProモデルがついに日本でもリリース。手頃な価格設定で大きな話題になり、発売後には品薄状態が発生しています。
なお、筆者は「Xiaomi Pad 6S Pro」の8+256GBモデルを購入。他に12+512GBモデルもあります。
日本版「Xiaomi Pad 6S Pro」のスペック
日本版「Xiaomi Pad 6S Pro」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android (Xiaomi HyperOS)
- ディスプレイ:144Hz 12.4インチ液晶(3048×2032)
- SoC:Snapdragon 8 Gen2
- RAM:8GB/12GB
- ROM:256GB/512GB
- カメラ:REAR:50MP+2MP FRONT:32MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax/be
- 指紋センサー:◯(側面)
- USB:Type-C
- バッテリー:10000mAh
- サイズ:278.70(W)×191.58(H)×6.26(D) mm
- 重量:590g
12.4インチの大画面ディスプレイを搭載。SoCにはハイエンド向け「Snapdragon 8 Gen2」を採用しています。
一方で、「Xiaomi Pad 6」はSnapdragon 870搭載でミドルハイクラスのパフォーマンスです。
日本版はグローバル版と同等スペックで衝撃価格!
日本版「Xiaomi Pad 6S Pro」のスペックはグローバル版と同等です。
国内Androidタブレットの最高峰スペックでありながら、日本版が69,800円~の価格設定はコスパ高すぎです。
日本国内での保証も考えると、特別な理由がなければ日本版の購入の一択でしょう。
なお、Wi-Fiモデルのみ展開で、セルラーモデルは無しです。キャリアでの取り扱いは公表されていません。
144Hz対応の大画面12.4インチディスプレイ
「Xiaomi Pad 6S Pro」は144Hz対応の12.4インチ液晶ディスプレイ(3048×2032)を搭載。最大144Hzのリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示が楽しめます。
有機ELでないことが気になる場合があると思いますが、ディスプレイの画面表示はめちゃキレイ。実際に使ってみると大満足しています。
3Kの高解像度ディスプレイの精細感は問題なし。とてもキレイな発色でコンテンツを楽しめます。
12インチオーバーの大画面が魅力ですが、常に手に持って扱いたい場合には少し大き過ぎると感じる場合はありそうです。
サイズ感は好みが分かれそうなポイントです。気になる場合にはぜひ実機を触ってチェックしておきましょう。
最大144Hzのリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示
「Xiaomi Pad 6S Pro」は最大144Hzのリフレッシュレート対応で、滑らかな画面表示を楽しむことができます。
デフォルトでは使用状況に応じてリフレッシュレートが自動で可変。滑らかな画面表示と省電力性を両立できる設定です。
また、60Hz/90Hz/144Hz優先に変更することも可能です。
当然ながらWidevineセキュリティレベルはL1に対応。実際にAmazonプライム・ビデオでHD画質再生できています。
もちろん、タッチの応答性や追従性も不満無しで、安心して使えます。
ピーク輝度900nitのディスプレイで視認性は問題なし
ディスプレイのピーク輝度は900nitと十分に視認性が高いです。視野角が広いので、とても満足度の高いディスプレイです。
主に屋内での利用が想定される製品であるので、ディスプレイの明るさはまったく問題ない場合が多いでしょう。
ベゼルがめちゃくちゃスリムではないですが、タブレットの場合はベゼルに一定の厚みがある方が持ちやすいです。
なお、3200万画素の前面カメラはベゼル内に搭載。コンテンツを楽しむ場合にカメラが気になることはありません。
純正フォーカスペンで手書きなどを楽しむこともできます。
6つのスピーカー搭載で動画視聴を堪能!
「Xiaomi Pad 6S Pro」は合計6つのスピーカーを側面に搭載。Dolby Atmosにも対応しています。
実際に動画視聴してみると音量十分で、低音もそれなりに聞こえます。ややこもっている印象はありますが、一般的なスマホと比べると明らかに良い音で動画視聴できます。
迫力ある音ともに見やすい大画面で動画を楽しめることは大きな魅力になっています。
フラット形状の6.26mm薄型ボディ!カラバリ無しは残念!
「Xiaomi Pad 6S Pro」のボディの厚さは最薄部6.26mm。アルミユニボディのフラットなデザインが目を引きます。
ボディ重量は公称590gで、12.4インチサイズとしては軽量に仕上がっています。マットな背面で指紋の跡が気になることはありません。
落ち着きを感じさせるデザインで多くのユーザーが満足できると予想しています。
一方で、カラー展開はグラファイトグレーのみ。
ケースをつけての使う場合も多いとは思いますが、やはりカラバリ無しは残念に感じるポイントです。
保護フィルムと保護ケースの同梱無し
「Xiaomi Pad 6S Pro」のディスプレイには保護フィルムが貼られていません。必要な場合は用意しておきましょう。
大画面12.4インチにフィルムを貼ることはスマホの場合よりもムズいので、フィルムを慎重に選ぶことがおすすめです。
また、保護ケースは付属していません。大画面タブレットを手持ちで楽しむ場合にはケース購入しておいた方が便利でしょう。
純正ケースもありますし、サードパーティ製のケースもあります。好みのものを選んでおきましょう。
予算があれば、純正キーボード付きケースを購入してPCライクに使うのもアリです。
フラグシップSoC「Snapdragon 8 Gen2」搭載のハイパフォーマンス
「Xiaomi Pad 6S Pro」はSoCに「Snapdragon 8 Gen2」を搭載。2023年のフラグシップスマホに多数採用されたものです。
そのパフォーマンスの高さが大きな特徴になっています。幅広い用途に快適に使えます。
実測AnTuTuベンチマークスコアはおよそ154万!
「Xiaomi Pad 6S Pro」の8+256GBモデル実機で計測したAnTuTu V10ベンチマークスコアはおよそ154万。
そのパフォーマンスはかなりハイレベルで、動画視聴やウェブ閲覧などの普段遣いは軽快そのもの。重量級3Dゲームのプレイにも対応できるパフォーマンスが大きな魅力です。
筆者実施のAnTuTuベンチマークスコア連続計測では、「Xiaomi 13T Pro」と同等以上の平均スコアです。
放熱性が高いタブレットで発熱が気にならない!
ハイエンドSoC搭載で発熱それなりですが、大型ボディのタブレットは放熱性が高くそれほど心配要素と感じていません。
実際に夏場に動画視聴などに使っていても発熱が気になることはありません。
発売時点で日本国内Androidタブレットで最高峰のパフォーマンスで、パフォーマンス重視で選ぶ場合には有力な候補になるでしょう。
最大512GBの内部ストレージを搭載!UFS4.0規格でめちゃ高速!
「Xiaomi Pad 6S Pro」は最大512GBの内部ストレージを搭載しています。初回起動直後の256GBモデルの内部ストレージ状況は上の写真のとおり。
micorSDカードを挿すことはできないので、慎重にストレージ容量を選びましょう。
特に容量ヘビー級の3Dゲームのプレイを想定している場合には512GBモデルがおすすめです。
最新のフラグシップスマホと同じUFS4.0ストレージ搭載で、ファイル読み書きはめちゃくちゃ高速です。
Androidベースの「Xiaomi HyperOS」を搭載
「Xiaomi Pad 6S Pro」のOSはAndroidベースの「Xiaomi HyperOS」を搭載。他のXiaomiスマホと同じカスタムOSをです。
もちろん、Google PlayストアなどのGoogle Mobile Service(GMS)にも対応。他のXiaomiデバイスでも定評あるOSでその使い勝手はまったく問題ありません。
セカンドスペースやデュアルアプリに対応!GPSは非搭載!
XiaomiのカスタムOSでお馴染みのセカンドスペースやデュアルアプリにも対応しています。
他にもフローティングウィンドウや他のXiaomiデバイスとの相互接続にも対応しています。
プリインストールアプリがシンプルであることは地味にうれしく感じるポイントです。
「Xiaomi Pad 6S Pro」はGPSを非搭載です。タブレットではそれほど珍しくありませんが、GPSを使ったアプリを使いたい場合には注意が必要です。
最大5000万画素のデュアルカメラを搭載
「Xiaomi Pad 6S Pro」の背面には5000万画素(標準 1/2.76″ JN1 F1.8)+200万画素(深度)のデュアルカメラを搭載。
主に撮影に使うのは標準カメラのみですが、タブレットとしては高画素なものを採用。明るい場所であればそれなりに撮れるので、安心感はあります。
「Xiaomi Pad 6S Pro」のカメラで撮影したサンプルが以下のとおりです。
細かい部分を見なければXiaomi 13T(2枚目)と比較してもそれなりに撮れていると感じる場合は多いでしょう。
ハイエンドSoC搭載の恩恵もあるので、タブレットのカメラとしては十分に満足できるレベルと感じています。
より幅広いシーンでキレイに撮影したい場合には素直にスマホを使って撮影しましょう。
生体認証は指紋認証と顔認証に対応!使い勝手は良好!
「Xiaomi Pad 6S Pro」の生体認証は指紋認証と顔認証に対応。もちろん併用することが可能です。
指紋認証センサーは電源ボタンと一体型でボディ側面に搭載しています。
指紋認証の使い勝手は良好で、認証からロック解除までめちゃ速いです。センサーを軽くタッチするレベルで認証できます。
顔認証は3200万画素(1/3.6″ OV32D F2.2)の前面カメラを利用します。2Dタイプの顔認証ですが、こちらも認証はとても早いです。
120W急速充電対応で大容量10000mAhバッテリーを35分で充電!
「Xiaomi Pad 6S Pro」のバッテリー容量は10,000mAhで、120Wの急速有線充電に対応。
ハイエンド向けSoC搭載で、バッテリー容量が大きいことはとても重要なポイントです。
最短35分でフル充電可能のパワフルな充電が魅力
「Xiaomi Pad 6S Pro」は大容量バッテリー搭載の安心感があって、さらに有線充電はめちゃくちゃパワフル。公称35分でフル充電可能です。
120W充電対応のACアダプターが同梱されているので、購入後すぐに快適な急速充電を体験できることが良いです。
実際に「Xiaomi Pad 6S Pro」を15分間充電したところバッテリー残量は12%→47%に。短時間でも安心して使えるようになります。
スマホのように常に持ち運ぶアイテムではなく、気がつくとバッテリー残量が少ない場合もけっこうあるでしょう。
120W充電対応で短時間でもしっかり充電できることは大きな魅力になります。
なお、120W充電には専用ACアダプターとUSBケーブルを使う必要がある点にはご注意ください。
日本版「Xiaomi Pad 6S Pro」の価格・発売日
日本版「Xiaomi Pad 6S Pro」の価格は以下の通りです。
- 8GB+256GBモデル 69,800円
- 12GB+512GBモデル 84,800円
Snapdragon 8 Gen2搭載の大画面タブレットが69,800円~の価格設定はいい意味でヤバい。12.4インチのハイエンド級タブレットが激安すぎて衝撃です。
しかも、最安モデルでもストレージ容量が256GBであるので、ストレージ容量がすぐに少なくなりにくいことも魅力です。
Xiaomi Pad 6の8+128GBモデルの市場想定価格が49,800円です。プラス2万円であっても「Xiaomi Pad 6S Pro」の方に魅力を感じる場合はあるでしょう。
日本版「Xiaomi Pad 6S Pro」の発売日は2024年5月9日。日本発表日当日より販売開始です。
フォーカスペンやキーボードカバーの価格
「Xiaomi Pad 6S Pro」に用意されている純正オプションの想定価格は以下の通り。
- ケース 4,980円
- キーボードカバー 16,800円
- フォーカスペン 14,800円
本体価格が手頃になっているので、オプション品の購入を検討しやすいことも魅力です。
まとめ:強強タブ!「Xiaomi Pad 6S Pro」実機レビュー!
以上、XiaomiのハイスペックAndroidタブレット「Xiaomi Pad 6S Pro」をレビューした内容について紹介しておきました。
「Xiaomi Pad 6S Pro」は幅広い用途に快適なハイパフォーマンスで、競合モデルよりも格段に安い魅力的なタブレットです。
在庫切れ発生が秒で納得できる仕上がり!
実機を使ってみると、日本発売直後に在庫切れ発生も秒で納得できる仕上がりです。
「Xiaomi Pad 6」の無印モデルもかなりの高コスパでしたが、それを上回るレベルと感じています。
ハイスペックなAndroidタブレットを探している場合にはかなり有力な選択肢になることは間違いありません。
12インチオーバーのサイズで長時間持っていると負担感はあります。想定用途にしたがったサイズ感のチェックは重要なポイントです。
「Xiaomi Pad 6S Pro」の良かった点
実際に「Xiaomi Pad 6S Pro」を使ってみて主に良かった点が以下の通り。
特に良かった点をピックアップしましたが、他にも魅力ある仕上がりになっています。
「Xiaomi Pad 6S Pro」のイマイチだった点
「Xiaomi Pad 6S Pro」でイマイチと感じた点は以下の通り。
イマイチと感じた点も3つほどピックアップしましたが、想定用途によっては問題ない場合も多いでしょう。
「Xiaomi Pad 6S Pro」は本当に強強なハイスペックタブレットになっているので、気になる場合にはぜひチェックしてみてください。
Xiaomiは12インチクラスのミドルスペックタブレットとして「POCO Pad」と「Redmi Pad Pro」も日本で発売。
大画面タブが欲しいけど、予算を抑えたい場合には2モデルとの比較もアリでしょう。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
「Xiaomi Pad 6S Pro」と「Xiaomi Pad 6」のスペック比較
「Xiaomi Pad 6S Pro」と「Xiaomi Pad 6」のスペックを比較したものが以下のとおりです。
Xiaomi Pad 6S Pro | Xiaomi Pad 6 | |
---|---|---|
ディスプレイ | 120Hz 12.4″液晶 | 144Hz 11″液晶 |
解像度 | 3048×2032 | 2880×1800 |
SoC | Snapdragon 8 Gen2 | Snapdragon 870 |
RAM | 8GB/12GB | 6GB/8GB |
ROM | 256GB/512GB | 128GB/256GB |
背面カメラ | 50MP+2MP | 13MP |
前面カメラ | 32MP | 8MP |
指紋認証 | 側面 | ー |
バッテリー容量 | 10000mAh | 8840mAh |
急速充電 | 120W有線 | 33W有線 |
サイズ(mm) | 278.70×191.58×6.26 | 253.95×165.18×6.51 |
重量 | 590g | 490g |
価格 | 69,800円~ | 49,800円~ |
「Xiaomi Pad 6S Pro」アンケート
「Xiaomi Pad 6S Pro」についてのアンケートを実施しています。よろしければ投票してみてください。
おすすめ記事
「Xiaomi Pad 6S Pro」情報をご覧頂いた方におすすめの記事を用意しました。ぜひ合わせてご覧ください。