この記事にはLenovo製のAndroidタブレット「Lenovo Idea Tab Pro」をレビューした内容を紹介しています。

どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
手頃な価格でスペックバランスに優れたLenovoタブを使ってみて良かった点とイマイチだった点を正直にまとめておきます。
メインタブで使ってみるとコスパ抜群の仕上がりが素晴らしいと感じています。
コスパ抜群タブ!「Lenovo Idea Tab Pro」実機レビュー!

「Lenovo Idea Tab Pro」は2025年1月に日本発売されたミドルハイクラスのAndroidタブレット。
日本発表時に公表された価格とスペックがかなり魅力を感じて、実際にメインタブレット候補として購入しました。
では、「Lenovo Idea Tab Pro」の主な特徴とともに使ってみた印象をまとめていきます。
144Hz対応の大画面12.7インチディスプレイ搭載

「Lenovo Idea Tab Pro」は、144Hz対応の12.7インチ液晶ディスプレイ(2944×1840)を搭載。
大画面ディスプレイ搭載でしっかりコンテンツを楽しむことができます。もちろんWidevineはL1対応です。
大画面ディスプレイ搭載であっても解像度は十分で、表示の精細感は問題ありません。
発色はかなりキレイと感じていて、ディスプレイの明るさはそれほど不満を感じないレベルです。
ディスプレイの視野角がやや狭めは注意ポイント!


「Lenovo Idea Tab Pro」の視野角はやや狭めです。
正面から見る場合にはまったく問題ないですが、少し角度をつけて見ることが多い場合には、少し気になるポイントになりそうです。
最新スマホのようなめちゃ明るいディスプレイではないですが、屋内の利用であれば問題ないと感じる場合は多いでしょう。
最大144Hzのハイリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示

最大144Hzのハイリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示を楽しめます。
開発者オプションでリフレッシュレートを確認してみると、主に120Hz/60Hz/30Hzあたりで動的にリフレッシュレートが変化していました。
使用状況に応じてちゃんと変化している印象で、滑らかな画面表示とバッテリー持ちのバランスを両立するようになっています。
なお、ディスプレイには保護フィルムが貼られていません。購入する場合には硬めのフィルムが大画面に貼りやすいのでおすすめです。
JBLチューニングのクアッドスピーカーが魅力大

「Lenovo Idea Tab Pro」のスピーカーの仕上がりはかなり良いです。他のタブレットと比較しながら動画を見ても音が良いことが分かります。
JBLチューニングのクアッドスピーカーを搭載し、しっかり音量が出て音のクリアさを感じることができます。

3.5mmイヤホンジャックは非搭載です。
クアッドスピーカー搭載タブレットはけっこうありますが、実際に使ってみると「Lenovo Idea Tab Pro」の魅力ポイントであることが分かります。
良い音で動画視聴したい場合にはうれしいスピーカーです。けっこうテンション上がりますよ。
「Lenovo Idea Tab Pro」のサイズと重さ

メーカー公称の「Lenovo Idea Tab Pro」のサイズは291.8×189.1×6.9mm、重さは620g。
大画面ディスプレイが魅力ですが、Androidタブレットとしては大きめのサイズです。

どのようなシーンで使用を想定しているかをしっかりとチェックしておく方が良いでしょう。
なお、ボディカラーはルナグレーのみ。背面等のデザインはXiaomi Pad 6の方が魅力的です。
ただ、ケースを付けてしまえば背面の質感はそれほど気になっていません。
生体認証は指紋認証と顔認証に対応

「Lenovo Idea Tab Pro」は指紋認証と顔認証に対応しています。指紋認証センサーは電源ボタンと一体です。
競合機は指紋認証に非対応のものもあるので、指紋認証対応はチェックしておくべきポイントです。
実際の指紋認証の使い勝手はまずまずといったところです。
ややセンサー(ボタン)のサイズ小さめがマイナスですが、認証してロック解除まではスムーズです。

前面カメラの搭載位置は上の写真の通り。縦持ち時の顔認証はけっこう意識してカメラを向ける必要があります。
スマホの顔認証のようないつでも爆速で使えるレベルではありません。
Dimensity 8300搭載のハイパフォーマンスが魅力ポイント

「Lenovo Idea Tab Pro」のパフォーマンスはかなりレベル高いです。
SoCには「Dimensity 8300」を採用。ハイエンドに迫るパフォーマンスを叩き出すと評判のSoCです。
実際にAnTuTuベンチマークスコアを3回連続で計測した結果が以下のとおりです。

実測AnTuTuベンチマークスコアはおよそ124万で、他の国内ミドルスペックタブレットを大きく上回っています。
動画視聴やウェブ閲覧などのライトユースであればかなり軽快に動作し、3Dゲームもライトに遊ぶ範囲であれば楽しめます。
ヘビーユースにこだわりがある場合以外には満足できるパフォーマンスレベルでしょう。
RAM容量は8GB、内部ストレージ容量は256GB。ミドルスペックモデルとしては十分な容量です。

なお、初回起動直後の内部ストレージの空き容量はおよそ241GB。一般的なアプリをそれなりにインストールしても問題ない空きがあります。

しかも、内部ストレージは最新ハイエンドスマホレベルの高速ぶりです。ファイルの読み書きが速いことも快適に使えるポイントです。
microSDカードも使用可能!

さらに、「Lenovo Idea Tab Pro」にはmicroSDカードも挿すことができます。
写真や動画をmicroSDカードに保存して使える選択肢があってより安心できます。
背面に1300万画素シングルカメラを搭載

「Lenovo Idea Tab Pro」の背面には1300万画素のシングルカメラを搭載。
タブレットではよくあるようなスペックの背面カメラで、かんたんなメモ程度の撮影は可能です。


「Google Pixel 8」と撮り比べてみると、明るい場所であればそれなりには撮れています。
暗所撮影では明らかに厳しいので、キレイに撮影したい場合にはスマホを使いましょう。
純正スタイラスペン「Lenovo Tab Pen Plus」付属で手書きが楽しい!

「Lenovo Idea Tab Pro」には純正スタイラスペン「Lenovo Tab Pen Plus」が付属しています。
「Lenovo Tab Pen Plus」単体の直販価格は8,800円で、4096段階の高い検知性、パームリジェクションに対応しています。
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表示している情報に手書きを加えたい場合にもペン手書きモードを素早く使えます。
購入後すぐに12.7インチの大画面で快適なペン手書きを楽しめることは大きな魅力です。

なお、ペンは本体にマグネットで付きますが、マグネット充電ではなくType-Cケーブルを挿して充電します。
「Lenovo Smart Connect」アプリでサブモニターとして使える!

「Lenovo Idea Tab Pro」は、「Lenovo Smart Connect」アプリを使うとWindowsノートパソコンのサブモニターとしても利用可能です。
Lenovo以外のメーカーのWindowsパソコンでも利用可能で、サブモニター化のハードルが低いことはかなりありがたいです。
筆者の使用環境ではWi-Fiで使用するとカクつきが気になったので、USBケーブルで接続してサブモニターとして使っています。
12.7インチの大画面をいかしたサブモニター化はけっこう魅力的なポイントになる場合はあるでしょう。
Type-CポートはDisplayPort-Out対応で映像出力が可能!

「Lenovo Idea Tab Pro」のType-CポートはUSB 3.2(DisplayPort-Out対応)です。
映像出力対応のType-C to Type-Cケーブルを使えばカンタンに映像出力が可能です。
作業領域を拡大できる「拡張モード」の映像出力が可能であるので、例えばモバイルモニターを使って作業したい場合には重宝します。
大容量10,200mAhバッテリー搭載で安心のバッテリー持ち!

「Lenovo Idea Tab Pro」は10,200mAhの超大容量バッテリーを搭載。10000mAhオーバーのバッテリーで安心して使えます。

急速充電は45W有線に対応し、最大45W出力対応のACアダプターが同梱されています。
手持ちの市販PPS対応45W急速充電器を使っても、ちゃんと45W充電できたことは微サプライズでした。
45W出力で充電できるのであれば不満を感じることは少ないでしょう。
OSは「Android 14」を搭載!アップデート保証はある?

「Lenovo Idea Tab Pro」のOSは「Android 14」を搭載。
LenovoのZUIはそれほどクセが強くないので、他メーカーのAndroidタブから機種変更であってもすぐに慣れる場合が多いでしょう。
なお、2回のOSメジャーアップグレードと、2029年までの4年間のセキュリティアップデートが予定されています。
OSは「Android 16」までアップデート予定があるので、安心して使いやすい要素になります。
「Lenovo Idea Tab Pro」の魅力的な価格

「Lenovo Idea Tab Pro」の発売時点のLenovo公式直販価格は54,780円です。
純正スタイラスペン付属し、大画面ディスプレイ搭載でハイエンドモデルに迫るパフォーマンスでこの価格はかなり魅力的でしょう。

「Xiaomi Pad 6」とがっつり競合する価格帯です
ポイント還元で良い場合には、Lenovo公式の楽天市場店でけっこうオトクに購入できるタイミングがあります。
>>Lenovo Idea Tab Pro | Lenovo楽天
どこで購入するとオトクかを比較することがおすすめです。
「Lenovo Idea Tab Pro」のスペック
「Lenovo Idea Tab Pro」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android 14
- ディスプレイ:12.7 インチ(2944×1840)
- SoC:Dimensity 8300
- RAM:8GB
- ROM:256GB
- カメラ:REAR:13MP FRONT:8MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
- 指紋センサー:○(側面)
- USB:Type-C
- バッテリー:10200mAh
- サイズ:291.8(W)x189.1(H)x6.9(D) mm
- 重量:620g
なお、Wi-Fiモデルのみのラインナップとなっていて、モバイル通信に対応するセルラーモデルはありません。
まとめ:コスパ抜群タブ!「Lenovo Idea Tab Pro」実機レビュー!

以上、Lenovo製のAndroidタブレット「Lenovo Idea Tab Pro」をレビューした内容について紹介しておきました。
スペックシートだとコスパ高い予感するな!と感じて購入しましたが、実際に使ってみると期待したコスパを上回ってきました。
ミドルクラスのAndroidタブレットとしては十分以上のパフォーマンスを備えていて、JBLチューニングのスピーカーがホント素晴らしいです。
幅広い用途を楽しめる魅力的なタブレット
さらに、純正スタイラスペン付属で快適なペン手書きが楽しめて、サブモニター化で用途が拡がります。まさに色々と楽しめるタブレットだと感じています。
一方で、発売直後はサードパーティ製のケースの種類が少なく、純正の別売りオプション品もそれほど充実していないことは残念に感じたポイントです。
サイズ感は好みが分かれそうなポイントですが、大きめサイズのタブレットを探している場合にはかなり魅力的な選択肢になるでしょう。

筆者はメインタブをLenovo Idea Tab Proに変えました。
ある程度手頃な価格で使い勝手の良い大画面Androidタブレットを探している場合にはおすすめできます。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
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