この記事にはLenovoのAndroidタブレット「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」をレビューした内容を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」をお借りできたので、実際に使ってみて良かった点とイマイチだった点を正直にまとめておきます。
ニーズを捉える!「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」実機レビュー!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」は、2025年1月に日本リリースのAndroidタブレットです。
コンパクトボディにハイエンドSoC搭載のハイスペックなパッケージが大きな魅力です。
ハイスペックなLegionタブレットが日本発売!
LenovoのゲーミングブランドのLegionタブレットがついに日本でも発売されて注目を集めています。
一部国ではLegion Y700 2025としてリリース
では、さっそく「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」の特徴紹介とともに使った印象をまとめていきます。
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」のコンパクトなボディが魅力大!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」は、165Hz対応の8.8インチ液晶ディスプレイ(2560×1600)を搭載。
ピーク輝度は900nits(HBMモード)
有機ELではありませんが、実際に使ってみると明るくキレイな高精細ディスプレイでコンテンツを楽しめます。
ディスプレイの視野角は問題なし
ディスプレイの視野角は広く斜めから見ても問題ありません。幅広いシーンで使いやすいことは重要なポイントです。
筆者のメインタブの「Lenovo Idea Tab Pro」よりも視野角は広いと感じています。
もちろん、タッチやスクロールなどの基本的な操作はまったく問題ありません。
最大165Hzのハイリフレッシュレート対応
最大165Hzのハイリフレッシュレートに対応。滑らかな画面表示でコンテンツを楽しめます。
デフォルトのリフレッシュレート設定は「インテリジェンス」で、使用状況に応じてリフレッシュレートが自動で切り替わります。
実際にリフレッシュレートを確認すると、主に120Hzと60Hzで切り替わっていました。
画面占有率は公称87.8%とタブレット水準では高め。ベゼルは細すぎず太すぎずで、見やすさと持ちやすさのバランスが良いです。
もちろん、WidevineセキュリティレベルはL1に対応。実際にAmazonプライムビデオでHD画質再生が可能でした。
なお、ディスプレイには保護フィルムは貼られていません。必要な場合には準備しておきましょう。
約350gの軽量ボディが魅力的!ごろ寝で使いたい場合にうれしい軽さ!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」は公称350gの軽量ボディで、その扱いやすさも魅力です。
持ち運びしやすいことはもちろんのこと、ごろ寝で使いたい勢にもうれしいサイズ感です。
電子書籍を楽しむために良いサイズ感で、ごろ寝でもそれなりに使いやすいタブレットと感じています。
なお、ケースは付属していないので、必要な場合には探しておきましょう。
ステレオスピーカー搭載で音が良い!3.5mmイヤホンジャックは非搭載!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」のスピーカーはステレオ。音量十分で低音と高音ともにちゃんと出ていて楽しめます。
横持ち時の左右側面それぞれにスピーカーがあるので、音のバランスが良いです。
クアッドスピーカーでないことは気になるポイントでしたが、実際に使ってみると十分に音が良かったです。
なお、3.5mmイヤホンジャックは非搭載です。ゲーミングタブと考えると残念に感じる場合はあるでしょう。
バイブレーションにもゲーミング仕様の心地よさがあって、コンテンツ体験をさらに演出してくれます。
生体認証は顔認証に対応!指紋認証は非対応!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」の生体認証は顔認証に対応。
縦持ち時に前面カメラが上部にくるので、さっと認証しやすいことが良いです。認証してからロック解除まではとてもスムーズで快適に使えます。
なお、指紋認証には非対応であることはチェックしておきましょう。
「Snapdragon 8 Gen3」搭載のハイパフォーマンスで快適な動作!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」のハイパフォーマンスぶりは大きな魅力になっています。
SoCは「Snapdragon 8 Gen3」を採用。後継SoCがリリース済みですが、現状でもパフォーマンスはかなりハイレベルです。
およそ200万のAnTuTuベンチマークスコア
実測AnTuTuベンチマークスコアがおよそ200万と、最高性能にこだわる場合を除くと大満足レベルでしょう。
ヘビーユースだけでなく、ライトユースであってもサクサクに動作することを体感できます。
一方で、ハイエンドSoC搭載でバッテリー消費はやや大きめに感じます。特にヘビーな用途で使う場合には充電多めになるでしょう。
なお、デュアルでUSBポートを搭載し、ゲームプレイ時にも充電しやすいことはポイントです。
\販売情報をチェック/
256GBストレージは心配な場合もありそう!microSDは非対応!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」のRAM容量は12GB(LPDDR5X)、内部ストレージ容量は256GB(UFS4.0)。microSDカードは非対応です。
重量級ゲームアプリのサイズは巨大です。ハイスペックゲーミングタブレットとしてはストレージ容量が少し不安要素になる可能性があります。
実際にインストールしたいアプリの容量をチェックして検討することがおすすめです。
なお、初回起動直後の内部ストレージの空き容量は約232GBでした。
コストとの兼ね合いはありますが、512GBストレージモデルのオプションがほしかったところです。
なお、ストレージ速度はかなり高速です。最新ハイエンドスマホと遜色ないトップクラスのストレージ速度です。
最大9GBのRAM拡張にも対応しています。デフォルトでは無効になっていないので必要であれば設定を変更します。
Android 14を搭載!最大3回のOSアップグレードを予定!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」のOSは「Android 14」を搭載。ゲームモードにも対応しています。
Lenovo ZUIのクセはそれほど強くないので、他メーカーのAndroidタブレットからの買い替えの場合でもすぐに使いこなせるでしょう。
また、最大3回のOSアップグレード予定が公言されています。あくまでも予定ですが、安心して使いやすい要素にはなります。
最大1300万画素のデュアルカメラを搭載!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」の背面には背面には1300万画素(標準)+200万画素(マクロ)のデュアルカメラを搭載。
一般的な撮影用途では標準カメラのみの実質単眼です。マクロカメラ無しでコストを抑えてほしかったと正直感じています。
実際に撮影した写真が以下のとおりです。比較として「Google Pixel 8」でも撮影しておきました。
1300万画素カメラは明るい場面での軽いスナップ撮影であれば対応できます。キレイに撮りたい場合には素直にスマホのカメラを使いましょう。
6550mAhバッテリーを搭載!バイパス充電に対応!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」のバッテリー容量は6550mAhで、68Wの急速有線充電に対応。
ワイヤレス充電は非対応です。
ハイエンドSoC搭載機であるので、特にヘビーユースでのバッテリー持ちはそこほど良くない印象です。
ただし、ゲームモードではのパフォーマンスを省電力/バランス/パフォーマンスの3段階に調整可能。
バッテリー残量の状況に応じてパフォーマンスを調整しながら使えるようになっています。
また、ゲームモードではバイパス充電が可能で、バッテリースルーでタブレットに電力を直接送ることができます。
発熱を抑えられるので、ゲームをがっつりプレイしたい勢には有用な機能でしょう。
USB Type-Cを2ポート搭載し、充電中にもType-C有線イヤホンなどを使えます。なお、ポートはUSB 3.2(DP-Out対応)とUSB 2.0の構成。
実際に「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」は外部ディスプレイ出力が可能。ミラーモードに加えて拡張モードでの映像出力できることは便利なポイントです。
68W急速有線充電に対応!PPS対応のUSB PDでもパワフルに充電可能!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」には68W充電対応のACアダプターが同梱。購入後すぐに急速充電が可能です。
また、60WクラスのPPS対応USB PD急速充電器を使った場合でも40W強で充電できています。
市販の急速充電器を使っている場合でも、十分な急速充電できることは良いです。
ボディカラーはエクリプスブラックのみの展開。フルメタルデザインでボディの質感は良いです。
なお、GPSを搭載していないことは注意ポイントです。タブレットでは珍しくありませんが、GPS必須の場合には必ず理解しておきましょう。
日本版「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」の価格
日本版「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」の公式オンライストア価格は79,860円です(2025年2月3日時点)。
Snapdragon 8 Gen3搭載のハイスペックタブレットとしては納得感のある価格設定です。
海外発売のグローバルモデルとそれほど変わらない価格水準で日本リリースとなっていることもうれしいポイントです。
\販売情報をチェック/
日本版「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」のスペック
日本版「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android 14
- ディスプレイ:8.8 インチ(2560×1600)
- SoC:Snapdragon 8 Gen3
- RAM:12GB
- ROM:256GB
- カメラ:REAR:13MP+2MP FRONT:8MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax/be
- 指紋センサー:ー
- USB:Type-C
- バッテリー:6550mAh
- サイズ:208.5(W)x129.5(H)x7.8(D) mm
- 重量:350g
Wi-Fiモデルのみのリリースで、セルラー版は無しです。
まとめ:ニーズを捉える!「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」実機レビュー!
以上、LenovoのAndroidタブレット「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」をレビューした内容について紹介しておきました。
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」は8インチクラスのハイスペックAndroidタブレットの数少ない選択肢です。
ハイパフォーマンスで幅広い用途を快適に楽しめて、さらに軽量なボディで扱いやすいことが大きな魅力です。
なお、似たようなサイズ感でRedmi Pad SE 8.7がありますが、パフォーマンスがそれほど高くなく用途がかなり限定的です。
\販売情報をチェック/
コンパクトハイエンドAndroidタブレットの有力な選択肢!
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」は8インチクラスで幅広い用途に使えるハイスペックAndroidタブレットがほしい場合には有力な選択肢でしょう。
まさにニーズをしっかり捉える魅力的なコンパクトハイエンドタブレットではないでしょうか。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」アンケート
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」についてのアンケートを実施しています。よろしければ投票してみてください。
おすすめ記事
「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」情報をご覧頂いた方におすすめの記事を用意しました。ぜひ合わせてご覧ください。