この記事には「POCO X6 Pro 5G」実機でAnTuTuベンチマークスコアをチェックした状況を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
「POCO X6 Pro 5G」はAnTuTuベンチマークスコアはまさにエグいです。興味がある場合にはぜひ参考にしてみてください。
「POCO X6 Pro 5G」実機でAnTuTuベンチマークスコアをチェック!
「POCO X6 Pro 5G」は2024年1月にグローバル発表された5Gスマートフォン。AliExpressでは200ドル台で購入できるので、価格は完全にミドルレンジです。
SoCには4nm製造プロセスの「Dimensity 8300-Ultra」を搭載。グローバル発表時にAnTuTuスコアがおよそ146万と公表されて大きな話題になりました。
「POCO X6 Pro 5G」の8+256GBモデルを購入したので、AnTuTuベンチマークスコアを実際に計測しておきます
3回連続で計測しているので、スコアの安定性や発熱状況にも注目です。では、さっそくベンチマーク結果を見ていきましょう。
「POCO X6 Pro 5G」の実測AnTuTu V9ベンチマークスコア
「POCO X6 Pro 5G」の実測AnTuTu V9ベンチマークスコアはおよそ103万。V9計測であっても100万オーバーを叩き出しています。
「Snapdragon 8+ Gen1」搭載の「Xiaomi 12T Pro」に近いスコアをマーク。とても200ドル台で購入したスマホとは思えないものです。
Snapdragon 7+ Gen2搭載スマホを上回るベンチマークスコア!
「POCO X6 Pro 5G」のAnTuTuベンチマークスコアは、Snapdragon 7+ Gen2搭載の「POCO F5」を上回っています。
2023年はミドルレンジ向け「Snapdragon 7+ Gen2」が驚きのパフォーマンスで話題でした。2024年はさらにミドルレンジの性能アップの激化が期待できそうです。
連続計測で負荷を掛けても大きなスコア変動は無く、モニタリング温度からも分かるように大きな発熱はありません。
いくらパフォーマンスが高くても発熱が多いとマイナスになります。発熱が少ないことはかなり魅力的なポイントです。
「POCO X6 Pro 5G」は5000mm²のVC、10000mm²オーバーのグラファイトなどの冷却機構を備えています。動作の安定性は魅力です。
「Xiaomi 13T」のAnTuTu V9ベンチマークスコアと比較
「Xiaomi 13T」は「Dimensity 8200-Ultra」搭載の5Gスマートフォンです。2023年12月に日本で発売されています。
「POCO X6 Pro 5G」とはDimensityの近い型番であるので、AnTuTuベンチマークスコアを比較しておきたい場合があると思います。
「Xiaomi 13T」の実測AnTuTu V9ベンチマークスコアは以下の通り。
「POCO X6 Pro 5G」と「Xiaomi 13T」のAnTuTuベンチマークスコアの差はおよそ20万。
「Xiaomi 13T」は国内ミドルレンジではパフォーマンスがかなり高い部類に入りますが、「POCO X6 Pro 5G」の方がワンランク上のスコアと分かります。
「Google Pixel 7a」のAnTuTu V9ベンチマークスコアと比較
ミドルレンジAndroidスマホの代表格の「Google Pixel 7a」のAnTuTu V9ベンチマークスコアとも比較しておきましょう。
「Google Pixel 7a」はお馴染みの「Tensor G2」搭載です。
実測ベースのスコアでは「Google Pixel 7a」は60万台後半。「POCO X6 Pro 5G」とのスコア差はかなりあります。
実際に使ってみても、やはり「POCO X6 Pro 5G」の方が軽快と体感できます。
UFS4.0ストレージ搭載でフラグシップ並みに高速!
さらに、「POCO X6 Pro 5G」の内部ストレージ速度はフラグシップスマホに肉薄するレベル。
他の最新フラグシップスマホと同様にUFS4.0ストレージを搭載しています。これも注目しておきたいポイントです。
Androidデバイスの実測AnTuTu V9ベンチマークスコア
他のAndroidデバイスのAnTuTu V9ベンチマークのおよその実測スコア例は以下のとおりです。
機種名 | SoC | AnTuTuスコア |
---|---|---|
REDMAGIC 9 Pro | Snapdragon 8 Gen3 | 1,620,000 |
Zenfone 10 | Snapdragon 8 Gen2 | 1,250,000 |
Xiaomi 13T Pro | Dimensity 9200+ | 1,200,000 |
Xiaomi 12T Pro | Snapdragon 8+ Gen 1 | 1,080,000 |
POCO X6 Pro 5G | Dimensity 8300-Ultra | 1,030,000 |
realme GT 2 Pro | Snapdragon 8 Gen 1 | 990,000 |
POCO F5 | Snapdragon 7+ Gen2 | 950,000 |
Xiaomi 13T | Dimensity 8200-Ultra | 826,000 |
Zenfone 8 | Snapdragon 888 | 780,000 |
Pixel 8 | Tensor G3 | 770,000 |
POCO X4 GT | Dimensity 8100 | 760,000 |
Pixel 7a | Tensor G2 | 680,000 |
POCO F3 | Snapdragon 870 | 680,000 |
Redmi Note 13 Pro+ 5G | Dimensity 7200-Ultra | 620,000 |
Xiaomi 11T | Dimensity 1200-Ultra | 600,000 |
Pixel 6a | Tensor | 590,000 |
Nothing Phone (2a) | Dimensity 7200 Pro | 580,000 |
POCO X3 GT | Dimensity 1100 | 570,000 |
Xiaomi Pad 5 | Snapdragon 860 | 570,000 |
Xiaomi 13 Lite | Snapdragon 7 Gen1 | 560,000 |
Mi 11 Lite 5G | Snapdragon 780G | 500,000 |
realme 9 Pro+ | Dimensity 920 | 490,000 |
OPPO Reno 10 Pro 5G | Snapdragon 778G | 490,000 |
AQUOS sense8 | Snapdragon 6 Gen1 | 470,000 |
Redmi Note 11 Pro 5G | Snapdragon 695 | 390,000 |
Redmi Note 13 Pro | Helio G99-Ultra | 390,000 |
Redmi 12 5G | Snapdragon 4 Gen2 | 390,000 |
OPPO Reno5 A | Snapdragon 765G | 380,000 |
OPPO A79 5G | Dimensity 6020 | 310,000 |
さらにAnTuTu Ver10での計測も行っておきます。
「POCO X6 Pro 5G」の実測AnTuTu V10ベンチマークスコア
「POCO X6 Pro 5G」の実測AnTuTu V10ベンチマークスコアはおよそ138万。
さすがに、公表スコアには少し届きませんでしたが、200ドル台で購入可能なスマホとしては驚きのスコアです。
「POCO F6」のAnTuTu V10ベンチマークスコアと比較
POCOが2024年5月にリリースした「POCO F6」の実測AnTuTu V10ベンチマークスコアも紹介しておきます。
「POCO F6」はSoCに「Snapdragon 8s Gen3」を搭載。クアルコムの最新ハイエンド向けSoCの廉価版です。
「POCO F6」のAnTuTu V10ベンチマークスコアは以下の通り。
連続計測時の平均スコアでは「POCO X6 Pro 5G」とほぼ同等であることが分かります。
「POCO F6」も重量級ゲームを遊ぶ場合にも十分対応できるパフォーマンスの高さが魅力的です。
Androidデバイスの実測AnTuTu V10ベンチマークスコア
Androidデバイスの実測AnTuTu V10ベンチマークスコアは以下のとおりです。
デバイス名 | SoC | AnTuTuスコア |
---|---|---|
REDMAGIC 9 Pro | Snapdragon 8 Gen3 | 2,160,000 |
Xiaomi Pad 6S Pro | Snapdragon 8 Gen2 | 1,540,000 |
Xiaomi 13T Pro | Dimensity 9200+ | 1,430,000 |
POCO F6 | Snapdragon 8s Gen3 | 1,380,000 |
POCO X6 Pro 5G | Dimensity 8300-Ultra | 1,380,000 |
POCO F5 | Snapdragon 7+ Gen2 | 1,140,000 |
Google Pixel 8 | Tensor G3 | 950,000 |
Google Pixel 7 | Tensor G2 | 890,000 |
Redmi Note 13 Pro+ 5G | Dimensity 7200-Ultra | 740,000 |
motorola edge 40* | Dimensity 8020 | 740,000 |
Nothing Phone (2a) | Dimensity 7200 Pro | 690,000 |
OPPO Reno11 A* | Dimensity 7050 | 610,000 |
arrows We2 Plus | Snapdragon 7s Gen2 | 600,000 |
moto g64 5G* | Dimensity 7025 | 500,000 |
Redmi 12 5G* | Snapdragon 4 Gen2 | 440,000 |
OPPO A79 5G* | Dimensity 6020 | 390,000 |
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まとめ:「POCO X6 Pro 5G」実機でAnTuTuベンチマークスコアをチェック!
以上、「POCO X6 Pro 5G」実機でAnTuTuベンチマークスコアをチェックした状況について紹介しておきました。
まさにとんでもないパフォーマンスを備えたミドルレンジスマホが爆誕した印象です。ミドルレンジ価格でハイエンドに迫るパフォーマンスをもっています。
2024年のミドルレンジを比較する場合に、1つのベンチマークになりそうな存在ですね。
「POCO X6 Pro 5G」の実測AnTuTuベンチマークスコアまとめ
「POCO X6 Pro 5G」の実測AnTuTuベンチマークスコアは以下の通りでした。
- AnTuTu V9 103万
- AnTuTu V10 138万
200ドル台スマホでこのAnTuTuスコアはまじでエグいです。Xiaomi 13T Proをサブ機で使っていますが、普段遣いしてみた範囲では動作の違いはマジで分かりません。
ミドル価格でパフォーマンス重視の場合にはとても魅力的
「POCO X6 Pro 5G」は、AMOLEDディスプレイ搭載で十分に綺麗な画面表示が楽しめて、ちゃんと鳴るステレオスピーカーを備えています。
カメラはそれほど大きな特徴がなく、3.5mmイヤホンジャック非搭載が気になるぐらいで、他のスペックも十分に満足できるレベルです。
それでいて、このパフォーマンスはまじでエグい。ミドルレンジスマホを選ぶ場合の基準が爆上がりするレベルです。
Xiaomiさん、いい意味でやりすぎです。
「POCO X6 Pro 5G」の日本発売は不明!
なお、グローバル発表時点で「POCO X6 Pro 5G」の日本発売はアナウンスされていません。
もし、「POCO X6 Pro 5G」が手頃な価格で日本上陸すると、ポジティブにとんでもないことになりそうです。
Xiaomiには「POCO X6 Pro 5G」の日本投入をぜひともお願いしたいところです。
以上、参考になれば幸いです!
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