この記事にはモトローラの5Gスマートフォン「moto g64 5G」をレビューした内容を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
「moto g64 5G」を使っていて良かったところとイマイチのところをまとめておきます。どのような仕上がりか気になっている場合にはぜひ参考にしてみてください。
人気に納得!「moto g64 5G」実機レビュー!おサイフ対応の低価格スマホ!
「moto g64 5G」は、2024年6月に日本発売の5Gスマートフォン。オープンマーケット向けのSIMフリーモデルがリリースされています。
低価格5Gスマホのカテゴリーの製品で、日本モデルはちゃんとおサイフケータイ対応のローカライズ有りでリリースされています。
SIMフリー版「moto g64 5G」を実際に購入したので、使用感を特徴と合わせてまとめておきます。
最大120Hzのハイリフレッシュレート対応の6.5インチディスプレイ
「moto g64 5G」は、120Hz対応の約6.5インチ液晶ディスプレイ(2400×1080)を搭載。
最大120Hzのハイリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示が楽しめることが魅力です。
低価格スマホとしては比較的スリムなベゼルデザインであることが分かります。ベゼルは下部が太めですが極端に気になるほどではありません。
ディスプレイの発色が良いので、不満なくコンテンツを楽しめています。一方で、視野角がやや狭いことが気になる場合はあるでしょう。
真夏の直射日光下では見にくいと感じる場面がありますが、その他の多くの場面では視認性に不満を感じることはありません。
総合すると低価格スマホのディスプレイとしては優秀と感じています。
なお、ディスプレイには実用可能なフィルムは貼られていません。
Dolby Atmos対応のステレオスピーカー搭載
「moto g64 5G」はステレオスピーカーを搭載。Dolby Atmos対応で、ステレオスピーカーが本機の特徴としてアピールされています。
実際に使ってみると、音量はそれなりに出て、音のこもりが気になることはありません。低価格スマホのステレオスピーカーとしては十分に合格レベルと感じます。
低価格スマホのステレオスピーカーは音がこもっていてイマイチと感じる場合が少なくありません。「moto g64 5G」ではそのような印象がないことは良いです。
片方が受話口から音が出ているので、受話口側の音は小さめです。それでもやはりモノラルスピーカーよりはベターでしょう。
ボディ側面に指紋認証センサーを搭載!使い勝手は良好!
「moto g64 5G」は指紋認証と顔認証に対応しています。
指紋認証センサーはボディ側面に搭載していて、電源ボタンの一体型です。
指紋認証センサーの使い勝手は良好で、ロック解除をスムーズに行うことができます。
「Dimensity 7025」搭載で低価格スマホとしては十分なパフォーマンス!
「moto g64 5G」のSoCは「Dimensity 7025」を採用。
実際に使ってみると、ウェブ閲覧や動画視聴の用途であればけっこう軽快に動作します。他の低価格スマホを使ったときの印象とは少し異なっています。
「moto g64 5G」の実測AnTuTuスコアはおよそ50万
実測ベースのAnTuTu V10ベンチマークスコアはおよそ50万。ライトユースであれば快適に動作するパフォーマンスを備えています。
数年前リリースのミドルスペックスマホから機種変更の場合であれば、逆に動作が軽快と感じる可能性があります。
一方で、3Dゲームなどのヘビーユースには適さないので、そのような用途を想定する場合にはもっとパフォーマンスが高いスマホを検討しましょう。
RAM容量は8GB、内部ストレージ容量は128GB。大容量RAMで、ストレージ不足が心配な場合にはmicroSDカードを挿すこともできます。
なお、初回起動直後に確認した内部ストレージの残容量は115GBでした。
低価格でありながらしっかり使えるスペックになっていることが魅力的です。
OSに「Android 14」を搭載!ピュアAndroidに近い使用感!
「moto g64 5G」はOSに「Android 14」を搭載しています。
モトローラスマホの場合はピュアAndroidに近い雰囲気で、他メーカーのようなごりごりなカスタムOSとは異なっています。
使い勝手にクセがなく、他のスマホからの機種変更でも困ることは少ないでしょう。モトローラの便利機能をプラスして使い勝手を高めています。
プリインアプリは少なく、アプリ構成はかなりシンプル。なお、日本版のアップデート保証情報は見つけられませんでした。
OIS対応の5000万画素カメラを搭載!
「moto g64 5G」の背面には5000万画素(標準 F1.8 OIS)+200万画素(マクロ)のデュアルカメラを搭載。
主に撮影に使うのは標準カメラのみで、実質的には単眼カメラです。このあたりは割り切った構成ですが、標準カメラの光学手ブレ補正(OIS)対応が注目ポイントです。
実際に撮ってきたサンプル写真を、比較のために用意した「OPPO Reno11 A」での写真とともにご覧ください。
「moto g64 5G」実機での撮影サンプル
「moto g64 5G」での日中の撮影はおおむね不満を感じないレベルです。やや黄色が強い色味は気になりますが、ぱっと見てちゃんと撮れるレベルです。
また、暗所撮影はOPPO Reno11 Aよりも明らかに好印象です。光学手ブレ補正の有無での差もよく分かる結果になりました。
実質単眼のカメラ構成ですが、標準カメラ中心でライトに撮影したい場合であれば満足できる場合は多いでしょう。暗所でもそれなりに撮影できることは良いポイントです。
大容量5000mAhバッテリー&30W急速充電
「moto g64 5G」のバッテリー容量は5000mAhで、30Wの急速有線充電に対応。ワイヤレス充電には非対応です。
大容量バッテリー搭載で普通に使う場合ではあれば1日は余裕で使えるバッテリー持ち。急速充電は低価格スマホでパワフルな部類に入ります。
ただし、ACアダプターやUSBケーブルは非同梱であることは注意ポイントです。
モトローラ純正のACアダプターとUSBケーブルのセットが別売りされているので必要であれば購入しましょう。
また、筆者手持ちのPPS対応のUSB PD急速充電器であればかなり満足できるレベルで急速充電できています。
「moto g64 5G」のデザインは好印象!軽量で使いやすい!
「moto g64 5G」のボディカラーはスペースブラック、シルバーブルーの2色展開。筆者はスペースブラックを購入しています。
ボディ重量は公称177gで、実際に持ってみるとかなり軽く感じます。付属のケースを付けても200gを切っていることも良いです。
フラットな背面はシンプルにデザインされていて、質感に不満を感じることがないのでさすがのモトローラスマホと感じている部分です。
日本版はおサイフケータイ(FeliCa)に対応。しっかりとニーズの高いローカライズ要素を入れてきています。
防水防塵性能はIP52レベルです。防滴レベルの防水性能になっているので、がっつりの水濡れは避けるようにしましょう。
日本版「moto g64 5G」の価格・発売日
日本版「moto g64 5G」の公式オンラインストア価格は34,800円。「Redmi 12 5G」や「OPPO A79 5G」が競合スマホとして挙げられます。
競合スマホと比べると、「moto g64 5G」はスペックバランスが良く、使用感がワンランク上と感じています。
低価格5Gスマホのカテゴリーでは「moto g64 5G」はかなり魅力的な選択肢になるでしょう。
日本版「moto g64 5G」の発売日は2024年6月28日です。
日本版「moto g64 5G」のスペック・対応バンド
「moto g64 5G」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android 14
- ディスプレイ:6.5 インチ(2400×1080)
- SoC:Dimensity 7025
- RAM:8GB
- ROM:128GB
- カメラ:REAR:50MP+2MP FRONT:16MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac
- 指紋センサー:○(側面)
- USB:Type-C
- バッテリー:5000mAh
- サイズ:73.82(W)x161.56(H)x7.99(D) mm
- 重量:177g
「moto g64 5G」の対応バンドは以下のとおりです。
2G:-
3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
4G:LTE B1/B2/B3/B4/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78
「moto g64 5G」の対応バンドは各キャリアの重要バンドの多くをカバーしています。
ただし、他の多くの海外メーカーのスマホ同様にドコモ5Gのn79には非対応。ドコモの5G中心で使いたい場合には注意が必要です。
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nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応
「moto g64 5G」の対応SIMはnanoSIM/eSIMです。カードスロットには他にmicroSDカードを挿すことができます。
2枚のnanoSIMを同時に挿すことはできず、nanoSIM+eSIMでのデュアルSIM対応です。
2枚のSIMカードを併用して、運用を工夫して楽しめるようになっています。
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まとめ:人気に納得!「moto g64 5G」実機レビュー!おサイフ対応の低価格スマホ!
以上、モトローラの5Gスマートフォン「moto g64 5G」をレビューした内容について紹介しておきました。
「moto g64 5G」を実際に使ってみると、まさに人気の低価格スマホであることが納得できる仕上がりです。
低価格スマホの場合は、コストカットのための妥協を感じる場合が多いです。「moto g64 5G」では妥協している部分が非常に少ないと感じながら使用できます。
売れ筋の5万円前後のスマホと比べると物足りなさはありますが、3万円前後のスマホとしてはかなり魅力的でしょう。
なお、ワイモバイルでは兄弟機の「moto g64y 5G」が販売されています。大きな違いはRAM容量が8GBから4GBに減っていることです。
その分だけ「moto g64y 5G」はより手頃な価格になっているので合わせてチェックしても良いでしょう。
実際に「moto g64 5G」を使ってみて良かった点とイマイチな点をまとめておきます。
「moto g64 5G」を使って良かった点
「moto g64 5G」を実際に使って良かった点は以下の通りです。
「moto g64 5G」は非常にバランスよくまとめられた低価格スマホです。
競合スマホも実機で触りましたが、現状の国内市場での低価格スマホでは「moto g64 5G」がワンランク上と感じています。
パフォーマンスに不満がなく、デザインがそれなりに質感が高いです。軽量ボディであることも実機を触ると魅力的です。
「moto g64 5G」を使ってイマイチだった点
「moto g64 5G」を実際に使ってイマイチだった点は以下の通りです。
「moto g64 5G」でイマイチと感じた点は、いずれも価格を抑えるためには仕方ないと印象のものが多いです。
なお、広角カメラは非搭載ですが、この価格帯で搭載してもそれほど期待できるものではないでしょう。
標準カメラが光学手ブレ補正対応の加点要素があるので、そこはイマイチと感じるほどではありまえんでした。
「moto g64 5G」は魅力的な低価格5Gスマホ
「moto g64 5G」は魅力的な低価格5Gスマートフォンであることは間違いありません。
実機を触ってみると、コストカットを感じる部分が他の競合スマホと比べると少ないことが分かります。
モトローラの国内シェア躍進の要因を体感できるスマートフォンと感じています。気になる場合にはぜひチェックしてみてください。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
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