この記事にはOPPOのAndroidスマートフォン「OPPO A79 5G」実機をレビューした状況を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
OPPOブランドの低価格スマホを実際に使ってみて良かった点とイマイチだった点を正直にまとめておきます。
「OPPO A79 5G」実機レビュー!低価格スマホの実力が気になる!
「OPPO A79 5G」は、2024年2月に日本発売の5Gスマートフォンです。
エントリーのOPPO Aシリーズの新モデルの進化ぶりが気になったので、ワイモバイル版を購入しています。
まずは、「OPPO A79 5G」の主なスペックをおさらいしておきます。
「OPPO A79 5G」のスペック
「OPPO A79 5G」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android 13 ( ColorOS 13 )
- ディスプレイ:6.7インチ液晶(2400×1080)
- SoC:Dimensity 6020
- RAM:4GB
- ROM:128GB
- カメラ:REAR:50MP+2MP FRONT:8MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac
- 指紋センサー:○(側面)
- USB:Type-C
- バッテリー:5000mAh
- サイズ:76(W)×166(H)×8(D) mm
- 重量:193g
スマホのスペックコンセプトとしては、Redmi 12 5Gの4+128GBモデルが主な競合機になるでしょう。
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では、さっそく「OPPO A79 5G」実機を触ってみた印象をまとめていきます。なお、執筆時点の筆者のメイン機はXiaomi 13Tです。
90Hz対応の6.7インチ液晶ディスプレイを搭載
「OPPO A79 5G」は、約6.7インチ液晶ディスプレイ(2400×1080)を搭載。公称ピーク輝度は680nitです。
解像度がフルHD+で精細感は問題ありません。エントリーの場合はHD+の場合もあるので、大切なポイントです。
なお、WidevineセキュリティレベルはL1に対応。アマプラでのHD画質再生が可能でした。
一方で、画面は少し暗いと感じる場面はあります。最大の明るさに設定すると個人的にギリ我慢できるレベル。
明るい屋外で使用するとさすがに見えにくいと感じる場面はあります。
他の液晶ディスプレイ搭載のエントリースマホも同じですが、視野角がやや狭めなど妥協ポイントはあります。
大画面でコンテンツを楽しめることが魅力ですが、ボディ幅は約76mmと大きめ。特に片手で操作したい場面が多い場合には注意が必要です。
エントリー機としてはベゼルがスリムで、公称画面占有率は91.40%。大画面ディスプレイで動画などのコンテンツをちゃんと楽しめます。
前面カメラは800万画素で、パンチホールは最新ミドルレンジと比較するとやや大きめです。
最大90Hzのリフレッシュレート対応
「OPPO A79 5G」は最大90Hzのリフレッシュレートに対応。エントリーでハイリフレッシュレート対応は良いですね。
デフォルトでは自動選択のリフレッシュレート設定です。使用状況に応じてリフレッシュレートが自動的に選択されるようになっています。
主にシステムの操作では90Hz表示されていますが、Chromeなどの頻度が高め予想のアプリで60Hz表示に切り替わっています。
実際に使ってみるとカクカクが気になるので、バッテリー持ちよりも使用感重視の場合には90Hz優先に設定変更がおすすめです。
ステレオスピーカー搭載が魅力
「OPPO A79 5G」のスピーカーはステレオです。モノラルスピーカーのエントリー~ミドルも少なくないので、これは魅力的なポイントになっています。
受話口側の音はやや小さいです、それでも一般的なモノラルスピーカーよりはずいぶんとマシ。低価格スマホとしてはかなり良いと感じます。
OPPO Reno9 Aはモノラルですからね。
ボディ側面下部には3.5mmイヤホンジャック有り。お気に入りの有線イヤホンがあればカンタンに使うことができます。
側面指紋認証センサーを搭載!顔認証も併用可能!
「OPPO A79 5G」の指紋認証センサーはボディ側面に搭載。電源ボタンと一体型のタイプです。
指紋認証を実際に使ってみて、認証速度と精度に不満を感じていません。画面点灯もスムーズで使いやすい指紋認証センサーです。
また、前面カメラを使った顔認証を併用可能。2Dタイプの顔認証ですが、顔認証でのロック解除もスムーズに行うことができます。
「Dimensity 6020」搭載のパフォーマンスは?
「OPPO A79 5G」のSoCは「Dimensity 6020」を採用。Dimensity 700のリネーム品です。
実機で計測したAnTuTu V10ベンチマークスコアはおよそ39万。
ライトな用途中心であれば対応できるパフォーマンスです。3Dゲームのプレイを想定している場合にはミドルハイ以上を選ぶようにしましょう。
実際の使用感としては、のんびりと動画視聴やウェブ閲覧する場合には十分に使えるレベルです。サクサクの動作を求めると厳しいでしょう。
RAM容量は4GB(LPDDR4X)、内部ストレージ容量は128GB(UFS2.2)です。microSDカードの使用をサポートしています。
4GBのRAM容量は最新スマホとしては心もとない印象。最大4GBの拡張RAM対応ですが、あくまでも補助的なもので過度な期待はできません。
最大5000万画素のデュアルカメラを搭載
「OPPO A79 5G」の背面には5000万画素(標準 F1.8)+200万画素(深度 F2.4)のデュアルカメラを搭載。
主に撮影に使うのは標準カメラのみの実質の単眼構成です。
実際に撮影したサンプル写真をご覧ください。ミドルレンジのXiaomi 13Tでも撮影しています。
明るい場所で撮影した場合には、色濃い目でぱっと見た印象は悪くはありません。
もちろん、細部を見ると比較機とは表現力に差はありますが、そもそもエントリーのニーズを考えるとちゃんと撮れていると感じています。
一方で、暗所撮影になると写真からも分かるようにかなり厳しいです。暗い場所でもある程度は撮影したい場合にはおすすめできません。
大容量5000mAhバッテリー&33W急速充電対応!
「OPPO A79 5G」のバッテリー容量は5000mAhで、33Wの急速有線充電に対応。もちろんUSBポートはType-Cです。
大容量バッテリーを搭載しているので、1日使っても余裕でバッテリーは持ちます。バッテリー持ちは問題ない印象です。
ACアダプターとUSBケーブルは非同梱で注意
33W充電対応はエントリーとしてはパワフルであることが魅力です。ですが、ACアダプターとUSBケーブルが非同梱であることは注意です。
保護ケースも非同梱で、必要な場合には別に用意する必要があります。一方で、保護フィルムはディスプレイに貼付け済みです。
別記事にまとめているように、PPSの急速充電に対応しています。
PPS対応のPD充電器を使うとかなりパワフルに充電できるのでおすすめです。
OPPO Aシリーズ初のおサイフケータイ対応
日本版「OPPO A79 5G」はおサイフケータイ(FeliCa)に対応。OPPO Aシリーズでは初のおサイフケータイ対応です。
また、IP54レベルの防水・防塵性能を備えていて、ちょっとした水濡れであれば安心して使用できます。
ボディカラーはグリーン、ブラックの2色展開です。グリーンカラーはラメ調のアクセントもあります。
全体的にフラットな形状が印象的で、背面はラメ調のアクセントなどの特徴的なデザイン。樹脂感はありますが、エントリーとしてはそれなりに質感を頑張っている印象です。
特徴的な背面デザインは好みが分かれそうと感じています。また、ボディの公称重量は約193gでいたって普通。
「OPPO A79 5G」はデュアルSIM対応!注意点あり!
「OPPO A79 5G」はデュアルSIMに対応。2枚のSIMカードを併用することが可能です。
ただし、ワイモバイル版はnanoSIM+eSIM、他モデルはnanoSIM+nanoSIM/eSIMの対応と仕様に違いがあるので注意です。
ワイモバイル版は2枚の物理SIMを同時に挿して使うことはできません。
「OPPO A79 5G」の価格
「OPPO A79 5G」の価格は以下の通りです。
- SIMフリーモデル 29,800円
- 楽天モバイル 33,800円
- ワイモバイル 21,996円
3モデルを比較すると、ワイモバイル版の安さが際立っています。
SIMフリーモデルの市場想定価格はおよそ3万円。この価格の場合には他のミドルスペックスマホと競合します。
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まとめ:「OPPO A79 5G」実機レビュー!低価格スマホの実力が気になる!
以上、OPPOのAndroidスマートフォン「OPPO A79 5G」実機をレビューした状況について紹介しておきました。
OPPO Aシリーズ初のおサイフケータイ(FeliCa)対応など、シリーズ内では確実に進化したと感じるものになっています。
エントリー機と考えるとスペックで大きな弱点はありません。
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値下がりのスタンダードミドル機と競合!
ただし、オープンマーケットモデルの価格帯は、タイミングによってはOPPO Reno7 Aやmoto g52シリーズと競合。
同じような価格帯になっている場面で比較すると他モデルの方がベターチョイスになるでしょう。
一方で、ワイモバイル版は機種変更も含めてオンライン割引があって、価格帯に魅力があります。
実際に使ってみるとエントリー機としては悪くない仕上がりと感じています。今後の実売価格の推移が大きな鍵を握ると見ています。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
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