この記事には「arrows We2 Plus m06」実機を使ってレビューした内容を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
「arrows We2 Plus」を実際に使ってみて良かった点とイマイチだった点を正直にまとめています。購入を検討している場合の参考にしてみてください。
※FCNTさんよりサンプル機をお借りしています
「arrows We2 Plus」実機レビュー!使用感良好のミドルスペックスマホ!
「arrows We2 Plus」は、2024年8月より順次発売のミドルスペック5Gスマートフォン。
「arrows We2 Plus」のボディカラーはスレートグレイ、シャンパンシルバーの2色展開。
レビュー機はSIMフリーモデルのスレートグレイカラー。IIJmio限定の12GB RAMモデルです。
今回のarrows We2シリーズとしては「arrows We2 Plus」と「arrows We2」の2モデルがリリースされています。
NTTドコモ/楽天モバイルのキャリアモデル有り!
「arrows We2 Plus」には、オープンマーケット向けのSIMフリーモデルとNTTドコモ/楽天モバイルのキャリアモデルが有ります。
auでは「arrows We2 Plus」の取り扱いはありませんが、べージックモデルの「arrows We2」の取り扱いがあります。
では、さっそく主な特徴とともに実機を使ってみた使用感をまとめていきます。
144Hz対応の約6.6インチ有機ELディスプレイ
「arrows We2 Plus」は、144Hz対応の約6.6インチAMOLED(有機EL)ディスプレイ(2400×1080)を搭載。
解像度はフルHD+で精細感は問題なく、もちろん視野角も広いです。
ディスプレイのピーク輝度は1200nitとミドルレンジスマホとしては不満ナシ。相当な直射日光下でなければ視認性は十分です。
ただし、デフォルトのディスプレイ表示の色味は個人的にイマイチ。カラー設定を「自動調整」に変更すると大きく改善されました。
ディスプレイの色味が気になる場合には設定を変更してみることがおすすめです。
なお、「arrows We2 Plus」のWidevineセキュリティレベルはL1に対応しています。
最大144Hzのハイリフレッシュレート対応!ただし注意点あり!
「arrows We2 Plus」は最大144Hzのリフレッシュレートに対応。滑らかな画面表示が楽しめることが魅力です。
ただし、デフォルトでは60Hzに設定されています。滑らかな画面表示を楽しみたい場合には設定を変更しておく必要があります。
設定メニューの「ディスプレイ」→「滑らかな画面表示」からリフレッシュレート設定を変更できます。
保護フィルムの貼り付けは無し
「arrows We2 Plus」のディスプレイには保護フィルムが貼られていません。
使い始めるときにフィルムが貼られていないと困る場合にはあらかじめ用意しておきましょう。
ステレオスピーカー搭載で3.5mmイヤホンジャック有り!
「arrows We2 Plus」のスピーカーはステレオで、3.5mmイヤホンジャックを搭載。
Dolby Atmos対応のステレオスピーカーは、ハイレゾオーディオもサポートしています。
スピーカーは音量はやや控えめですが、クリアさがあり高音と低音もそれなりに聞こえます。多くのユーザーが満足できるレベルと感じています。
また、3.5mmイヤホンジャック搭載でスピーカーの音質が不満の場合に有線イヤホンを使いやすいことも良いです。
指紋認証センサーはボディ側面に!指紋認証の使い勝手は良好!
「arrows We2 Plus」の指紋認証センサーはボディ側面に搭載。指紋認証センサーは電源ボタンと一体型です。
指紋認証センサーの使い勝手は良好です。軽く触れるとスムーズにロック解除できます。
特定の指紋データと紐づけたアプリを指紋認証後にすばやく起動できる「FASTフィンガーランチャー」機能を搭載。
ロック解除後に使用頻度が高いアプリがある場合には設定すると便利です。
さらに、電源キーには「Exlider」機能を搭載。指の動きを読み取って画面を触れずに片手でスクロールできて便利です。
「Snapdragon 7s Gen2」搭載で快適なパフォーマンス
「arrows We2 Plus」のSoCは「Snapdragon 7s Gen2」を採用。クアルコム製の4nm製造プロセスSoCです。
日本発売済みのスマホでは「Redmi Note 13 Pro 5G」が同じSoC搭載で日本でも発売されています。
実測AnTuTuベンチマークスコアはおよそ60万
実測AnTuTuベンチマークスコアは60万強。ウェブ閲覧や動画視聴などのライトユース中心であれば快適に楽しめます。
国内ミドルレンジでは平均的なパフォーマンスで、3Dゲームなどのヘビーユースを想定しなければ満足できる場合が多いでしょう。
実際に計測した総合ベンチマークスコアは「OPPO Reno11 A」とかなり近いです。
実際の使用感もかなり近く、動作の快適性としては同等と感じています。
また、RAM容量が8GB/12GBとミドルレンジとしては大容量。より安心できることも良いです。
最大8GBの仮想RAM(仮想メモリ)にも対応していています。
デフォルトではOFFに設定されているので必要な場合には設定してみましょう。
12GB RAMはIIJmio限定です
内部ストレージは256GBと十分で、初回起動直後の空き容量は約235GBでした。
空き容量がこれだけあれば、アプリを色々とインストールしたい場合にも安心です。
また、microSDカードを挿せるので、もし容量不足が心配な場合にも対応できます。
OSはAndroid 14搭載でarrows独自機能をプラス!アップデート保証あり!
「arrows We2 Plus」のOSはAndroid 14を搭載。プリインストールアプリがそこまで多くないことは良いです。
基本的な使い勝手はピュアAndroidに近い雰囲気で、一部の他メーカーのようなごりごりカスタムOSではありません。
他メーカーのAndroidスマホからの機種変更でもスムーズに使い始めることができる場合が多いでしょう。
プラスして、数多くのarrows独自の機能が用意されています。独自機能があること自体は良いですが、独自機能の通知頻度多めであることはイマイチと感じています。
「arrows We2 Plus」では、最新Android OSへのアップデートを最大3回まで保証と公言されています。
また、セキュリティアップデート更新は最大4年。アップデート保証がありで、より安心して使えることは良いです。
アップデート保証はスマホによって異なる要素になるので、比較しておくと良いポイントです。
背面センサーで自律神経パワーを計測可能!
「arrows We2 Plus」の背面カメラ下には自律神経パワーを算出できるセンサーを搭載。
計測結果に基づいて、改善のための生活習慣を紹介してくれます。なお、1回の計測に掛かる時間はおよそ2分でした。
どうしても横並びになりがちなミドルスペックスマホであるので、他との明らかな違いになっています。
実際に自律神経パワーを計測してみると、20代前半から50代まで数値がぶれています。
計測状況の違いもあると思いますが、やはりブレ幅が大きいと計測のモチベーションはそれほど上がらないのが正直なところです。
大容量5000mAhバッテリーを搭載!ACアダプターは非同梱!
「arrows We2 Plus」のバッテリー容量は5000mAh。普通に使う場合であれば1日は余裕で使えるバッテリー持ちです。
大容量バッテリー搭載でQnovo社との共同開発の独自技術で電池の劣化を抑えて使えるとのことです。
急速充電はUSB Power Delivery 3.0に対応。ACアダプターが非同梱であることには注意が必要です。
急速充電の詳細スペックは不明ですが、PPS対応のUSB PD充電器を使えば30W近くで充電できました。
非PPSのものを使うと出力低めになったので、PPS対応のものを選ぶ場合のほうがベターになる可能性はありそうです。
ユーザーとしては、急速充電のスペックはもう少し情報がほしいと感じる場合はあるでしょう。
「arrows We2 Plus」の重さと大きさ!デザインの質感は?
「arrows We2 Plus」のボディ重量は公称182gです。実際に計測してみてもほぼ同等の結果でした。
6.6インチディスプレイ搭載スマホとては軽い部類に入るので、比較的扱いやすいです。
スペックシートでのボディサイズは75x162x8.5mm。6.6インチディスプレイ搭載でボディ幅はそれなりにあります。
基本的には両手での操作がメインとなる場合が多いでしょう。
IP68レベルの防水防塵と耐衝撃に対応していることが魅力です。さらに、arrowsスマホでお馴染みのハンドソープでまる洗いにも対応しています。
めちゃくちゃ高級感のあるデザインではなく、無難にまとめられています。尖り感のあるデザインが好みの場合には物足りなさを感じる場合ありそうです。
OIS対応の5010万画素カメラを搭載!
「arrows We2 Plus」の背面には5010万画素(標準 F1.8 1/2.7″ OIS)+800万画素(広角 F2.2)のデュアルカメラを搭載。
OIS対応の5010万画素カメラ搭載が大きな特徴です。クアッドピクセル技術を採用し、光感度を高めているとアピールしています。
なお、最新スマホとしてはカメラの出っ張りはかなり少ないです。
一方で、他のミドルレンジと比べるとセンサーサイズは大きくはないです。特に暗所でどのぐらい撮れるかは気になるポイントです。
比較のために「OPPO Reno11 A」でも同じように撮影しておきました。
「arrows We2 Plus」の標準カメラで撮影
「arrows We2 Plus」の標準カメラで撮影したものが以下のとおりです。
「arrows We2 Plus」で撮影したものは色味が見た目に近いのでぱっと見てキレイに撮れていると感じます。
暗所でも光学手ブレ補正(OIS)対応で、全体的には安定して撮影できます。
センサーサイズだけをみると不安に感じる場合もあると思いますが、実際に撮影してみると大きな不満を感じない仕上がりの印象です。
なお、標準カメラの動画撮影は最大4K 30fpsまで対応しています。
「arrows We2 Plus」の広角カメラで撮影
「arrows We2 Plus」の広角カメラで撮影したものが以下のとおりです。
800万画素カメラと強力ではないので、そこまで期待できるレベルではありません。解像感はそれなりで、暗所撮影には厳しめです。
日中の明るい場面であればそれなりに撮れるので、ライトに撮影したい場合であれば問題ないでしょう。
同等の価格帯の他スマホも同じような場合が多く、大きなプラスマイナスは無いと感じています。
「arrows We2 Plus」の価格・発売日
2024年9月時点での「arrows We2 Plus」の通常一括価格は以下の通りです。
- NTTドコモ 62,150円
- 楽天モバイル 49,900円
- IIJmio(12GBモデル) 54,800円
- SIMフリー 59,950円
オープンマーケット向けのSIMフリーモデルであれば、12GB RAM搭載のIIJmio限定モデルのオトク度が高いです。
IIJmioではのりかえ特別価格でも販売されているので、魅力的な選択肢になるでしょう。
「arrows We2 Plus」の発売日は以下の通り。
- NTTドコモ 2024年8月9日
- 楽天モバイル 2024年10月15日
- IIJmio(12GBモデル) 2024年8月14日
- SIMフリーモデル 2024年8月16日
キャリア版では楽天モバイル版が手頃な価格設定ですが、発売日が他モデルよりも遅いです。
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「arrows We2 Plus」のスペック・対応バンド
「arrows We2 Plus」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android 14
- ディスプレイ:6.6 インチ(2400×1080)
- SoC:Snapdragon 7s Gen2
- RAM:8GB/12GB
- ROM:256GB
- カメラ:REAR:50.1MP+8MP FRONT:16MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
- 指紋センサー:○(側面)
- USB:Type-C
- バッテリー:5000mAh
- サイズ:75(W)x162(H)x8.5(D) mm
- 重量:182g
当然ながらおサイフケータイ(FeliCa)にも対応しています。
「arrows We2 Plus」のSIMフリーモデルの対応バンドは以下のとおりです。
5G:n1 / 3 / 28 / 41 / 77 / 78 / 79
LTE(国内):B1 / 3 / 8 / 18 / 19 / 21 / 28 / 41 / 42
LTE(国外):B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 28 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42
3G(国内):-
3G(国外):I / II / IV / V / VIII
GSM:850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz
SIMフリー版「arrows We2 Plus」の対応バンドはかなり充実しています。
ドコモ5Gのn79にも対応していることは、ドコモ回線を使いたい場合にはうれしいポイントです。
nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応!
「arrows We2 Plus」の対応SIMはnanoSIM/eSIM。nanoSIM+eSIMのデュアルSIM運用が可能です。
2枚のnanoSIMを同時に挿すことはできないので、用意するSIMの組み合わせには注意です。
なお、カードスロットはSIM無しで引き出せるタイプで便利です。
まとめ:「arrows We2 Plus」実機レビュー!使用感良好のミドルスペックスマホ!
以上、「arrows We2 Plus」実機を使ってレビューした内容について紹介しておきました。
「arrows We2 Plus」は大きな弱点がなく、使い勝手の良いミドルスペックスマホに仕上がっていると感じます。
価格は納得感あるものになっているので、興味があればぜひ手にとってもらいたいミドルスペックスマホです。
実際に「arrows We2 Plus」を使ってみて良かった点とイマイチだった点をまとめておきます。
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「arrows We2 Plus」を使って良かった点
「arrows We2 Plus」を実際に使って良かった点は以下の通り。
ライトユースであれば十分に快適に使えるパッケージで、arrowsスマホらしい使い勝手がプラスされています。
価格を考えると、FCNTの気合いを感じています。
「arrows We2 Plus」を使ってイマイチだった点
「arrows We2 Plus」を実際に使ってイマイチだった点は以下の通り。
使い始めるとarrows独自機能の通知がそこそこの頻繁にあるので、シンプルに使いたい筆者にとってはイマイチと感じています。
急速充電の仕様がはっきり公開されておらず、充電器選びが難しいことは気になるポイントです。
【結論】「arrows We2 Plus」は魅力的ありのミドルスペックスマホ
「arrows We2 Plus」を使ってみると、大きな弱点がなく良バランスのミドルスペックスマホと感じています。
2024年9月時点でもっとも比較対象になりそうなスマホは「AQUOS sense8」と予想しています。
「AQUOS sense8」は2023年発売スマホですが、「arrows We2 Plus」の方が快適に使えると感じています。
AQUOS senseの新モデル次第で状況が変化しそうですが、arrowsスマホがぜひ注目しておきたい存在になることは間違いないでしょう。
購入したい場合にはMVNOのセールやキャリアのキャンペーンでオトクに購入する方法をチェックしてもよいでしょう。
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「arrows We2 Plus」と「AQUOS sense8」のスペック比較
最後に最も比較対象になりそうな「arrows We2 Plus」と「AQUOS sense8」のスペック比較は以下のとおりです。
arrows We2 Plus | AQUOS sense8 | |
---|---|---|
ディスプレイ | 144Hz 6.6″AMOLED | 90Hz 6.1″AMOLED |
解像度 | 2400×1080 | 2432×1080 |
SoC | Snapdragon 7s Gen2 | Snapdragon 6 Gen1 |
RAM | 8GB/12GB | 6GB |
ROM | 256GB | 128GB |
背面カメラ | 50.1MP+8MP | 50.3MP+8MP |
前面カメラ | 16MP | 8MP |
指紋認証 | 側面 | 側面 |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
急速充電 | 対応 | 対応 |
サイズ(mm) | 75x162x8.5 | 71x153x8.4 |
重量 | 182g | 159g |
「arrows We2 Plus」と「AQUOS sense8」の最も大きな違いはサイズや重さです。
ディスプレイサイズが異なるので、コンテンツの迫力かコンパクトなサイズのどちらを重視したいかが大切な判断ポイントです。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
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