この記事には「Xiaomi Smart Band 9」実機をレビューした内容を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
有機ELディスプレイ搭載の低価格スマートバンド「Xiaomi Smart Band 9」の良かった点とイマイチだった点をまとめておきます。
安すぎ!「Xiaomi Smart Band 9」実機レビュー!
「Xiaomi Smart Band 9」は、2024年8月に日本発売のスマートバンド。
過去のXiaomi Smart Bandを使ってきたので、人気有機ELスマートバンドの新モデルも購入してみました。
実機を使ってみて良かった点とイマイチだった点をまとめておきます。
ニーズの高い機能をしっかりカバーしていて、しかも価格はめちゃ手頃。正直、コスパ最強クラスのスマートバンドと感じています。
60Hz対応の1.62インチ有機ELディスプレイを搭載!
「Xiaomi Smart Band 9」は、60Hz対応の1.62インチAMOLED(有機EL)ディスプレイ(490×192)を搭載。
最大60Hzのハイリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示が楽しめることが良いです。また、ディスプレイの解像度は十分で表示の精細感は問題なし。
ディスプレイのタッチ操作に対するレスポンスは問題なく、快適に操作可能です。安価なスマートバンドでは動作がややもたつく場合がありますが、それがないことも良いです。
一方で、物理ボタン非搭載で、文字盤を素早く表示したい場合に時間がかかってしまうことは個人的にストレスを感じるポイントです。
ディスプレイを手で覆って消灯する機能はあるので、再点灯時に文字盤表示に自動遷移してほしいところです。
ピーク輝度が1200nitと大幅にアップ!
「Xiaomi Smart Band 9」の公称ピーク輝度は1200nitと前モデル(600nit)から大幅にアップ。屋外での利用時にも十分な明るさで視認性が高いことが魅力です。
明るい屋外での利用が多い場合にはうれしいピーク輝度のアップになるでしょう。
ディスプレイの明るさの自動調整機能にも対応し、使用環境に応じた明るさになります。明るさを細かく調整する必要はありません。
常時点灯表示(AOD)に対応で素早く時間をチェック可能!
もちろん、「Xiaomi Smart Band 9」は常時点灯表示(AOD)にも対応しています。
常時点灯表示用の文字盤は通常の文字盤よりもシンプルなデザインです。時間は素早く確認できるので便利です。
常時点灯用文字盤はそれほど多くの情報が表示されていません。表示自体も暗めで、ミドルレンジ以上のスマートウォッチとは差を感じます。
また、常時点灯表示利用時でも不満ないバッテリー持ちになっていることはかなり魅力的です。
無料で使える文字盤が充実!
「Xiaomi Smart Band 9」には数多くの文字盤が用意されていて、気分やシーンに応じて文字盤を変えて楽しむことができます。
「Mi Fitness」アプリを使えばたくさんの文字盤から素早く変更できます。また、無料で使える文字盤がかなり充実していることは良いポイントです。
一方で、2024年9月時点で筆者環境ではカスタム文字盤が上手く設定できません。スマホを変えたりしましたが、改善できずに、アップデート改善を待っています。
新たなメタルフレームデザイン採用で質感が向上
「Xiaomi Smart Band 9」はアルミニウム合金のメタルフレームを採用。
前モデルはメタル調のフレームでしたが、本モデルではメタルフレームにアップグレードされています。
ぱっと見た感じは前モデルとそれほど雰囲気が変わっていませんが、ちゃんとアップグレードされているのは良いです。
「Xiaomi Smart Band 9」の大きな特徴である軽量ボディはそのままで、手につけていても負担感少なく使えます。
特に睡眠時のモニタリングでは手につけておく必要があるので、寝ているときにも気になりにくいことは良いです。
スマートウォッチは常に身につけておく想定になるので、軽さは大きな魅力になります。
4色のカラバリ展開で好きなカラーを選びやすい!
「Xiaomi Smart Band 9」のボディカラーはブラック、シルバー、ブルー、ピンクゴールドの4色展開。
従来モデルよりもカラバリが充実して、好きなカラーを選びやすくなりました。
ちなみに筆者はシルバーカラーをチョイスしています。フレームカラーの違いを確認しながら好きなカラーを選んでみましょう。
スピーカーとマイクは非搭載
「Xiaomi Smart Band 9」はスピーカーとマイクは非搭載です。
スマホの音楽コントロールは可能ですが、バンド単独の音楽再生には対応していません。
これらが必要な場合には、「Xiaomi Watch S3」などの他のスマートウォッチを検討してください。
クイックリリース方式でバンド交換がかんたん!
「Xiaomi Smart Band 9」はバンド脱着にクイックリリース方式を採用。
ボタンを押すだけでバンドをかんたんに取り外すことができます。なお、バンドは前モデルBand 8と互換性ありで、サードパーティ製も含めると交換バンドの選択肢は十分です。
一方で、Band 7以前とはバンドの互換性が無いので注意してください。
今回はフレームの質感が向上しているので、よりバンド交換を楽しめます。ぜひ、好みのバンドを探して交換してみましょう。
「Xiaomi Smart Band 9」の驚異的なバッテリー持ちが魅力大!
「Xiaomi Smart Band 9」の公称バッテリー駆動時間は最大21日。前モデルが16日であったので、バッテリー持ちが強化されています。
実際にバッテリー容量が190mAhから233mAhにアップ。いつ充電したかを覚えていないほどの驚異的なバッテリー持ちです。
充電を頻繁に必要なスマートウォッチから買い替える場合には、そのバッテリー持ちに驚くこと間違いなしです。
あまりに充電頻度が少ないので、充電クレードルがどこにあるかを忘れてしまいそうなぐらいです。
AOD使用時であっても最大9日間です。AOD使用時であってもバッテリー残量を常に気にする必要はありません。
背面に付属のクレードルをマグネット接続して充電します。なお、ワイヤレス充電には非対応です。
ACアダプターは非同梱であるので、必要な場合には用意しておきましょう。
心拍数や睡眠などのモニタリングやワークアウトを記録!
「Xiaomi Smart Band 9」は心拍数や睡眠などのモニタリング機能に対応。
「Mi Fitness」アプリを使えば細かなデータをチェックできて、日々のサイクル改善に活かせます。
アプリ通知にも対応し、LINEなどの特定のアプリの通知をバンド側で受け取ることができます。
なお、バンド側でのメッセージ返信には非対応です。バンドの操作でスマホの該当の通知を開くことはできます。
150以上のワークアウトモードに対応!GPSは非搭載!
「Xiaomi Smart Band 9」は150種類以上のワークアウトモードに対応。
5ATMの耐水性を備えていて、幅広いシーンでワークアウトの記録が可能です。
GPSなどの衛星測位システムは非搭載です。ワークアウトコースの記録には、連携しているスマホのGPSを使います。
スマホを持たずに本格的にワークアウトに励んで、コースを記録したい場合には注意です。
一方で、常にスマホを持っている場合も多いでしょうし、そういった場合には不満を感じることは少ないでしょう。
「Xiaomi Smart Band 9」の価格!驚異的な日本版の価格!
日本版「Xiaomi Smart Band 9」の市場想定価格は5,480円です。
グローバル版の公表価格が39.99ユーロ(約6,200円)で、日本版の価格設定は気合バチバチです。
実際の使い勝手の良さを考えると、驚異的な価格設定といっていいでしょう。
しかも、中国以外では最速級リリースであることも日本ユーザーにとってうれしいポイントです。
「Xiaomi Smart Band 9」のスペック
「Xiaomi Smart Band 9」の主なスペックは以下のとおりです。
- ディスプレイ:60Hz 1.62インチ有機EL(490×192)
- 最大輝度:1200nits
- バッテリー容量:233mAh
- GPS:ー
- 本体サイズ:46.53×21.63×10.95mm
- 本体重量:15.8g
- 耐水:5ATM
「Xiaomi Smart Band 9」と「Xiaomi Smart Band 8」のスペック比較
「Xiaomi Smart Band 9」と「Xiaomi Smart Band 8」のスペックを比較したものが以下のとおりです。
Band 9 | Band 8 | |
---|---|---|
ディスプレイ | 60Hz 1.62″AMOLED | 60Hz 1.62″AMOLED |
解像度 | 490×192 | 490×192 |
バッテリー容量 | 233mAh | 190mAh |
通常駆動時間 | 21日間 | 16日間 |
GPS | ー | ー |
耐水性 | 5ATM | 5ATM |
サイズ(mm) | 46.53×21.63×10.95 | 48×22.5×10.99 |
重量 | 15.8g(ストラップ無し) | 27g(ストラップ含む) |
まとめ:安すぎ!「Xiaomi Smart Band 9」実機レビュー!
以上、「Xiaomi Smart Band 9」実機をレビューした内容について紹介しておきました。
前モデルから大幅な変更はありませんが、確実にブラッシュアップされた仕上がりです。もちろん、ニーズの高い機能をカバーしています。
「Xiaomi Smart Band 9」の良かったところ
「Xiaomi Smart Band 9」を実際に使ってみて良かったところは以下のとおりです。
特に、ディスプレイとバッテリーのアップグレードがかなり印象的です。
その優れたバッテリー持ちには驚く場合は多いでしょう。ほんと、いつ充電したかを忘れてしまいます。
「Xiaomi Smart Band 9」のイマイチなところ
「Xiaomi Smart Band 9」を実際に使ってみてイマイチだったところは以下のとおりです。
大きな不満点は操作後に文字盤に戻す場合に操作に手間取ってしまうことぐらいです。
HUAWEI Bandシリーズのように、マジでかんたんな物理ボタン有ったらさらに強すぎる!と個人的には感じています。
低価格有機ELスマートバンドの魅力的な選択肢!
常に身につけていても負担感が少なく、ニーズの高い機能はしっかりカバーしています。しかも価格はめちゃ安です。
低価格の有機ELスマートバンドがほしい場合にはかなり魅力的な選択肢になることは間違いないでしょう。
前モデルBand 8から劇的な変化はありませんが、Band 7以前のユーザーであればかなり変化を実感できるでしょう。
コスパが非常に高く、ニーズの高い機能をカバーしているので、強くおすすめできるスマートウォッチです。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
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