この記事にはGoogleのスマートフォン「Google Pixel 10 Pro」実機をレビューした内容を紹介しています。

どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
Googleの新たなフラグシップモデルがリリースされたので購入してみました。実際に使ってみて良かった点といまいちだった点を正直にまとめておきます。
「Google Pixel 10 Pro」実機レビュー!快適に使えるGoogleフラグシップ!

「Google Pixel 10 Pro」は2025年8月発売の5Gスマートフォン。Pixel 10とPixel 10 Pro XLも同時に発売されています。
今回はGoogleストアで「Google Pixel 10 Pro」の256GBモデルを購入。
購入時点の端末価格は174,900円で、「Google Pixel 9 Pro」から機種変更しました。
なお、NTTドコモ/au/SoftBand/楽天モバイルのキャリアからもリリースされています。
では、さっそく「Google Pixel 10 Pro」実機を使って特徴と使用感をまとめておきます。
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120Hz対応の6.3インチLTPO OLEDディスプレイを搭載!

「Google Pixel 10 Pro」は、120Hz対応の6.3インチLTPO OLEDディスプレイ(2856×1280)を搭載。
従来モデル同様に6.3インチのディスプレイを採用。その扱いやすいサイズ感はやはり魅力的です。
「Xiaomi 15」とはサイズが近くて特徴の違いがあるので、気になる場合は比較がおすすめです。
フルHD+を上回る高解像度ディスプレイ!解像度変更が可能!

フルHD+を上回るディスプレイ解像度で、精細感あるきめ細かな画面表示に満足できます。

ディスプレイ解像度は以下のものを設定できます。
- 高解像度 2410×1080
- 最大解像度 2856×1280
解像度をカスタマイズできて、何を優先するかを選べることはグッドです。
デフォルトは「高解像度」設定で、その精細感は十分です。さらに精細感にこだわりたい場合には「最大解像度」に変更しましょう。
もちろん、タッチ操作など基本的な操作は快適です。
なお、ディスプレイには保護フィルムが貼られていないので、必要な場合には用意しておきましょう。
3300nitの公称ピーク輝度で明るくて見やすいディスプレイ

「Google Pixel 10 Pro」のディスプレイの公称ピーク輝度は3300nit。日中の屋外利用であっても明るくて見やすいです。
最大輝度は従来モデルの3000nitから3300nitにわずかにアップ。ただし、従来モデルの明るさも満足していたので劇的な変化は感じません。
周囲の明るさに合わせて色合いを自動で暖色や寒色に調整する「アクティブトーン」に対応。
場面によっては色合いに違和感があって使いにくいので、デフォルトの有効から無効に変更しました。
1~120Hz可変のLTPOディスプレイで滑らかさとバッテリー持ちを両立!

「Google Pixel 10 Pro」は最大120Hzのハイリフレッシュレート対応で滑らかな画面表示が楽しめます。
さらに、ハイエンドモデルらしく1~120Hz可変のLTPO技術を搭載。使用状況に応じてリフレッシュレートが自動で可変します。
操作時には120Hz表示され、操作していないときに最小1Hz表示など、滑らかな画面表示とバッテリー持ちを両立して使えることが魅力です。
また、スマホによって違いが出るChromeやYouTubeも問題なく最大120Hzで表示されていました。
なお、デフォルトで最大120Hzのスムーズディスプレイが設定されています。無効化してバッテリー持ちを優先することもできます。
ベゼルはスリムだけどパンチホールが大きめが気になる!

「Google Pixel 10 Pro」のベゼルはかなりスリムです。
廉価モデル「Google Pixel 9a」と比べるとしっかり差別化されています。
ただし、前面カメラのパンチホールがやや大きいことは気になるポイント。フラグシップの期待値を考えると残念です。
超音波式指紋認証センサーは使い勝手が良い!

「Google Pixel 10 Pro」の生体認証は指紋認証と顔認証に対応。
指紋認証センサーは画面内に搭載。超音波式の指紋認証センサーで認証から画面点灯まではスムーズです。
指紋認証センサーの使い勝手は前モデルから大きく改善。快適に使える指紋認証センサーになりました。
もちろん、指紋認証と顔認証は併用できるので両方設定することがおすすめです。
満足クオリティのステレオスピーカー!3.5mmイヤホンジャックは無し!

「Google Pixel 10 Pro」のスピーカーはステレオで、片方は受話口から音が出ています。
やはり左右の音の均等感は弱めになってしまいますが、音量は出てちゃんと鳴っているスピーカーです。
従来モデルからスピーカー音質が大きく改善。スマホのスピーカーとしては十分に満足できる水準だと感じています。
他の多くのハイエンドスマホと同様に3.5mmイヤホンジャックは非搭載。有線イヤホンを使いたい場合には注意しておきましょう。
「Google Pixel 10 Pro」のサイズと重さをチェック!

「Google Pixel 10 Pro」のサイズは72×152.8×8.6mm。ボディ幅が72mmと扱いやすいサイズ感です。
最近のスマホは大型化が進んでいるので、このぐらいのサイズが良いと感じる場合はあるでしょう。
3Dゲームをプレイしない場合であれば使いやすいサイズだと感じています。

「Google Pixel 10 Pro」のボディ重量は公称207gとサイズの割りに重め。
鏡面仕上げのアルミニウムフレームなどフラグシップの雰囲気でギリ我慢できるレベル。
極端に重くはないですが、軽いとも感じていません。
ボディカラーは4色の展開で選びやすい!

「Google Pixel 10 Pro」のボディカラーはMoonstone、Jade、Porcelain、Obsidianの4色展開。
筆者は前モデルにはなかったグリーン系のJadeをチョイス。ブラック系のMoonstoneとObsidian、ホワイト系のPorcelainと合わせた4色です。
安定のカラーラインナップで選びやすい場合が多いでしょう。一方で特徴的なカラーに興味あるユーザーには物足りなさはあるでしょう。
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「Tensor G5」搭載で注目のパフォーマンスをチェック!

「Google Pixel 10 Pro」のSoCは「Tensor G5」を採用。Pixel 10シリーズに新たに搭載された独自SoCです。
「Tensor G5」は、Snapdragon 8 EliteやDimensity 9400+などの他のハイエンド向けSoCと比べると動作パフォーマンスは控えめ。
実際の操作を通じて受ける印象は、「Tensor G4」搭載の前モデルと大きな差がありません。
「Google Pixel 10 Pro」の実測AnTuTuベンチマークスコア

初回起動直後に3回連続で計測したAnTuTuベンチマークスコアは上の通り。AnTuTuベンチマークの総合スコアはミドルハイ水準といったところ。
動画視聴やウェブ閲覧などのライトユースは十分に快適に楽しめるパフォーマンスです。
他のハイエンドSoCと比べるとGPUスコアの差がかなり大きく、3Dゲームを遊びたい場合にはおすすめできません。
Googleはゲーミング用途をそこまで重視していないことは明白。AI性能アップが大々的にアピールされていてAI体験の向上に重点を置く方向性であると感じています。
Googleの最新AI機能を快適に楽しめることにどのぐらいの魅力を感じるかがポイントになるでしょう。
また、発熱はそれなりにあります。極端な発熱ではないですが夏場にポケットに入れていると発熱を感じる場合があります。
総合すると、ライトユース中心でGoogleの最新AIをしっかり楽しみたい場合にはおすすめできるパフォーマンスです。
ストレージ128GBモデルが廃止!microSDカードは非対応!

「Google Pixel 10 Pro」のRAM容量は16GB、内部ストレージ容量は256GB/512GB。
ストレージ128GBモデルが廃止されて、ストレージが256GB以上のラインナップになりました。
初回起動直後のストレージの状況は以下の通り。

空き容量はおよそ233GB。microSDカードは非対応で、たくさんのアプリや動画撮影を楽しみたい場合には512GBモデルがおすすめです。
Android 16搭載で長期のアップデート保証あり!

「Google Pixel 10 Pro」のOSは「Android 16」を搭載。
Pixelスマホお馴染みのピュアAndroidです。他メーカーのスマホからの機種変更でもすぐに慣れるでしょう。
いい意味でも悪い意味でも特徴的な機能性が追加されているわけではないので、何を求めるかのチェックは重要です。
OS、セキュリティのアップデートを発売時点から7年間提供予定です。長期のアップデート保証があることは大きな魅力です。
「カメラコーチ」や「超解像度ズーム Pro」の最新AIを楽しめる!

「Google Pixel 10 Pro」はGemini搭載で、Gemini と音声で会話できる「Gemini Live」にも対応。
さらに、カメラでは数多くのAI機能が撮影をサポートしてくれます。
注目のAI機能としては、AI撮影のアドバイスをくれる「カメラコーチ」、最大100倍ズーム対応の「超解像度ズーム Pro」などが挙げられます。
他にも「マジックサジェスト」や「ジャーナル」などのAI機能に対応。
今後もアップデートが続くと予想され、Google AIをしっかり楽しめることが大きな魅力になります。
nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応!物理SIMを使える!

「Google Pixel 10 Pro」はnanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応。もちろん物理SIMを使えます。
2枚のSIMカードを同時に挿して通信費を抑えることができるので、デュアルSIM運用がおすすめです。
なお、「Google Pixel 10 Pro」の対応バンドは充実の構成でドコモ5Gのn79にも対応しています。
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4870mAhバッテリーでかなり満足のバッテリー持ち!

「Google Pixel 10 Pro」のバッテリー容量は4870mAhと前モデルからわずかにアップ。
バッテリー持ちは良好で、筆者の使い方であれば1日は余裕で持ちます。2台持ちのメイン機ですが、ギリ2日いけるレベルです。
バッテリー容量は標準的なレベルですが、実使用におけるバッテリー持ちはかなり優秀と感じています。
「Google Pixel 10 Pro」は最大30Wの急速充電に対応!ACアダプターは非同梱!

「Google Pixel 10 Pro」は急速充電は有線30W、ワイヤレス15Wに対応。
オプションの純正30WUSB-C PPS対応充電器で約30分で最大55%の充電が可能とのことです。
さらに、Qi2ワイヤレス充電のサポートが大きなトピックです。
ACアダプターが非同梱で、必要な場合には準備する必要があります。
有線充電は際立つパワフルさではないですが、使っていて不満を感じるほどでもありません。
充電器選びは別記事に詳しくまとめているので、よければ合わせてご覧ください。

USBケーブルで外部ディスプレイに映像出力が可能!

「Google Pixel 10 Pro」はUSBケーブルを使った外部ディスプレイへの映像出力が可能です。
Type-CポートはUSB 3.2で、DisplayPort Alternate Modeに対応。高速なデータ転送も可能です。
なお、映像出力は拡張表示は不可で、シンプルな複製表示のみが可能です。
Qi2ワイヤレス充電対応で使い方の幅が拡がる!

「Google Pixel 10 Pro」はQi2ワイヤレス充電に対応。
Qi2はMagSafeと互換性があって、豊富なMagSafeアクセサリーを使うことができます。
幅広い用途に使えることに加えて、Qi2ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーと組み合わると便利でしょう。
充実のカメラ構成で幅広いシーンで撮影を楽しめる!

「Google Pixel 10 Pro」の背面カメラ構成は以下の通りです。
- 5000万画素(標準 F1.68 1/1.3″ OIS)
- 4800万画素(広角 F1.7 1/2.55″)
- 4800万画素(光学5倍望遠 F2.8 1/2.55″ OIS)
カメラ構成については、前モデルから大きな変更はありません。
標準+広角+望遠の充実のカメラ構成で幅広いシーンで撮影を楽しむことができます。
では、実機での撮影サンプルを紹介します。比較のために「arrows Alpha」でも合わせて撮影してきました。
「Google Pixel 10 Pro」の標準カメラの撮影サンプル
まずは「Google Pixel 10 Pro」の標準カメラの撮影サンプルからです。










「Google Pixel 10 Pro」の標準カメラはナチュラルに撮れることが大きな魅力です。
盛った感じがそれほどなく、実際に見たときの雰囲気を保ちながら撮影できることが非常に良いです。
「arrows Alpha」は8万円台でかなりキレイに撮れますが、比べると「Google Pixel 10 Pro」のカメラの魅力がよく分かります。
「Google Pixel 10 Pro」の広角カメラの撮影サンプル
続いて、「Google Pixel 10 Pro」の広角カメラの撮影サンプルです。






広角カメラも標準カメラ同様にとてもナチュラルです。オートで撮影で大きなハズれなく撮れることが良いです。
特に明るさの自動調節が絶妙で、ハードとソフトのハイレベルさを実感することができます。
このレベルで撮れることができれば広角カメラも十分に実用的です。
「Google Pixel 10 Pro」の望遠カメラの撮影サンプル
最後に、「Google Pixel 10 Pro」の望遠カメラの撮影サンプルです。「arrows Alpha」は望遠カメラを非搭載でデジタルズームを使って撮影。


上の写真は10倍ズームでの撮影したものです。「arrows Alpha」のデジタルズームとの差は歴然です。
「Google Pixel 10 Pro」は光学5倍の望遠カメラ搭載で、10倍であれば実用できると感じています。

さらに、「超解像度ズーム Pro」を使って最大の100倍ズームで撮影したものが上の写真です。
「超解像度ズーム Pro」は新開発のAI画像技術によって、くっきりと鮮やかなアップ写真の撮影ができるとアピールされています。
AIによる画像補正によって100倍ズームとは思えないクリアな仕上がりになる場合が期待できます。
シーンによっては不自然な表現になる場合はあることは注意ポイントですが、補正前の画像も保存されているので試す価値はあるでしょう。
今後のアップデートによって進化する可能性もあるでしょうし、楽しみな新機能です。
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まとめ:「Google Pixel 10 Pro」実機レビュー!コスパ微妙だけど快適に使えるGoogleフラグシップ!

以上、Googleのスマートフォン「Google Pixel 10 Pro」実機をレビューした内容について紹介しておきました。
「Google Pixel 10 Pro」は前モデルからコンセプト踏襲で、数多くのブラッシュアップがあります。
通常価格ではコスパ微妙ですが、手に取ると安心して使える仕上がりで満足感があります。
Qi2ワイヤレス充電対応も大きな注目ポイントで、Pixelらしいアクセサリーの充実にも期待です。
「Google Pixel 10 Pro」のおすすめポイント
「Google Pixel 10 Pro」のおすすめポイントは以下の通りです。
「Google Pixel 10 Pro」のおすすめポイントは扱いやすさと安心感。アップデートが長期に渡って提供予定で、安心感があることはかなり大きいです。
ヘビーユースを想定していなければとても快適に使えるスマートフォンです。
「Google Pixel 9 Pro」から機種変更するほどではないですが、Pixelの廉価モデルからであればアップグレードをしっかり体感できるでしょう。
キャンペーンやキャリアの施策の内容によってはオトクに手に入れるチャンスもあるでしょうし、興味があればチェックしておくことがおすすめです。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
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「Google Pixel 10 Pro」のスペック
「Google Pixel 10 Pro」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android
- ディスプレイ:6.3 インチ(2856×1280)
- SoC:Tensor G5
- RAM:16GB
- ROM:256GB/512GB
- カメラ:REAR:50MP+48MP+48MP FRONT:42MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
- 指紋センサー:○(画面内)
- USB:Type-C
- バッテリー:4870mAh
- サイズ:72(W)x152.8(H)x8.6(D) mm
- 重量:207g
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