この記事には日本版「Zenfone 10」実機でAnTuTuベンチマークスコアをチェックした状況を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
注目コンパクトハイエンド「Zenfone 10」実機のパフォーマンスが気になる場合は参考にしてみてください。
なお、ASUS Japanさんよりサンプル機をお借りしています。製品版と一部仕様が異なる可能性があります。
日本版「Zenfone 10」実機でAnTuTuベンチマークスコアをチェック!
ASUS Japanの新型スマートフォン「Zenfone 10」は、2023年9月発売のハイエンドスマートフォン。
日本版はFeliCaローカライズ有りで、前モデル同様にニーズの高いFeliCa&防水・防塵対応の仕様に。貴重なコンパクトハイエンドとして注目が集まります。
SoCにはSnapdragon 8 Gen2を搭載。ハイエンド向けSoC搭載でAndroidで現状最高峰のパフォーマンスが期待できます。
では、さっそく日本版「Zenfone 10」のAnTuTuベンチマークスコアを計測した結果をチェックします。なお、使用機は8+256GBモデルです。
日本版「Zenfone 10」の実測AnTuTuベンチマークスコア
今回のAnTuTuベンチマーク計測にはアプリV9.5.7を使っています。V10使用時とはスコアが異なるので注意してください。
なお、ベンチマークスコアは3回連続で計測したので、スコアの安定性や発熱状況にも注目です。また、計測時にはデフォルトでパフォーマンスモードが有効になっています。
日本版「Zenfone 10」のAnTuTuベンチマークスコアの計測結果は以下のとおり。
日本版「Zenfone 10」の実測AnTuTuベンチマークスコアはおよそ125万点(3回連続計測の平均値)。
さすがに最終計測では少しスコアが下がりましたが、全体的にはSnapdragon 8 Gen2機としては期待通りのスコアを叩き出しています。
5.9インチサイズでヘビーな用途にも十分に対応できるパフォーマンスはかなり魅力的です。
一方で、モニタリング温度が40℃を超えている場面があって発熱はかなり有り。実際に触ってみると、フレーム部分が特に熱くなっていて、上手く放熱していると見ることができるかもしれません。
もちろん、発熱で計測自体が途中で止まることは発生していません。
「Xiaomi 13T Pro」の実測AnTuTuベンチマークスコアと比較
2023年12月に日本発売の「Xiaomi 13T Pro」の実測AnTuTuベンチマークスコアも紹介しておきます。
「Xiaomi 13T Pro」は「Dimensity 9200+」搭載のハイスペックスマホ。Xiaomiの国内フラグシップモデルです。
「Xiaomi 13T Pro」のAnTuTu V9ベンチマークスコアは120万弱といったところ。
「Zenfone 10」にはわずかに届きませんが、かなり近いスコアです。もちろん、普段遣いでは非常に軽快に動作し、ヘビーなゲーム用途にも対応できます。
「Snapdragon 8 Gen3」搭載の「REDMAGIC 9 Pro」とスコア比較
「Snapdragon 8 Gen3」搭載の「REDMAGIC 9 Pro」の実測AnTuTu V9ベンチマークスコアは以下の通り。
「Snapdragon 8 Gen2」よりも新世代のSoC搭載で、AnTuTuベンチマークスコアは30万強ほど上回っています。
ベンチマークスコアにこだわる場合には「Snapdragon 8 Gen3」搭載機は魅力的です。
Androidデバイスの実測AnTuTu V9ベンチマークスコア
他のAndroidデバイスのAnTuTu V9ベンチマークのおよその実測スコア例は以下のとおりです。
機種名 | SoC | AnTuTuスコア |
---|---|---|
REDMAGIC 9 Pro | Snapdragon 8 Gen3 | 1,620,000 |
Zenfone 10 | Snapdragon 8 Gen2 | 1,250,000 |
Xiaomi 13T Pro | Dimensity 9200+ | 1,200,000 |
Xiaomi 12T Pro | Snapdragon 8+ Gen 1 | 1,080,000 |
POCO X6 Pro 5G | Dimensity 8300-Ultra | 1,030,000 |
realme GT 2 Pro | Snapdragon 8 Gen 1 | 990,000 |
POCO F5 | Snapdragon 7+ Gen2 | 950,000 |
Xiaomi 13T | Dimensity 8200-Ultra | 826,000 |
Zenfone 8 | Snapdragon 888 | 780,000 |
Pixel 8 | Tensor G3 | 770,000 |
POCO X4 GT | Dimensity 8100 | 760,000 |
Pixel 7a | Tensor G2 | 680,000 |
POCO F3 | Snapdragon 870 | 680,000 |
Redmi Note 13 Pro+ 5G | Dimensity 7200-Ultra | 620,000 |
Xiaomi 11T | Dimensity 1200-Ultra | 600,000 |
Pixel 6a | Tensor | 590,000 |
Nothing Phone (2a) | Dimensity 7200 Pro | 580,000 |
POCO X3 GT | Dimensity 1100 | 570,000 |
Xiaomi Pad 5 | Snapdragon 860 | 570,000 |
Xiaomi 13 Lite | Snapdragon 7 Gen1 | 560,000 |
Mi 11 Lite 5G | Snapdragon 780G | 500,000 |
realme 9 Pro+ | Dimensity 920 | 490,000 |
OPPO Reno 10 Pro 5G | Snapdragon 778G | 490,000 |
AQUOS sense8 | Snapdragon 6 Gen1 | 470,000 |
Redmi Note 11 Pro 5G | Snapdragon 695 | 390,000 |
Redmi Note 13 Pro | Helio G99-Ultra | 390,000 |
Redmi 12 5G | Snapdragon 4 Gen2 | 390,000 |
OPPO Reno5 A | Snapdragon 765G | 380,000 |
OPPO A79 5G | Dimensity 6020 | 310,000 |
高速な内部ストレージも魅力!
また、「Zenfone 10」の内部ストレージ速度も計測すると、2022年のフラグシップスマホ比で格段に速いです。このあたりは最新規格UFS4.0ストレージの威力を感じます。
ストレージ速度も体感に関わるので、実際に確認してみるとうれしい速さです。
まとめ:日本版「Zenfone 10」実機でAnTuTuベンチマークスコアをチェック!
以上、日本版「Zenfone 10」実機でAnTuTuベンチマークスコアをチェックした状況について紹介しておきました。
5.9インチAMOLEDのコンパクトボディのパフォーマンスが気になっている場合に参考にしてみてください。ヘビーな用途だけでなく、普段遣いの場面でも軽快な動作を体感できます。
コンパクトボディでめちゃ快適な動作!
コンパクトハイエンドであることを考えると、ゲーム訴求よりも、普段遣いでビビるぐらい快適であることが魅力的なポイントになると考えています。
FeliCa&防水防塵に対応していて、99,800円~の想定価格はASUSの日本市場への意気込みをビシバシと感じます。
Android最高峰のパフォーマンスをもつコンパクトハイエンドスマホの有力な選択肢になる場合は多いでしょう。
以上、参考になれば幸いです!
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