この記事にはファーウェイが日本発売のスマートバンド「HUAWEI Band 8」実機をレビューした内容を紹介しています。
どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
ファーウェイさんより「HUAWEI Band 8」のサンプル品を提供いただいております。製品版とは一部仕様が異なる可能性があるのでご注意ください。
「HUAWEI Band 8」を実際に使ってみて、良かったところとイマイチだったところを正直に紹介しておきます。
「HUAWEI Band 8」実機レビュー!扱いやすさ魅力の有機ELスマートバンド!
「HUAWEI Band 8」は、2023年5月11日に日本発売の有機ELディスプレイ搭載スマートバンド。
お馴染みのHUAWEI Bandシリーズの新モデルです。
日本版「HUAWEI Band 8」の価格
日本版「HUAWEI Band 8」の市場想定価格は8,580円。低価格の有機ELスマートバンドのボリュームゾーンです。
競合予想の他のスマートバンドの市場想定価格との比較は以下の通り。
- OPPO Band 2 8,480円
- Xiaomi Smart Band 8 5,990円
「HUAWEI Band 8」の大きな特徴となる有機ELディスプレイをまずチェックしていきます。
鮮やかでキレイな1.47インチ有機ELディスプレイを搭載!
「HUAWEI Band 8」は1.47インチの有機ELディスプレイ(194×368)を搭載。鮮やかでキレイな画面表示を楽しめます。
画素密度が281PPIと平均的ですが、普通にみる範囲では精細感は問題無し。ディスプレイは明るく、屋外で使用しても視認性は問題ありません。
もちろん、有機ELならでの視野角の広さやメリハリのある引き締まった画面表示は大きな魅力です。
ディスプレイはタッチ操作に対応し、その操作性は良好。低価格スマートバンドでは操作もたつきを感じる場合もありますが、「HUAWEI Band 8」の場合は心配なし。
もちろん、手を上げてからのディスプレイ点灯もとてもスムーズです。
OPPO Band 2とデザイン比較
OPPO Band 2(写真右)と比べると、「HUAWEI Band 8」はやや縦長のルックス。
このあたりはスマートバンドによって雰囲気がけっこう違うので、しっかりと事前チェックがおすすめです。
無料文字盤が少ないことが残念
「Huawei Health」アプリには、多数の文字盤が用意されていますが、2023年5月時点で有料文字盤が多く無料の文字盤がかなり少ないです。
無料で楽しめる文字盤の種類が少ないことは、他の競合製品と比べたときに残念に感じます。
美しい有機ELで画面表示を楽しめることが魅力であるので、ぜひアップデート改善を期待するばかりです。
側面に物理ボタン有りで操作性が良い
「HUAWEI Band 8」の側面に物理ボタンを搭載していることは魅力的なポイントです。ディスプレイのスライドやタッチジェスチャー操作に加えて、物理ボタンで操作できることはやはり便利。
スマートバンドサイズだとタッチ操作しにくいと感じる場面があります。素早く使えるボタン操作の選択肢有りはとても大切なことです。
物理ボタンを押すとアプリ一覧表示できることに加えて、ホームに戻る操作を行うことができます。競合製品では物理ボタン非搭載が多いので、使い比べると物理ボタン有りはやはり使いやすいと感じています。
有機ELディスプレイが常時点灯表示(AOD)対応!
「HUAWEI Band 8」は常時点灯(AOD)表示対応であることは注目ポイントです。
常時点灯表示では素早く時間等を確認できて便利です。バッテリー持ち低下とトレードオフになりますが、もともとバッテリー持ち良好で大きなストレスを感じません。
常時点灯有効で設定をいじりながら使ってみると3~4日で充電する感じです。
常時点灯時にも極端に表示が暗くないことも良いです。
スピーカーやマイクは非搭載
「HUAWEI Band 8」はスピーカーやマイクは非搭載。それらを使ったBluetooth通話などの機能には対応していません。
マイクとスピーカーはミドルレンジ以上のスマートウォッチに搭載されているので、必要な場合は上の価格帯の製品を選ぶようにしましょう。
「HUAWEI Band 8」は約14gの超軽量ボディで快適な装着感が魅力!
「HUAWEI Band 8」の大きな魅力はその軽量なボディ。ボディ重量が約14gと驚くぐらいに軽いです。
なお、Xiaomi Smart Band 7が約13.5gであったので、ほぼ同等レベル。軽すぎて手につけていること自体を忘れて焦ってしまうこともあるほどです。
軽量で8.99mmの薄型ボディで、長時間付けていても負担感が少なく、使用感がとても良いです。常に身につけておくスマートバンドであるのでとても重要なポイントです。
ケースなどのデザインの質感はいたって普通です。軽量薄型が大きな特徴であると考えると問題ないと感じています。
ベルトの素材が異なる3つのカラー
なお、サンプル機はブラックカラーですが、他にグリーン、ピンクのカラーがあります。好みに応じてカラーを選ぶことができます。
カラーによって、ベルト(バンド)の材質やデザインが異なっています。どの組み合わせが好みであるかを検討してみましょう。
バンド交換がとてもカンタン!
「HUAWEI Band 8」のバンド交換はとてもカンタンです。バンドの取り外しは背面ボタンをプッシュするだけです。
他のスマートバンドではハンド取り外しが驚愕レベルでムズい場合がありますが、「HUAWEI Band 8」の場合はめちゃくちゃスムーズです。
バンドの幅は約15mmで、一般的なスマートウォッチのバンドと比べてもやや細めです。
「HUAWEI Band 8」は睡眠/心拍数/ストレスのモニタリング機能に対応!
「HUAWEI Band 8」は睡眠モニタリングに対応。バンド本体で睡眠データを確認できることに加えて、「Huawei Health」アプリではさらに詳細なデータチェックが可能です。
睡眠の質を詳細に確認できるので、生活サイクルの改善にも励みたくなりますよね。また、日中に寝落ちしたときにも、しっかり「昼寝」として記録されちゃいます。
HUAWEI Band 8は4つのフォトダイオードの光学式心拍センサーを背面に搭載し、心拍数モニタリングが可能です。
ストレスモニタリング機能にも対応し、ストレスを数値化してくれます。また、座りすぎている場合には休憩を促す通知があります。
他に、血中酸素レベル測定にも対応しています。
モニタリングの精度が従来よりも向上したとのことで、計測されたデータを見ながら日々のサイクルを見直すことができます。
意外と重宝するアラーム、タイマー、ストップウォッチの機能も搭載。もちろん、アプリ通知にも対応しています。
本体側面の物理ボタンで機能を呼び出すことができる操作性は良いです。
「HUAWEI Band 8」は100種類のワークアウトモードを搭載!
「HUAWEI Band 8」はおよそ100種類のワークアウトモードを搭載。
「Huawei Health」アプリではワークアウトの詳細データをチェックすることができます。
5ATMの防水に対応で付けたままで泳ぐことも可能です。なお、動作環境は-10℃ ~+ 45℃とのことです。
GPSなどの衛星測位システムは非搭載
「HUAWEI Band 8」にはGPSなどの衛星測位システムは非搭載です。バンド単独でワークアウト時の位置記録ができません。
同価格帯の競合モデル同様であるので、GPSマストの場合はもう少し上の価格帯の製品を検討する必要があります。
通常使用で約14日間のバッテリー駆動!
「HUAWEI Band 8」の公称バッテリー駆動時間は、通常使用の場合で約14日間。ヘビーユースの場合では約9日間です。
実際に使ってみてもバッテリー持ちがとても良く、公称スペックに近いバッテリー持ちです。バッテリー残量を常に気にするストレスがない事はとても重要です。
やすスマ
常時点灯OFF使用で1日あたりで約10%のバッテリー消費でした。
急速充電対応で素早く充電できる!
「HUAWEI Band 8」は急速充電に対応し、45分の充電でフル充電可能。
5分の充電で約2日間使用可能とアピールされていて、短時間でもしっかりと充電できることは便利です。
実際に急速充電の状況をチェックしてみると、30分充電でバッテリー残量は10%→94%に。少し充電しておけばすぐにフル充電できています。
急速充電対応&バッテリー持ち良好で、充電に大きなストレスを感じないことは非常に重要なことです。
なお、同価格帯のスマートバンドと同様に、ワイヤレス充電には非対応です。
「HUAWEI Band 8」のスペック
日本版「HUAWEI Band 8」の主なスペックは以下のとおりです。
- ディスプレイ:1.47インチAMOLED(194×368)
- 標準駆動時間:通常14日間 ヘビー10日間
- GPS:-
- 本体サイズ:43.45 × 24.54 × 8.99mm
- 本体重量:約14g(ストラップ除く)
- 耐水:5ATM
なお、対応OSはAndroid 6.0以上、iOS 9.0以上です。「Huawei Health」アプリをインストールして利用します。
まとめ:「HUAWEI Band 8」実機レビュー!扱いやすさ魅力の有機ELスマートバンド!
以上、ファーウェイが日本で発売しているスマートバンド「HUAWEI Band 8」をレビューした内容についてまとめておきました。
ニーズの高い機能をしっかりカバーしていて使いやすく、日常生活のアクティビティを手軽に記録したい場合にはかなり魅力的なスマートバンドです。
装着感とバッテリー持ちが良い
軽量薄型で長時間の使っていても快適であることは非常に良いと感じるポイントです。
また、バッテリー持ちの良さや急速充電対応の快適性も好印象です。常にバッテリー切れを心配しながら使うと意外とストレスが掛かるので大切なポイントです。
無料の文字盤の増加に期待
一方で、無料文字盤がとても少ないことは残念なポイントです。アップデート改善に期待です。
他には、音声アシスタント、GPSなどの位置測位システム、アプリ追加、電子決済に非対応ですが、それらが必要な場合はもう少し上の価格帯の製品を検討すると良いでしょう。
「HUAWEI Band 8」は1万円を切る有機ELスマートバンドとしてはかなり有力な選択肢と感じる仕上がりの良さです。
「Xiaomi Smart Band 8」と比較が予想されますが、使い比べると物理ボタンの有無の操作性の差が意外と大きいです。
参考になれば幸いです!
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