この記事にはFCNTのスマートフォン「arrows Alpha」をレビューした内容を紹介しています。

どうも、ガジェットブロガーのやすスマ(X:@yasu_suma)です。
arrowsスマホの最上位モデルを実際に使ってみて良かった点とイマイチだった点を正直にまとめておきます。
※FCNTさんより発売前の開発機(ドコモ版)をお借りしています
「arrows Alpha」実機レビュー!快適性能で使い勝手良好なハイスペックスマホ!

「arrows Alpha」は、2025年8月28日に発売の5Gスマートフォン。
arrowsスマホの最上位モデルで、ハイエンドにかなり寄っていて手頃な価格に抑えたハイスペックなスマホです。
SIMフリー版とキャリア版がリリース!

「arrows Alpha」はオープンマーケット向けのSIMフリーモデル、NTTドコモからキャリアモデル(F-51F)がリリースされます。
スペックは基本的に同じで、キャンペーン内容などを比較しながら選ぶことがおすすめです。
では、さっそく「arrows Alpha」実機を使ってみた印象とともに、その特徴をまとめておきます。
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約6.4インチLTPO AMOLEDディスプレイがとても魅力的!

「arrows Alpha」は、144Hz対応の約6.4インチLTPO AMOLEDディスプレイ(2670×1220)を搭載。
ディスプレイはハイエンドスマホレベルでかなり魅力的なポイントです。
フルHD+を上回る高解像度ディスプレイで、きめ細かい画面表示を楽しめます。
AMOLEDディスプレイの深い黒と高コントラストで、非常にキレイと感じられるディスプレイです。
最大144Hzのハイリフレッシュレートに対応!最小1Hz駆動にも対応!

「arrows Alpha」のディスプレイは最大144Hzのハイリフレッシュレートに対応。滑らかな画面表示を楽しむことができます。

さらに、LTPOテクノロジーを搭載し、1-144Hzの可変リフレッシュレートに対応。
操作していない場面では1Hzに自動的に切り替わるなど、滑らかな表示と省電力性を両立しています。

デフォルト設定では、Google系アプリでは最大90Hz表示、システム操作では最大120Hzに切り替わります。
使用する場面に応じて最大リフレッシュレートは自動で切り替わってきます。
3000nitのピーク輝度で視認性良好で使いやすい!

ディスプレイの公称ピーク輝度は3000nitとハイレベルです。
実際に使ってみても明るさ十分で、日中の屋外も含めて幅広いシーンで見やすいディスプレイです。
目を保護する機能としては、「ナイトディスプレイ」や「ちらつき防止」に対応にしています。
ステレオスピーカーを搭載で音質はまずまず!

「arrows Alpha」のスピーカーはステレオ。2つのスピーカーで臨場感のあるサウンドを体験できます。
実際に聴いてみると、下部スピーカーはクリアでしっかり鳴っていますが、上部スピーカーは音量小さめでこもり気味です。
ステレオスピーカーの音質は可もなく不可もなくと感じています。
指紋認証センサーはボディ側面に電源ボタンと一体型で搭載!

指紋認証センサーはボディ側面に搭載。電源ボタンと一体型のセンサーです。
指紋認証は軽くセンサーをタッチすることで認証できます。指紋認証の使い勝手は良好で、顔認証も併用可能です。
指紋認証を使って、ロック解除と同時にアプリを起動することもできます。
扱いやすいサイズと重さがお気に入りポイント!

「arrows Alpha」のボディサイズは約72(W)x156(H)x8.8(D) mm。
大型な筐体が増えてきている最新スマホの中では比較的コンパクトです。
大きすぎず小さすぎずの6.4インチは持ちやすさもあって、絶妙なサイズ感だと感じています。
ゲームをプレイする場合にはサイズが物足りない可能性はありますが、ライトユース中心であれば使いやすいサイズです。

「arrows Alpha」の重さは実測187.8g。最新スマホでは軽めの部類で、重さに不満を感じることはありません。
実際に使ってみると重いと感じるスマホも多いので、この扱いやすい重さであることは良いと言えるでしょう。
重くないだけなく、23項目のMIL規格に準拠する耐衝撃性も備えています。安心して使いやすい耐久性も特徴です。
「arrows Alpha」はデザインにも不満なし!

「arrows Alpha」のボディカラーはホワイト、ブラックの2色展開。
2024年発売の「arrows We2 Plus」はデザインに物足りなさがありましたが、「arrows Alpha」ではデザインの質感が向上しています。

側面のメタルフレームはヘアライン加工ありのフラットな形状で質感が高いです。
「arrows Alpha」はハイエンドスマホ水準のデザインの質感だと感じています。
「Dimensity 8350 Extreme」搭載でミドルハイクラスのパフォーマンス!

「arrows Alpha」のSoCは「Dimensity 8350 Extreme」を採用。MediaTek製のミドルハイ向けのSoCです。
「arrows Alpha」で3回連続で計測したAnTuTuベンチマークスコアは以下のとおりです。

発売前のサンプル機でスコアは参考程度ですが、ライトユースでかなり軽快に動作するパフォーマンスを備えています。
一方で、3Dゲームなどのヘビーユースを本格的に楽しみたい場合にはやや物足りなさ有り。どのような用途を想定するかが重要なポイントです。
大容量512GBストレージ搭載で安心感あり!

「arrows Alpha」のRAM容量は12GB(DDR5X)、内部ストレージ容量は512GB(UFS4.0)。
特に内部ストレージが512GBと大容量であることが大きな魅力です。さらにmicroSDカードを挿すこともできます。
初回起動直後の内部ストレージの状況は以下の通り。

内部ストレージの空き容量はおよそ484GBです。
空き容量が十分で、たくさんのアプリインストールや動画撮影をしたい場合でもかなり安心感があります。
「Android 15」を搭載!アップデート保証あり!

「arrows Alpha」のOSは「Android 15」を搭載。
arrows独自機能の通知がやや多めですが、基本的な使い勝手は悪くないです。

ホームアプリにはシンプルホームも用意されています。らくらくスマートフォンシリーズをリリースのFCNTらしい仕様です。
発売時点からの3回のOSバージョンアップ、5年間のソフトウェアアップデートの提供が予定されています。
長期にわたるアップデート予定が公言されているので、安心して使いやすいです。
「Exlider」や「FASTフィンガーランチャー」などの独自機能!

「arrows Alpha」はarrowsスマホでお馴染みの独自機能を搭載しています。

独自機能の「Exlider」は、電源キーだけで自動スクロールや画面のズームが可能です。

片手で操作しやすくなるので、混雑している場所で重宝する機能です。

「FASTフィンガーランチャー」は特定の指での指紋認証と同時に好きなアプリを素早く起動できる機能です。
スマホを使う場合によく使うアプリを設定しておくと便利に使えるのでおすすめです。
左側面にアクションキーを搭載!

ホディ左側面にはアクションキーを搭載。
右側面の電源ボタンと反対側にあって押し間違えにくいことが良いです。

キーを使うことでデジタルアシスタント、Googleレンズ、arrows AI、アプリ起動などを素早く使えます。
アクションの種類によって動作を分けることも可能で便利です。
アクションキーとしての使い勝手がしっかり考えられていることが分かりますね!

arrowsスマホでお馴染みの自立神経測定にも対応。カメラ下にセンサーが搭載されています。

自立神経測定にかかる時間はおよそ2分です。それなりに時間が掛るので習慣化しにくい可能性があります。
arrowsハイエンドモデルのターゲットユーザーでは、自律神経測定機能はそこまでニーズは高くないと予想します。
大人の事情もあるかもしれませんが、機能カットしてコストを抑えてくれた方が良かったと感じています。
おサイフケータイ&防水防塵対応!

「arrows Alpha」はおサイフケータイ(FeliCa)に対応し、防水防塵性能はIP66/68/69レベル。
日本でニーズの高い機能をしっかりサポートしています。
前述の通りの耐衝撃性も備えているので、日本向けスマホらしい仕上がりです。
nanoSIM+eSIMのデュアルSIM対応!microSDカードを挿せる!

「arrows Alpha」はnanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応。2枚のSIMカードを同時に使えます。
カードスロットにはmicroSDカード(最大2TB)を挿すこともできます。
microSDカードを挿せるハイスペックモデルはかなりレアになっているので、魅力になる場合はあるでしょう。
5000mAhバッテリー&90W急速充電対応!

「arrows Alpha」のバッテリー容量は5000mAhで、90Wの急速有線充電に対応。
パワフルな急速充電に対応し、90W充電対応のACアダプターが同梱しています。
普通に使う場合には余裕で1日は使えるので、バッテリー持ちには不満がありません。
USBケーブルで外部ディスプレイに映像出力可能!

Type-CポートはUSB 3.1で、USBケーブルでのデータ転送は高速です。
また、USBケーブルを使っての外部ディスプレイへの映像出力が可能です。
3つの5000万画素カメラを搭載!

「arrows Alpha」の背面には5000万画素(標準 F1.88 1/1.56″ LYT-700C OIS)+5000万画素(広角 1/2.7″ F2.05)のデュアルカメラを搭載。
セルフィーカメラも5000万画素で、3つの5000万画素カメラを搭載しています。
光学望遠カメラは非搭載であるので、離れた被写体を撮影したい場合にはデジタルズームを利用します。
標準カメラの写真サンプル
まずは「arrows Alpha」の標準カメラで撮影したサンプル写真です。「POCO F7」と「arrows We2 Plus」でも撮影しています。















光学手ブレ補正対応の1/1.56インチのLTY-700Cセンサー採用の5000万画素カメラで暗所も含めてしっかり撮れます。
特に色味の綺麗さがとても印象的です。ユーザーの好みを捉えるためのチューニングが施されていると予想されます。
ぱっと見てキレイと感じられる写真を手軽に撮影できることは大きな魅力です。
広角カメラの写真サンプル
次に「arrows Alpha」の広角カメラで撮影したサンプル写真です。「POCO F7」と「arrows We2 Plus」でも撮影しています。









5000万画素カメラ搭載で、ミドルレンジの800万画素カメラと比べると解像感は高いです。
1/2.7インチのセンサーサイズですが、暗所でもそれなりに撮れています。
標準カメラと同じように色味が良いです。画作りにこだわりを感じることができます。
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「arrows Alpha」の価格・発売日
「arrows Alpha」の価格は以下のとおりです。
- オープンマーケット版 8万円台
- ドコモ版(F-51F) 89,540円
ミドルハイ水準の価格設定になっています。一部仕様はハイエンドに寄せていてこの価格は納得感があります。
スマホの特徴と価格から、「Google Pixel 9a」と比較される場合がありそうです。
オープンマーケット版、ドコモ版ともに発売日は2025年8月28日です。
「arrows Alpha」のスペック・対応バンド
「arrows Alpha」の主なスペックは以下のとおりです。
- OS:Android 15
- ディスプレイ:6.4 インチ(2670×1220)
- SoC:Dimensity 8350 Extreme
- RAM:12GB
- ROM:512GB
- カメラ:REAR:50MP+50MP FRONT:50MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax
- 指紋センサー:○
- USB:Type-C
- バッテリー:5000mAh
- サイズ:約72(W)x156(H)x8.8(D) mm
- 重量:188g
「arrows Alpha」と「Google Pixel 9a」のスペック比較
「arrows Alpha」と「Google Pixel 9a」のスペックを比較しておきます。
arrows Alpha | Pixel 9a | |
---|---|---|
ディスプレイ | 144Hz 6.4″AMOLED | 120Hz 6.3″AMOLED |
解像度 | 2670×1220 | 2424×1080 |
SoC | Dimensity 8350 Extreme | Tensor G4 |
RAM | 12GB | 8GB |
ROM | 512GB | 128GB/256GB |
背面カメラ | 50MP+50MP | 48MP+13MP |
前面カメラ | 50MP | 13MP |
指紋認証 | 側面 | 画面内 |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5100mAh |
急速充電 | 90W有線 | 23W有線/7.5W無線 |
サイズ(mm) | 72x156x8.8 | 73.3×154.7×8.9 |
重量 | 188g | 185.9g |
価格 | 8万円台 | 79,800円~ |
\ドコモ回線が月30GB2,970円/
まとめ:「arrows Alpha」実機レビュー!快適性能で使い勝手良好なハイスペックスマホ!

以上、FCNTのスマートフォン「arrows Alpha」をレビューした内容について紹介しておきました。
arrowsスマホの最上位モデルは随所にこだわりを感じられます。ユーザーに寄り添うようなパッケージになっていることも魅力です。
ウルトラハイエンドのパフォーマンスには届きませんが、ライトユース中心であれば十分高性能でかなり快適に使えます。
納得感のある価格水準になっていて、まさにコスパハイエンドのコンセプトどおりの仕上がりと感じています。
「arrows Alpha」の良かった点
「arrows Alpha」を実際に使ってみて良かった点は以下の通りです。
ディスプレイはサイズ感も含めてかなり魅力的です。8万円台でLTPOディスプレイ搭載は目を引きます。
また、ストレージが大容量であることは多くのユーザーにとってメリットになるでしょう。
カメラはスペック以上にキレイと感じられる写真が撮れて事前の予想以上に良かったです。
「arrows Alpha」のイマイチな点
「arrows Alpha」を実際に使ってみてイマイチだった点は以下の通りです。
自律神経測定機能はユニークですが、ハイエンドモデルでニーズがそれほどあるとは感じられません。コストカットしてほしかったと感じています。
パフォーマンスはミドルハイレベルで、ハイエンドスマホ水準を求めると届いていません。用途によっては不満になる可能性があります。
FCNTの気合を感じられる魅力的なスマホ!

「arrows Alpha」を手に取ると、ユーザーニーズをしっかり捉えようとするパッケージであることがすぐに分かります。
まさにFCNTの気合いをビシバシと感じられる魅力的なスマートフォンでしょう!
ライトユース中心であれば使い勝手の良さを感じながら使える仕上がりです。
価格も納得感があるので、一般的なミドルレンジでは物足りない場合にはぜひチェックしてほしいスマホです。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
「arrows Alpha」アンケート
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